百年選手の斧も再生させれば使える。
一番右の斧は戦前から家にあった斧だ。
柄(え)のパティーナ感が半端ない。
昔の家は、城下町の街中だろうと薪で
風呂を沸かしたので、各家庭に斧や鉈
は必ずあった。
極端な話、都内であろうとも、銭湯は
つい先ごろまで木材を燃料としていた。
(今もそうかも知れない)
こうした、百年選手のような古い斧
でも、鋼部分が残っている限り、再生
して使うことができる。
古い斧を復活させた例。
赤錆を落としてから砥石で押し、研ぎ
上げる。
今でも十分に使える。
但し、薪の小割りには鉈を使っていた
ためか、小型の手斧が家には無い。
最近、激安物を買った。
ブッシュクラフト・キャンプ用目的。
多分、中華大陸か台湾か東南アジア製
だろう。
全く刃がついていない箱出し出荷だった
ので、現在研ぎ上げ中だ。
柄は少し着色コーティングしてみた。
これもまだ塗り中。乾いてはサンドペー
パーで磨いてまた塗るというのを繰り
返す。
かなり小さいので、野営目的のバイク
パッキングの旅走りでも便利そうな予感。
タバコ4個分以下の激安だが研げば使える。
北欧的ブッシュクラフト三点セット。
斧+ナイフ(プーッコ)+ククサ。
北欧の斧も日本のハツリ用の手斧に
似ている形状の物がある。
道具は、使用目的が同じならば、どこ
の国でも似てくるのだろう。
ハツリ斧はなぜこのようにアゴが長く
なっているのか。それは斧身に手を
くっつけるように柄の上部分を持って
ナイフのようにして斧を使って木を
削ぐように削るためだろう。