けい先生のつぼにくる話

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布靴を取り替える。修行の道は遠く。。

2021-04-01 10:31:53 | 圓功禅拳、古武術

4月1日。仕事や学業の事始めと言える日です。
ガレージでの独り稽古用の布靴を取り替えました。あまりきれいな写真ではなくて恐縮です。


布靴の底の減りが均等になっているのがよろしいのですが、うーん、、左足のかかとの外側の減りがなっちょらんなあ。。

東洋の武術や舞踊、そして鍼灸の治療や漢方の診断の時などは足裏にかかる体重の均等性がとても大切になります。踏ん張らずにふわりと立てていること、つま先立ちに偏ることを極力避けて、ちょこんと立てていることが大切です。

マリオネットのように、頭のてっぺんから吊り上げられているイメージです。
同時に、丹田と仙骨と鼠径部のあたりが緩んでいて、膝や足首も柔らかく保つことです。
すると、稽古相手との体の構造的なつながりと、気の交流が保たれるために、技の精度が格段に上がります。

立位でも座位でも、このような基本姿勢で脈診や腹診をすると、こちら側の体の構造がしっかりとつながりながらも緩んでいるので、患者さんの体は本能的に治療家の接触を拒絶しなくなります。
むしろ、心地よい刺激として受け入れるので、診断の精度が上がります。

この身体操作をさらに細かく、精微で円滑な動きとして伝えると、鍼を使ったり、ツボに立てたお灸を指で消し込むときなどに、患者さんの気血の流れがごく自然に動き出すので、治療効果も格段に上がります。
気の流れに敏感な患者さんは「え?今何をされたんですか?鍼で触れたお腹から温かい流れが両足の裏まで流れました、そうして、腰まで上がってきて体が温まってきました。」などと教えてくれる場合があります。

「ええ、これはね。患者さんご自身の生命力と言いますか、気の流れが正しい方向に動き出したということですよ。ご病気はあっても、それを治す治癒力がしっかりとしていることですよ。」と意味ありげに、そして謙虚っぽくお答えするわけです。
内心、、「おおっ。。今回のわしの治療はうまくいっているみたいだなあ。うれしいなあ。。。」などと小躍りしたりしているのですよ。。。

はい。わたしは平常心の修行が必要ですね。。わかってるんですよ。。とほほ。。


新型コロナウィルスでは死にません。
コロナは、バイオテロではなく、実体のないメディアテロです。
マスクが体を壊します。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。

漢方アメリカOnline 
http://www.kanpouamerica.com

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