渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ぶら下がり健康器

2022年02月20日 | open

ぶら下がり健康器。
デルリンを削り出してネジを切っ
て作ったジグ。
リペアマンのバディ藤田さんが
引退する時にくれた。
18山用と14山用がある。

これは塗装の時とかでキューを
吊るす為のバディ藤田さんの自作
用具だが、塗装後に室内で吊るし
て乾燥させる時にも大いに活躍す
る。


今回はハンドルの刺繍糸のラッピ
ング補修の乾燥での吊るし。




ラップコートが乾燥したら、ガラス
管でぐりぐりと満遍なく何度も押さ
えてこする。疲れて休憩しながら程
こする。旋盤でのローラーよりも
より密にきつく圧縮均しができる。


これ、ギターのボトルネックなの
です(笑
内田勘太郎さんのようなカルピス
の瓶ではなく、専用製作された楽
器器具の一つ。
スライドギター奏法の時、とても
よい音色を奏でる。指入れて弦を
スライドさせて弾く時の物。
これがキューのハンドルラップの
均し作業でかなり使えるのよね。


刀術稽古場行き用の携帯手製刀置
きも、まるで測ったように作業用
キュー掛けとして使える。







いやあ、汎用性がある物は探せば
あるものです。
キューの糸巻きも、ビリヤードの
世界ではアイリッシュリネン糸が
一般的ですが、実は25番手の刺繍
糸がよりきめ細かくて上質な巻き
仕上げになったりもします。
友人が自分のキューに巻いた刺繍
糸のハンドルは極めて緻密に丁寧
に巻いてあり、業者顔負けの仕上
げとなっています。
そして、やはりガラス管でグリグリ
押圧を丹念にやって、さらに薄く
コーティングして、また乾いたら
グリグリやっている。
巻いてから既に10年目になります
が、今でも最高の手触りです。
アイリッシュリネンのハンドル
糸巻きより何倍も良い。
そのうちアップで写真を撮らせて
貰って紹介します。

そのラッピングをしたキュー。
この子が10才の時に父親の指導の
下、自分で時間をかけて丁寧に巻
いて、私の友人である父親が監修
と仕上げをした。
2022年 新年初撞き1ラック目

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