渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

国家権力が管理する運転免許証

2021年03月30日 | open


これを書いてる人が何を「恐ろしい」とか
言っているのかよくわからない。

「お上はなんでもお見通しであるぞよ」

一緒に立ち食い握り寿司食った時に、ある
人が俺に笑いながら言っ言葉だ。
そらいえてる。その通りだ。
免許証では最初に4376とあったら、1976
年に埼玉県で初免許を取得、という事だ。
これの来歴は免許が取り消しになって再免
取得後もデータとして生きている。再発行
の下一桁の数字もそうだ。
「免許証」は別物になっても、そのナンバ
リングは永遠に残して、個人情報として
国家は管理している。
つまり、「免許証」ではなく、国民個人の
歴として国家が免許取得者の国民ナンバ
リングとして管理している。
国民背番号制のナンバリングは運転免許
制度が嚆矢だ。

最近、運転免許証に本籍地が記載されなく
なった。
戸籍の本籍地はどこにでも法的に合法任意
で置けるのだが、ある友人の運転免許証を
1990年代初期に見せてもらった時にぶった
まげた。
本籍地は「朝鮮」とだけ記載されていたの
だ。
大韓民国でも朝鮮民主主義人民共和国でも
ない。「朝鮮」だ。
そんな国は国際法上も存在しない。
しかし、日本の国、公安委員会発行の公的
な免許証にはそう記載されていた。
法的扱いはどうなっていたのだろう。

現行の免許証のゴールドチップには、実は
運転免許に関する事項以外の情報も当局は
連鎖検索できるようになっているのではな
いだろうか。
ちなみに、警察庁のセンター照会では、
ありとあらゆる犯歴は5秒で照会回答が
くる。
交通違反での検挙であろうとも、交通違反
以外の犯歴もたとえ不起訴事案であろうと
も、即出てくる。即。何年何月何日東京都
公安条例違反とか、公防とか、傷害とか、
準とか。
上掲ネットの記事を書いた人が何を「とん
でもない」と言っているのかが皆目分から
ない。
免許証は個人の所有物ではなく、国家から
与えられて貸与された公的な物だ。私物で
はない。資格は個人の物でも免許証のあの
カードは国家からの借物だ。
そして、免許証には、多くの国民管理の
情報が封じ込まれている。
それをあたかも個人資産であるかのように
自己中心で認識して信じがたい個人情報
漏洩や侵害という風味で書く事自体が、
なんとも理解に苦しむ。
そして、何が「とんでもない」のかよく
分からないどころか、全く分からない。
国家人民統治の真の姿を見抜けない、懐柔
で飼い慣らされた洗脳世代の個人情報神経
過敏者に特有の記載と見て取れる。
埼玉だとなんか悪いの?
というところもね(笑
でも、根は深い。
そして、「お上は何でもお見通しである
ぞよ」。

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