渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

2020年06月29日 | open



百年選手の斧も再生させれば使える。
一番右の斧は戦前から家にあった斧だ。
柄(え)のパティーナ感が半端ない。
昔の家は、城下町の街中だろうと薪で
風呂を沸かしたので、各家庭に斧や鉈
は必ずあった。
極端な話、都内であろうとも、銭湯は
つい先ごろまで木材を燃料としていた。
(今もそうかも知れない)

こうした、百年選手のような古い斧
でも、鋼部分が残っている限り、再生
して使うことができる。

古い斧を復活させた例。


赤錆を落としてから砥石で押し、研ぎ
上げる。


今でも十分に使える。


但し、薪の小割りには鉈を使っていた
ためか、小型の手斧が家には無い。
最近、激安物を買った。
ブッシュクラフト・キャンプ用目的。
多分、中華大陸か台湾か東南アジア製
だろう。
全く刃がついていない箱出し出荷だった
ので、現在研ぎ上げ中だ。
柄は少し着色コーティングしてみた。
これもまだ塗り中。乾いてはサンドペー
パーで磨いてまた塗るというのを繰り
返す。
かなり小さいので、野営目的のバイク
パッキングの旅走りでも便利そうな予感。
タバコ4個分以下の激安だが研げば使える。


北欧的ブッシュクラフト三点セット。
斧+ナイフ(プーッコ)+ククサ。
北欧の斧も日本のハツリ用の手斧に
似ている形状の物がある。
道具は、使用目的が同じならば、どこ
の国でも似てくるのだろう。
ハツリ斧はなぜこのようにアゴが長く
なっているのか。それは斧身に手を
くっつけるように柄の上部分を持って
ナイフのようにして斧を使って木を
削ぐように削るためだろう。



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