けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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左利きになる

2013-04-29 11:50:18 | 圓功禅拳、古武術
最近、利き腕である右腕の肘の筋を痛めてしまいました。
詠春拳の練習中に下手な相手と組んでしまい、放った右腕の攻撃を力ずくで開かれてしまったために起きたケガです。もちろん、わたくしの未熟さもあるのですが。。

ちょうど腕相撲をする時にできる力こぶの出る筋肉の肘側の筋が肘の骨にくっついているところが痛くなってしまいました。この場所は上腕二頭筋腱といいます。 

実際に痛めたのはずいぶん前なのだと思いますが、あまり気にも留めていませんでした。
毎回、重いバックパックを持ち上げるときに「いてっ!」とおもうくらいなのですが、ちゃんと治しておかねばと感じました。

鍼灸治療もよいのですが、本日サポーターを買ってきて、右肘にはめて、「とにかく使わないこと」にいたしました。サポーターをすると「あ、肘を痛めてるんだ。。。」と気づくのでいたわるようになるわけですね。

面白そうなので、左利きになったつもりで、しばらく暮らしてみようかと思います。武道でもダンスでもそうなのですが、「左右はできるだけ対称に使えなければいけない、得意な方を作らないようにする。」というのがあるので、これも何かの学びになるかもしれません。
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詠春拳の特別講習会に参加をしました。

2013-04-29 10:29:09 | 圓功禅拳、古武術
昨日は詠春拳の師匠による、特別講習会に参加をしてまいりました。
朝9時から午後4時頃までの長丁場となりました。

本日の講習は如何にして、意識と気を落ち着かせて下げることによって、安定して動きができるようになるかということのおさらいと、小念頭(しょうねんとう)という詠春拳の形の分析と実践的な使い方のおさらいでした。

集まったのは12人、みんな大先輩ばかりなので、非常に勉強になりました。
また、わたくしなりに研究をしてきた詠春拳の本質というものが、本場である香港や発祥地である広東省仏山地域のそれと、米国の英語世代の人々のそれと微妙に、ある部分においてはかなり異なるということが認識できました。
勘違い外人先輩と、伝統的業師の先輩の玉石混淆といえましょう。

異なるということが悪いのか良いのか、一概には言えないのですが、わたくしの個人の練習の方向性を再認識できてよかったと思います。
体の大きな米人の技が、どうしても力ずくになりがちなところで、小さくて力のない体の私は、力に頼らずに意識と上虚下実(じょうきょかじつ、この場合は、粘り強い下半身と力んでいない上半身)の技を多く使って、柔よく剛を制すことが要求されるため、逆にわたくしは詠春拳本来の技を磨かねばつぶされてしまいます。これはわたくしにとっては大変良い修行になるということです。

カリフォルニアの詠春拳のパイオニアはChris Chan (陳成)という御年73歳になる大先生です。この先生はいまだにサンフランシスコで後進の指導にあたっていらっしゃるのです。

この巨匠は香港時代から天才的な才能に恵まれていたのですが、天才ゆえに教えるということの方向性のようなものが常人と異なるようです。
彼の場合は、手とり足とりの教授方法ではなかったために、この巨匠から独立した師匠たちはたくさんいるのですが、その人一人が「技を盗む」形で学んだために、一人ひとりの業が微妙に異なるわけです。私たちの師匠はこのCris Chan師匠の門下でありました。

中国系米人の私たちの師匠は、まったく系統だっていないともいえる、天才Cris Chan師の詠春拳を系統立てて極力誰もが理解しやすいように編成をしなおすことに腐心されたようです。

異国で伝統文化、伝統武術を守るのはたいへんなことです。
東洋医学の世界でもそれは同じです。
例えて言うならば、せっかく御出汁からとって調理した美味しい煮物を食べるときに、味見もせずにいきなりケチャップをかけて食べ始める。。。というような暴挙がまかり通っているのがアメリカです。少なくとも私の鍼灸と漢方医学のクラスの生徒さんたちには、そうなってはほしくありません。

伝統も守れた上での柔軟性が大切だと思います。
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またしても、水餃之郷(Town of dumpling)

2013-04-23 15:54:20 | 食べ歩き
先日また、水餃の郷にいってまいりました。
今回は下記の3品でした。ちゃんと麵のスープの味が種類によってはっきりと異っていて、とても美味しかったのです。



トマト麵(蕃茄麵)
これは、肉類は入っていなくて、トマトときくらげ、きゅうりとタマゴが入っています。前回も食べましたが美味しいのでまた取りました。


高菜と肉の細切り麵(雪菜肉絲湯麵)
これも大当たり!多くのお店にありがちな「高菜(雪菜)が青臭い!」という事はなく、肉と麵とうまく絡んでいました。


猪肉鍋貼(焼き餃子)
皮の厚い焼き餃子です。そもそも中国では皮の部分が主食となるので、日本のようにご飯のおかずとしていただくのとはちがいます。皮の具合もよく餡もとてもジューシーです!
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苦さを楽しむ? 漢方薬の醍醐味

2013-04-23 11:29:49 | 漢方アメリカOnline
漢方方剤の中にはそれこそ、べらぼうに苦かったりまずいものがあります。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯白頭翁湯黄連解毒湯などはそのさいたるものでしょう。
もちろんオブラートやカプセルに入れて服用することもよろしいのです。

しかし、腹をくくってこれらの苦いお薬をお湯に溶いて、しっかりと味わって服用をしてみるのもよいでしょう。漢方薬は、その気味が大切です。気合を入れてその味をかみしめてみると、見えてくるものもちがってくるかもしれません。

本日はとても礼儀正しくお優しい患者さんからメールが入りました。
彼女はこれまで漢方薬をオブラートに包んで服用をされてきたのを、思い切ってお湯にといたものを服用してみたそうです。すると体がポカポカと温まるのを感じることができたそうです。

こういうお話を聞くと、製作担当者の私としましては、本当に嬉しいものです。

もちろん、時と場合によっては、オブラートやカプセルをお使いになってください。
あまりの苦さゆえに、定期的に飲めなくなるのもよくありませんので。。。
しかし面白いもので、苦い薬も慣れるとけっこう飲めてしまうものです。そうなればもうこっちのものです!

漢方薬服用の醍醐味といえましょう。。。
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日の丸?カッピング (吸い玉療法)

2013-04-22 14:17:55 | 東洋医学全般
一昨日の土曜日は、大変忙しく、久しぶりに肩首がこってしまいました。
廻りには私と同じマイルドな日本伝統鍼灸の治療をする人がいないので、助手さんに頼んで荒治療をしてもらいました。

ご存知のとおり、この治療はカッピングとか吸い玉療法といわれるものす。患部にわざとうっ血を作る事によって、皮下の瘀血(おけつ)を浮き上がらせて、これを治そうという力を高める事によって、後のついているところと、そのまわりを一気にリフレッシュしてしまう方法です。

痛そうですが、まったく痛くはありません。ただ、体力気力が充実しているときにやるほうが無難です。この後は、1週間もすれば消えてしまいます。

患者さんを怖がらせるのは私の本意ではないので、あまり人にはやりません。話のねたにどうぞご覧ください。



思い切り吸い上げられています。いい感じです。


肩に日の丸!竹島を返せ!尖閣諸島に来んじゃねえっ!てか?
竹刀を持って肩を出して、チャイナタウンを歩いてこようかなあ。。


肩の辺りから、靖国神社バンザイという気迫がただよっています。

日射病や急激な血圧の上昇時などに使います。みかけはもっと恐ろしいです。。。。
下の方に過去の記事と写真が載っています。ご参考になさってください。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%C6%FC%BC%CD%C9%C2
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祭りでぃ!日本町パレード

2013-04-21 18:38:11 | 雑記
この日曜日はサンフランシスコの日本町でパレードがありました。
私は以前子供たち3人がお世話になったJBBPという日本語プログラムのある小学校のグループに入って、パレードに参加をさせていただきました。

市庁舎から日本町までを練り歩きました。


先頭を切るのはSF騎馬警察。かっこいいですね。



私は遅れてしまったので、JBBPのはっぴを借りることができず、、、
たまたま持っていた長崎のお祭りのシャツを着て出陣です。



犬をだっこしてパレードを見に来ていたおねえさんおにいさん。。



JBBPの子供たち。うちの子たちも昔はちっちゃくて可愛かったんだがなあ。。



日本町の五重の塔のあたり。



お!西郷輝彦氏だ!往年の大スター、橋幸夫、舟木一夫と並び「御三家」と呼ばれていましたね。「星空のあいつ」左はドラムもたしなまれる総領事さんです。

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HPをやや改善いたしました。

2013-04-18 10:18:01 | 漢方アメリカOnline
トップページで100件の閲覧ができるようにしてみました。縦長ですが、商品を以前の60件から100件まで一気にみてゆけるようにいたしました。
http://www.kanpouamerica.com/
現システムでは、100件以上の閲覧がトップページではできないそうです。
そういうわけで、現在全商品の一覧ページの作成の仕方を研究中です。
近日中にもっと見やすいHPにいたします。
今しばらくお待ちください。
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息子をフルコンタクト空手に入門させる。(大山空手)

2013-04-16 14:13:22 | 圓功禅拳、古武術
先月から息子15歳がサンフランシスコのワールド大山空手に通い始めました。

道場主の斉藤先生は以前から存じ上げていて、大変尊敬しております。彼は実戦空手のたいへんな達人でいらっしゃって、且つ、とても謙虚で厳しく、そして気さくで立派な人徳のある先生です。息子を託すには最高の師匠だと思います。息子には4年前の短期出家以来の試練を与えてやるのです。

うちの息子は父親とにて、嫌いなことは絶対にやりたくないタイプなので、いわゆる学校の勉強はかなりかなりムラがあるのです。
第一外国語の中国語の先生には私と一緒になって嫌われているので、どうしようもない。。。

しかし、バスケットボールは高校のメンバーだし、サンフランシスコのアジア系バスケットボールチームのメンバーでもあったりするのです。細身ながら典型的な肉体労働者タイプですね。

しかし、最近は遊び仲間との交流も多く、うっかりすると連日夜11時過ぎに帰ってきたり、悪友のうちにとまりに行って帰ってこなかったりするので、無駄な時間を過ごさせないために再度空手を習わせる事にいたしました。この年代の男の子はすこし悪いくらいがいいんですけどね。

「お前ここらでちょっと男になれ!以前やってた松涛館空手がいいか、フルコンタクトの大山空手がいいか、中国拳法がいいか決めなさい。」

息子いわく、「大山空手がいい。実はもっと強くなりたかったんだ。。」といいます。好きで4年前に初段を取った松涛館空手はよかったが、門人が少なくて残念だった。多くの中国拳法はすぐに使えそうにない、、弱そうだ。。。とのこと。。。。「よし!まずは好きな武道をやってみろ。」という事で、齊藤先生の道場に入門させていただきました。
もちろん白帯からやり直しです。

この道場、ものすごく厳しいんですね。そして礼儀作法にも厳しく、とてもいい感じです。
また、時々私が息子を送って道場で待たせてもらっているときに、実戦空手の練習を見学させて頂けるので、私の詠春拳の修行にも役立ちます。

嬉しい事に斉藤先生からは、彼の蔵書である武道や武士道関連の書籍をお借りすることができるようになったので、私の方も楽しみになってしまいました。
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東洋医学免許更新のための継続学習に行ってきました。

2013-04-15 13:29:07 | 雑記
昨日はサンホセ地区で行われた、CCAA(カリフォルニア鍼灸師会)の定期学習会に参加してまいりました。

ご存知のとおり、米国の多くの職業の免許は、定期的にその分野の学習会に参加しておかないと、免許の更新ができません。これは大変よいことで、日本のように医師でも鍼灸師でも、漢方医(薬剤師)でも一旦免許を取得したなら、何もしなくとも一生その免許が有効であるという事にはならないのです。

医療従事者が常に学習を続けているようにとの配慮は、私も大賛成です。

この学習会とか鍼灸師会というのは、もちろん米国の外人が主宰するものもあるのですが、わたしが外人といっている、いわゆるアメリカ人の先生たちは、いわゆる「なんちゃって外人、勘違い先生」が大変多いのです。

中には、自分は中国4000年の東洋医学をすべてマスターしている。レイキ(霊気)治療もプロで、ヨガも教えていて、カラーテも黒帯(よく聞いてみると韓国のテコンドーだったりする。)だ!という神経質なベジタリアンだったりするので、一緒にいると疲れます。
いわゆる、「ちょんまげディスコの太極拳外人サン」たちが多いのです。

ということで、私は敢えて中国系の鍼灸師会のメンバーとなっております。
中国人の先生たちにも、人の話を聞かなくて、誇大妄想で、タッチアップをちゃんとしていないので、髪の毛の三分の一が白いままになってたりする変な人もたくさんいるのですが、やはり東洋医学の研究や学習はアジア人たちと行うに限ります。また、文化大革命以前に中国を離れた高齢の先生方は、その後の反日歴史捏造教育世代と異なり、教養も実力も大変高い紳士が多いので、大変勉強になる事も多いものです。この団体の中で日本人は私一人です。

以前に一度この団体でもめたことがあるのですが、今はとても居心地がよろしいのです。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/7893c70b627127c77ed9a847ef1892d1
昨日はたまたまカリフォルニアの東洋医学界を支持してくれているFiona Maという議員さんとその秘書さんが演説に来ていたのですが、このCCAAのお偉いさんたちは、私の手を引いて「マー議員!この人はねえ、当団体でただ一人の日本人なんですよ。」などと、引き合わせてくれたりして、好意を感じることができて、とてもいい感じです。

しかし、頭皮鍼の発表のときは、あまりにグサグサ刺激の電気鍼なので、これは仲間とばっくれて、近くのリンガーハットで長崎ちゃんぽんと皿うどんと餃子とチャーハンを食べて、紀伊国屋書店に行ってきました。夜はサンホセの吉野家で牛丼の大盛りをたいらげて、コリアンマーケットを散策して帰りました。

こんなに食べていいのだろうか、、、今週の詠春拳の練習は3倍以上やって代謝をせねば!

楽しい一日でした。
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抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)を作りました。ストレスがらみの症状の治療などに、、

2013-04-13 11:32:35 | 漢方アメリカOnline
抑肝散加陳皮半夏に関しましては、これまでに何度かアップをしていますので、この参考記事をご覧になってください。

http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%A4%E8%A4%C3%A4%AB%A4%F3%A4%B5%A4%F3
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