友人とマムシ等の蛇の話をしてい
た。毒ヘビの中でもヤマカガシは
血清の無い危険な毒ヘビだという
事らしい。野戦が本職の奴が言っ
ていた。
世の中いい加減なもんで、私が
子ども時分の1960年代は、ヤマ
カガシを山や田んぼの畦で見つけ
ても「大丈夫、大丈夫、毒ヘビ
じゃないから」などと言っていた。
「なんだ、ヤマカガシか。マムシ
じゃなくてよかった」などと。
とんでもない。毒ヘビだった。
毒ヘビ認定は1974年以降。
咬傷による死亡例も出ている。
血清は試験的に今世紀初頭に作ら
れたのみで、実験保管のみ。
一般的に血清は無い。
しかし、日本の長い歴史の中で
毒ヘビだと誰も気づかななかっ
たのかなあと思う。
怖いですねえ、思い込みは。
子ども時分にはヤマカガシは無毒
と信じ切ってたもんね。
でもどう見ても、模様からして
毒ヘビじゃねえの?という疑問は
持っていたが、やはり研究進むと
毒ヘビだった。
自然界の生物はまだ研究が全く進
んでいない種も多い。
鱒類の研究もそうで、殆ど生物学
的に分かっていない事だらけだ。
ヤマカガシ。どう見ても毒ヘビ(笑
ただ、東日本と西日本のヤマカガシ
は色が違う。西日本のヤマカガシ
は無毒のシマヘビと似ている色合い
なので注意が必要だ。
東日本の関東あたりのヤマカガシは
もうマムシの親戚か?てな程に毒毒
しい。
これ、東日本系ヤマカガシかと。