けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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今日は小児ゼンソクのお子様のお母様からお電話がありました。

2006-10-25 03:02:00 | 東洋医学全般
今日は小児ゼンソクのお子様のお母様からお電話がありました。
かわいそうに、お家で軽い発作を起こしてヒューヒューいっているそうです。重い発作は命にかかわるので、即救急車を呼ばなければいけません。
聞いてみるとごく軽い発作なので、「乾布摩擦」をすすめました。かんぷまさつ、、皆さんやったことがありますね。乾いた布で全身をこするあれです。
東洋医学的には体が弱っている場合(虚しているといいます)本当は皮膚を通して外に出て行かなければならない熱が、体内にこもってしまい、この行き場のなくなった熱が呼吸器にいって、悪さをすると、ゼンソクになるわけです。
乾布摩擦はその不要な熱(虚熱)を体表から発散させてゼンソクを楽にします。毎日毎日続ければ体質改善として有効です。

私も子供の頃はゼンソクとアトピーに悩まされました。寒い冬はゼンソクで夜は苦しくて横になれず、座ったまま寝たものです。夏はアトピーが出るので、海に入るとしみてしみて激痛に泣いておりました。
幸い東洋医学に出会い、中学くらいには治ってしまいました。そんなわけでゼンソクは私にとって人事ではありません。

病は氣から

2006-10-23 02:20:56 | 東洋医学全般
初めてブログに書き込んでおります。
サンフランシスコで日本伝統鍼灸漢方のクリニックを開業しています。
日本で免許を取り、修行し開業をして、縁があってミャンマーとタイで診療をしておりました。
その後渡米しこちらの免許を取得し、開業しています。
2002年より縁あって、週に一回こちらの東洋医科大学で日本の鍼灸と漢方の臨床教室で教鞭もとっております。
何か皆様のためになるような話題が提供できたらと思います。どうぞお付き合いください。