渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

写真雑誌のボツ写真

2023年04月17日 | open

この話は嘘か本当か分からない。
友人から1987年9月に聞いた話だ。
友人は写真雑誌の編集部に勤め
ていた。その雑誌は一番売れて
いた。
その雑誌の企画では、結構ボツ
になる写真も多いという。

ある時、女性モデルを景色の良い
海岸で撮影する企画があった。
浜辺の向こうには断崖の景色だ。
それをバックにカメラマンが撮り
まくった。
だが、その企画はボツになった。
撮影時には見えなかったが、
写真を現像すると、崖下の海面
から無数の手が出ているのが明
瞭に写っている為だった。
他にもその手の類が非常に多い
らしい。ボツ写真の理由として。



私の経験では「これかなりやばげ」
というもので突き抜けた写真があ
った。

それは後の私の妻と学生時代の
友人とで見た物だ。1985年夏に
見た。

私たちには共通の一回り年上の
バイク乗りの
友人がいた。
その人は東ドイツにかつて旅行に
行った時に撮影しまくって帰国後
に現像した写真を持っていた。
その撮影場所はゲットーだった。
帰国後に現像に出すと、ガス室
の所に無数の
ユダヤ人が透けて
写っていたの
だった。
それと、ゲットーには屋外に履
いていた靴を
山積みにしている
場所がある。そのままの状態で。

そこでも大勢の体が透けたユダヤ
人が写り込んでいた。
本人の話では、肉眼でユダヤ人
は見えなかったが、薄黒い雲
のような物が部屋の中をふわ
ふわコロコロと無数に動いて
いるのが肉眼では見えたとの
事だった。
その時には、埃か体感できない
風で舞った塵かと思いたかった
と言う。見たことない煙の塊
みたいな物体がふわふわと
床上を漂っていたり、床を
転がるようにして移動して
いたとの事だ。
写真を見たのは事実だ。
嘘のようなホントの話。
3人がその人から見せられた写真
を確認した。


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