渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ドラマ『スタートレック ディープ・スペース・ナイン』(1993年)

2021年04月20日 | open




『スタートレック DS9』(1993)

宇宙ステーションDS9を舞台に繰り広げ
られる人間(宇宙生物)ドラマ。
その後の新スタートレック・シリーズより
も人間の心について触れられており、この
DS9シリーズはかなり面白い。
宇宙連邦を中心に宇宙の異文化生命体同士
の平和と共存をテーマとしている作品だ。
1993年作なので、まだインターネットも
通信機器のデジタル化の普及も地球上に
存在しない30年近く前の時代の作品。
だが、今観ても非常に感銘を受ける。
人類のテーマの不朽性とは何であるかを
深く教えてくれる。

スタートレックで出てくる超未来の装置
で一番あったら良いなと思うのは、転送
装置だ。
離れた宇宙船からステーションまで人間
を瞬時に空間転送させる。いわば、どこ
でもドアのようなもので、宇宙船間でも
転送できる。
これは数万年後には実現しているかも知れ
ない。
それと、宇宙空間のワームホールを利用し
て、数万光年離れた空間を宇宙船で航行す
る。
これも超未来では実現しているかも知れな
い。

数万年後、理論上は地球上に存在する日本
刀の焼刃はすべて消滅する。
マルテンサイトは生きており、鋼が徐々に
元の鉄に戻って行っているからだ。それは
今も。
それまで人類が生存していて、その古代の
文化遺産を保存できていれば、人類はその
現象を確認できることだろう。
殺し合いと自滅により人類が地球上から
死滅せず、平和と共存をこの狭い地球の
中で実現できていたならば。

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