非常に高度で精巧な加工をして
いる中国製削り物製品。
日本だけでなく、全世界で中国製
の製造物が地球を席巻している。
工業製品だけでなく、食料品、
衣料品においても、今や中国無く
しては地球の日常生活が成り立た
ないようになって来ている。
工業製品の場合、中国の大躍進は
中国政府によるCNC(コンピュー
タによる自動掘削機械)マシンの
導入に負うところが多い。中国
には日本のような突き抜けた技術
を持つ職人などはいない。育ちよ
うがない五千年の歴史だからだ。
中国人に日本人やドイツ人、スイス
人のような緻密な仕事は期待でき
ない。
人のような緻密な仕事は期待でき
ない。
CNCは、データを入力しさえすれ
ば誰でも正確で高度な加工ができ
る。
これにより中国は刃物や工具や工
作機械や加工物の高精度な製品を
作る事ができるようになった。
だが、重化学工業部門では決して
先進国とは並ぶべくもない。質が
果てしなく悪すぎるのだ。
特にゴム類が最悪だ。
これは今のウクライナでの戦争に
おいても、ロシアが使うタイヤや
諸物品では中国製ゴムの質の悪さ
が露呈している。
ゴム等の重化学工業製品はCNC
旋盤での棒削り加工とは勝手が違
うので、良い物は出来ない。
今、日本のオートバイの質が最悪
になって来ている。
開発ライダーを排除して、全てを
コンピュータのデータから車作り
をしようとし始めたからだ。
これが約15年程前から。
今の日本車のレーシングマシンは
誰が乗っても転ぶ。世界チャンピ
オンが乗っても転ぶ。
それ程危険で最低の乗り物になっ
ている。
当然、世界選手権では日本車では
勝てない。危険で転ぶ車だからだ。
人間不在の人間疎外をそれでも日
本人は反省しない。
メーカーの新世代責任者たちが
そうした車を作る。
自分が乗って世界選手権を走って
みろって。転んで死ぬから。
公道市販車も同じ。
そして、昔ながらの人間に一番
近い乗り物を作ろうとしたら、
そうした開発責任者は左遷する。
社内でどんどん追いやって、CNC
旋盤削りのような事をして車を
作ろうとする。それが良い物で
あるかのように大きな勘違いし
て。
車はネジではない。
頭のネジの外れた連中が数字のみ
しか見ないままモノヅクリをして
真に良い物が生まれる筈がない。
一般企業もどんどん世代交代で
目先の事、表層的な数字しか見な
い薄っぺらなゆとり世代が社長や
重役になり企業を仕切り始めてい
る。
質の悪い企業にどんどん転落して
いる。
人間不在、人間疎外について無頓
着であるので、社内で人は大切に
はしない。
日本は中国を全てにおいて真似
しようとしているのだろうか。
そういえば、日本の政治屋たち
も国体は違えど非常に中国に性
質が似ているようにも思える。