渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

剣の理

2021年12月25日 | open



剣の理は鉄馬乗術の理と同じ。
剣の術も鉄馬乗術も根幹の核は
原理、道理、物理に規定されて
いる。
その理を解することを「理解」と
ぶ。
大切な事は、理(ことわり)を解(わか)
るという事だ。
ただし、理(ことわり)を論(あげつ
ら)いする事が「理論」ではない
だが、そこを勘違いしている認知
不覚の者は世の中には多い。
そうなると、心根がダークサイド
に転落するので、出口も見えなけ
ば、行く先に光も見えない。
ただ闇の中で行き場の無い魂が
彷徨うだけだ。
そして、邪(よこしま)な悪事を犯し、
他者への罵詈雑言で己が言霊を汚
(けが)し、それを続ける。
心が清浄ではないので、無限地獄
の汚泥から抜け出せない。


鉄馬乗術の理は剣の理と根源は
一(いつ)なり。
剣は心だ。
心正しからずんば、剣また正し
からず。
其の要諦、鉄馬乗術もまた同じ
なりけり。


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