渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

八朔(はっさく)

2021年12月26日 | open

盗まれないように庭の八朔を早めに
収穫した。
以前、レモンと合わせて80個が全部
盗まれた。目撃者によると、おばち
ゃんが白昼堂々と敷地内に入って盗
んで市営住宅の団地のほうに消えて
行ったという。
本日全て収穫。百数十個。
これは屋内の日陰に置いて2月まで
寝かせると食べ頃になる。うちだけ
でなく親戚知人友人に分ける。
八朔は甘酸っぱいので好みは分か
れるみたい。
この邸内の果実は敷地内で大事に
育ててきたものだ。
ことしはバレーボール程の大きさに
育って楽しみにしていた安政柑が
全部盗まれた。
柿も全て盗まれた事がある。
この町、なぜか知らぬが盗みが
とても多い。
東京から親が実家に引っ越して
来て45年、私が住んだ事のない
この町に都内から転住して20余年。
未だにそうしたこの町の作風には
馴染めない。
街中のバイク屋が盗難バイクを
大量に集めて転売していて当局に
摘発されたのも記憶に新しい。
窃盗、カツアゲ、恐喝、脅迫。
差別、集団強圧、意識の強要。
それがごく「普通」なのらしい。
この町は。
よくないなあ。そういう気風。
病気と同じで改善できるだろう
に、数十年、なんら快方には向
かわない。そら、病気も治す気
がなければ治るもんも治らない。
かといって、今の時代は現代なの
で、市中の無法無軌道の慮外者を
斬り伏せて成敗する訳にもいかな
い。自衛と官憲の努力に託すしか
ない。
一度、敷地内で大捕物があった。
県警の人たちは存分にお働きめさ
れた。捕縛検挙せり。
でも、市内の悪しき気風に変化は
無い。
良いとこも沢山数え切れない程に
あるのに、人的資質が残念過ぎる
面をまだ多く残存させている。
何か抜本的な大変革が無い限り、
この先も何十年も変化無しだろ
う。

レモンは裏年なのか数個しか成っ
いない。


本日のお駄賃。
レモン1個。
この1個を育てるに、どれほど
大変か。たれか知るらむ。



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