五臓の中の「脾（ひ）」について

今日は五蔵（臓）である肝（かん）、心（しん）、脾（ひ）、肺（はい）、腎（じん）の中の「脾」についてお話したいと思います。

脾臓って何でしょう？聞いたことはあるけれども、なんだかよくわからない臓器ですね。

簡単に説明しますと脾臓を西洋医学的に説明すると、血液の中の赤血球は１２０日くらいの寿命で、赤血球に含まれるヘモグロビンが酸素を取り込む力が弱くなる。そこで、この脾臓が老朽化した赤血球を取り込んで破壊分解して代謝する。

ということになります。

東洋医学的な意味での「脾」はもっとずっと大きな意味合いがあります。
脾もほかの蔵（臓）と同じく、脾自体とその経絡で構成されています。
脾は消化器系統の一大コントロールタワーです。主に胃と小腸（十二指腸を含む）に働きかけて、氣、血、津液を製造したり、これらを使って損傷した組織を再生する手助けをいたします。脾とその経絡の働きは、現代でいう膵臓の働きも含まれております。

脾蔵はほかの五臓の仲間のように、虚実で言う、実することはありません、何らかの理由で実してしまったら危ないと考えられていて、そうなると脾蔵はその熱をいち早く胃の方へ移すというか返してしまい、胃の方を実にしてしまいます。

こうして脾からやってきた熱で胃が実してしまうと、食欲が異常に更新したり、口内炎ができる原因になることがあります。もちろん、コントロールタワーとしての脾が虚して、食欲がまったくなくなることも多くあります。

次回は五行的な考えも織り交ぜて、五臓のお話を進めたいと思います。

日本伝統鍼灸漢方



脾に実なし、熱は胃に行く

小学生の娘が共産中国の同級生に「日本人はたくさん中国人を殺したの」といわれた。

先日、うちの末娘（9歳）が親友であった同級生に教室で「日本人は中国人をたくさん殺したの！」といわれたそうです。
共産中国本土から来たご両親を持つこの子は、ウソの歴史教育による反日洗脳が徹底していて、むしろ大変自然な気持ちで憤慨しているのでしょう。


わたしにすれば「ほほーー、とうとう来たな。。。」という瞬間でした。


娘は市内の公立学校に通っています。ここは毎週日本語と日本文化に触れる時間が盛り込まれている素晴らしい学校です。日本人の子弟や、日本の文化が好きな米国人の子弟が通っています。


「それでおまえはどうしたの？」というと「そんなことはないわ。うそをいうのはやめてね！」と返したそうです。そこで、クラスメートのタイ人とのハーフの子とアフロアメリカンのハーフの男の子たちが助けてくれて「んなことあるわけねーだろ。変なこと言うなよ」「どうしていきなりそんなこと言うんだ。何で日本人が悪いんだ。いじめんじゃねーよ。」と言ってくれたそうです。
その女の子は黙ってしまいました。

さすがに、おかしな洗脳教育を受ける前の子供たちは、すなおに何が常識かどうかを嗅ぎ分ける力があるようです。

そのご、この女の子はお詫びをしてきたようで「もう日本人が悪いといわない」ということで、また親友に戻り、前と同じように仲良くやっているようです。こういう付き合いがいいんですよね。。。。



何度か書いてますが、うちの坊主は「靖慈」と書いて、「ジョウジ」と読ませるんですね。
私はこれまでの人生で、名前の中に靖国神社の「靖」の字が入っていることを必要以上に気にしている方々を何人か見て来ました。彼らはそれこそ誰にも頼まれないのに、「アジア諸国に配慮して」くよくよというか自虐していらっしゃるわけです。

「靖」。。。。いい字じゃあありませんか。。。広辞苑によると、やすし、やすらかなり、じっとして静かなさま、、じっとして澄みきった水の色。。。素晴らしい意味ですね。



また、ベトナムから来た華僑で、私の易経哲学に関する考え方に共鳴してくれた方がいらっしゃいます。数年前にはこの家族に易経と東洋思想を絡めた大いなる名前をつけてくれと頼まれました。

筮竹と易経の原本と照らし合わせて出た卦（専門家はケではなく「カ」と発音します）は乾為天の第１．２．爻（コウ）変で、大巽（風）ゆえ、風、木、そして色では青色と緑色が配当されておりました。（専門的で失礼、読み飛ばしてください）そこで、靖天と名づけ、フルネームで「馬靖天」となりました。

この華僑のファミリーは大喜びでこの名前を採用してくれました。うちの靖慈とは「靖の字朋輩」ということで、生まれながらに義兄弟とされてしまいました。名誉なことです。将来成長した馬靖天と黒谷靖慈がつるんで、チャイナタウンを闊歩して、間違った歴史教育で歪んでしまった悪い人々を懲らしめる、頼もしい姿が目に浮かびます。
ガンバってくれぃっ！



このように必要以上の反日教育を受けていない、ベトナムやタイなどの華僑は、お付き合いをしていても対等で平等で、とても楽しいものです。
また、我々日本人も、これまでの偽りの歴史教育に気がつき、当たり前に正々堂々と誰にも迷惑をかけたことのない民族として、誰とも付き合うことが大切です。



まだまだ本気で「大東亜戦争で、日本がやってもいない、濡れ衣の侵略行為がアジア諸国に耐え難い苦しみを与えたと思っている人」が存在します。
このような方こそは４０歳前後に多く、まさに戦後の自虐教育を日教組や左翼的な教育者やメディアによってなされ、洗脳されてきた犠牲者であります。
恥ずかしながら私も一時期ですが、洗脳の影響を受けていたと思われる少年時代があるのです。ああはずかしい。。。



何度も同じことを書いておりますが、日本はABCD（アメリカ、英国、中国、オランダ）の策略で罠にはまり、大東亜戦争を始めだした元凶の国ということにされ、米国による原爆と大空襲による日本の民間人大殺戮を正当化され、東京裁判ではABCDによるルール無用の策略で、日本国の防衛に尽力した多くの方々を、A級戦犯などというありもしない罪名をつけられて、処刑されているのです。



日本の自虐歪曲教育の関係者が言う、「アジア諸国」とは中国と朝鮮半島の２箇所だけです。（台湾の本省人の方は除く）どちらも日本を悪者に仕立て上げておかなければ、自国の政府が存続できないような、非常識な独裁政権です。



これら以外のアジアのすべての国々は「日本大好き！」です。歴史的にも日本に助けられたことに感謝をしているし、敗戦国となってもなお潔（いさぎよ）かった日本人のことを尊敬しているのです。そして日本の伝統文化もサブカルチャーといわれる分野においても、老若男女を問わず日本びいきです。

皆さん、そして全国の靖の字さん！
あたりまえのことですが、皆さん自信を持って胸を張って、どこの国の人とも対等にお付き合いをいたしましょう。日本は無実です。安心してください。

ところでうちの靖慈（じょうじ）の靖は靖国神社を強烈に意識して、日本を守るために戦った先人たちへの感謝と、素晴らしい日本の文化と精神を忘れないようにとの思いをこめて命名したのです。自虐左翼日本人、反日共産中国人や韓国人にウムはいわせません。「さあどうだっ！」てな感じでつけました。



下記は一度はお読みになっていただきたいと思います。日本語版と英文版です。素晴らしい論文です。歴史の真実を物語っております。


http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf


http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu_english.pdf

「日本は侵略国だったのか」 について

最近、こういうコメントを堂々と語り、それまでの人生を棒に振ってでも真実を伝えようとする立派な方々が増えてきているように感じます。

田母神先生、本当によくやってくれました。

この論文によって、「ああ自分が思っていて、人には語れなかった真実に間違いはなかったのだ」と目覚める人々が飛躍的に増えるでしょう。

今の異常な自虐歴史文化の日本において、事実上日本を守る軍隊である自衛隊の上層部にこのような方々がいらっしゃることがわかり、非常に安心いたしました。

正論を書き述べたにもかかわらず、更迭され、定年退職させられて大変気の毒です。しかし、この処置の中に、「漢（おとこ）田母神氏を極力救わなければならない」という、自衛隊と、政府の有識者の努力のあとが見られます。

田母神氏には今後とも、どんどん公の場に出られて、講演や執筆を行って、自衛隊員のみならず、正しい歴史を教わることができずに、日本人としての誇りをもてないでいる多くの人々に光を与えていただきたいと思います。

日本は侵略国家であったのか 田母神論文 原語版と英語版

下記が原語版と英文版です。素晴らしい論文です。歴史の真実を物語っております。


http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf


http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu_english.pdf

私の言いたかったことはまさにこれです！！感無量です。。。

田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長の論文に関する記事

この記事のに私は痺れてしまいました。これこそ正論です。本当の歴史です。


記事抜粋：
「日本は侵略国家であったのか」と題した論文は「今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐え難い苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし、私たちは多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある」と主張。また日中戦争について「我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」、日米戦争についても「日本を戦争に引きずり込むためアメリカによって慎重に仕掛けられたワナだったことが判明している」などと指摘した。

私はこの論文全文を一日も早く閲覧させてもらいたいと考えております。
一連の報道で、日本には思ったよりもずっと多くの正論を持ちながら公開できずにいた方々が多かったのだと、安心いたしました。

これからも、大いにこのような意見が公の場に出てゆくことを期待いたします。

田母神前空幕長が記者会見 国会の参考人招致で大ブレークが期待されます

田母神前空幕長が記者会見

日にちが前後しますが、この記事何が悪いのでしょう？
日本を危機から守るための方々の内部のことを必要以上に公開して、正論を述べている田母神前空幕長を悪人のように扱っています。

彼の意見：
「日本が悪い国だという認識は修正されるべき」などの持論を、終始、繰り返した田母神氏。「戦後教育による『侵略国家』という呪縛(じゅばく)が国民の自信を喪失させ、自衛隊の士気を低下させている」とし、現役自衛官に対しても、「自分のことより国家、国民のことを常に優先した言動を取ってほしい」と神妙な面持ちで語った。

これのどこが間違っているのでしょうか。

是非彼には国会での参考人招致に出ていただいて、正論を全国の公開放送で展開してほしいものです。新聞の文章ではいけません、映像と音声で多くの日本国民に、真実と国を思う心を取り戻す、大きなきっかけとなることを切に期待いたします。

漢（おとこ）田母神 「日本が侵略国家とはぬれぎぬ」と主張。 最敬礼！！

田母神俊雄前航空幕僚長の主張される「日本が侵略国家とはぬれぎぬ」という真実と、これに関する批判に対し「いささかも間違っているとは思わない」というあっぱれで勇気と信念にあふれたご主張に、全面同意いたします。

よくぞ公の場でも腰を引かずに、真実を述べてくれたものであると、心より感謝をしています。

最近、公職についておられる方々の中にも、その地位を棒に振ってまでも、歴史の真実と日本人としての誇りを高揚するために貢献される方々が増えてきたように思います。

私たちは左翼崩れの日教組とそのシンパ、そして共産中国と韓国の政治家の利権のために歪曲された歴史教育を受けてきました。
だれもが「なにかおかしいな」と感じてはいても、それを口に出していうことはありませんでした。何もしていないのに自分は加害者であるという自虐意識と平謝り外交に終止符を打つときがきたのです。

多くの日本人は、自分があたかも朝鮮人や、中国人を迫害し傷つけて差別してきたように感じております。皆様の多くもそうでしょう。しかし、実際に朝鮮人を暴行虐待しているのを見たことがありますか？池袋あたりで闊歩している中国人が日本人にいじめられているのを聞いたことがありますか？読者の皆様の中にこんなことをしたことがある方がいいらっしゃいますか？たぶん本当は誰もそんなことをした人や、本当に見てきた人はいないんじゃないですか？

日本人社会にありがちな、「あたしの友達の知り合いが見たのよ！」と話を交ぜ返す人は多いのですが、実際にこういった迫害と差別の場面は、栗原小巻あたりが出ている日中合作映画や黒田福美あたりがチョイ役で出ている韓国ドラマで、「一方的に日本が悪いことをしていた、そこで中国の大人（たいじん）やハンサムなアジュシに助けられた」的な場面を見せられていただけです。
そうではないでしょうか？

むしろ、私などは若いころに東京の上野の辺りで、朝鮮人に恐喝をされて金を巻き上げられそうになったり、目が合ったというだけで１０人以上の朝鮮高校の生徒に袋叩きにされたことがあります。彼らは一様にお前ら日本人は悪いんだと親と学校の教科書で教わっているという理由で、恐喝を正当化しておりました。

迫害と危害を加えられて、理由なき差別をされたのは私たち日本人のほうなのではないでしょうか。

読者の皆さん。。。なぜ私たちの多くは若いころに朝鮮学校の生徒をあそこまで恐れていたのでしょう。若者同士の他愛ないケンカならまだしも、日本国内で犯罪に近いことをされて、黙って引き下がるほうが無難だし、そのほうがよいと感じていたのでしょう？
これこそが、戦後日本に巣食った自虐歴史歪曲教育の結果なのです。

それでも、わたしは知人が、カラになった財布を見て「しょうがないな、日本もわるかったんだし。。。。」といっているのを本当にまのあたりにしてあきれ返ったことがあります。「恐喝された被害者がこれを正当化してあげて」いたのです。
殴る蹴るの暴行を受けて、金まで巻き上げられて、それでもまだ、足りないのでしょうか。。

これじゃあ未来永劫、日本人は悪者に仕立て上げられたままになってしまいます。

正しい歴史を学んで、自虐教育の束縛から自由になりましょう。私たち一人一人がきちんと胸を張って、堂々として生きてゆけることが、アジアと世界の平和につながることを確信していただきたいと思います。

誰とも対等に付き合えることが、差別と被差別の防止となり、平和と友好を具体化する道だと考えております。

台湾に中国共産党の陰が濃厚になった （民進党に対する国民党の逆襲）

http://sankei.jp.msn.com/world/china/081112/chn0811121126005-n1.htm

「台湾の陳前総統を逮捕、拘留」という記事が出ていた。
これは台湾新総統である国民党の馬英九氏の後ろに見え隠れする中国共産党の差し金である。台湾の国民党は戦中から戦後にかけて、中国本土の共産党の政権奪取により台湾へ逃れてきて、それまで日本の統治下にあった台湾に中華民国としての政権を維持してきた。

それまで、親日的で礼儀正しく潔い台湾の本省人と、先住民族の高砂族の有識者に対して粛清、投獄などの暴力的な政治により、中華民国を維持してきたのが、国民党である。本質は国民党も共産党もかわらないのである。

その後、人格者である李登輝総統の出現により、政権は中国国民党ではあるが、初の本省人による総統が生まれた。この李登輝総統の後押しより、当時は政治犯集団といわれていた、民進党から、陳水扁氏が登場し、経済的にも、民心的にも、歴史的にも中国本土と異なる文化を持つ台湾の独立論が大手を振ってまかり通るようになった。

中国本土の共産党政府は、台湾の分離独立は中国の領土を侵害する、重大な犯罪であると主張。李登輝元総統と、後の陳水扁総統を捕縛したいと虎視眈々と機会を狙っていたのである。

今年になって、台湾の経済発展が停滞したこともあり、民進党からでた陳水扁総統は落選し、国民党の馬英九元台北市長の総統就任となったのである。

馬英九総統以下、現在の国民党の連中は、中国本土の共産党を利害が一致する。そこで行われたのが、中国共産党の十八番である、歴史捏造と事実歪曲による謀略工作が展開され、今回の陳水扁元総統の逮捕となったのである。

中国共産党は国民党を通して、陳水扁元総統を稀代の悪党に仕立て上げようと躍起になるはずなので、読者の皆様もそういった観点で見守っていていただきたい。そうすれば中共の手管がわかるであろう。

まことにお気の毒である。しかしながら、陳水扁氏の政治力とハーバードロースクールにも学んだ法律家としての見識は、簡単に中国共産党の餌食になるほどやわいものではない。

中国の謀略工作は日本でも常に展開されている。例えば沖縄も中国に取られる可能性も十分にあるのである。

現に、沖縄の自治体と日本の本土の自治体との間には中国の謀略によって、感情的な疎外感が生まれているのである。沖縄民衆に「自分達が本土とすべきは日本ではなく中国である。」という感情を植えつける謀略が行われつつある。中国は５年、１０年、２０年とかけて人々を洗脳する。

事前にこの芽を摘み取る運動を展開する必要が迫られている。共産中国に心を許してはならない。。。。

これは決して日本国と無縁の問題ではないのである。

五臓（蔵）の中の「心」つづき （狭心症について）

心（しん）は喜びをつかさどる臓器、五臓の中で一番陽的な蔵（臓）です。
古典医学では五蔵（臓）である、肝、心、脾、肺、腎のうち、これらの蔵と関連経絡の虚を見出して、そこを補うことから治療がスタートします。

この治療をおおもとのアンバランスを調整するということで、「本治方（ほんちほう）」といいます。病の度合いのよってはこの本治方を行うだけで、治ってしまう場合があります。極端なことをいえば、患者さんの病名は関係ないともいえましょう。

もちろんこれに対して「表治方（ひょうちほう）」という概念で、病を治す経絡やツボや漢方薬も多々存在します。

要は、「病の居心地を悪くする」「病気の存在理由をなくす」ということです。

しかし、古典医学では心虚証という、心が虚している状態というのは、イコール死を意味するということで、存在しないとしています。
もちろん、他の蔵や経絡の熱が波及してきたり、冷えが及んできて、心やその経絡がおかしなことになっている場合はあるわけです。しかし、心事態が虚してしまうという概念は使いません。

さて、そういうことで、「心」は一番陽的な場所（人体の上の方）にある一番陽的な働き（いつまでもきびきびと動いている、熱が生産されている）をしている蔵です。死ぬまでしっかりと動いているのです。いってみれば「これ以上の熱というかエネルギーのようなものは必要としていない」といえましょう。

これは一つの例ですが、本来人のからだは頭寒足熱でなければいけないところ、極端な冷え性や、堕胎、交通事故や、慢性疲労によって、下半身にしっかりと停滞していなければいけない、温かい氣が、人体の上のほうに上ってしまうことがあります。

これも一つの体の一部の虚（きょ）から発生しているということで、虚熱（きょねつ）といいます。これが、頭に上ればのぼせや不眠症、耳に来れば耳鳴りや突発性軟調、胃に取り入れば胃潰瘍や食欲異常などの原因の一つになります。

さて、虚から発生したとはいえ、「熱」でありますので、これが胸に停滞すると、必要以上のエネルギーというか、熱気が心の拍動を異常亢進させて、病となる場合があります。多くの場合、医師に「動悸息切れ」か、ひどいものは「狭心症」と診断されている場合が多いようです。


でも、これは「心」が悪いわけではないんですね。
治療としては、まず、足と腰が温まるような経絡やツボを使います。或いはそういう漢方薬を使います。同時に、胸にこもった熱が自然に発散されるような、ツボや漢方薬を匙加減することによって、ウソのように心臓の症状が消える場合があります。

もちろん、「狭心症と判断された方は漢方併用の如何にかかわらず、ニトロ剤は常に携帯しているべき」です。また、「心筋梗塞」はこの病理とは異なり、冠状動脈のつまりですので、必ず医師の指示を仰いでください。

もちろん、漢方薬にはコレステロールを除去する方剤がたくさんあるのですが、「心臓が止まってからでは遅い」ので、かならず医師の言うことを聞いて、冠状動脈をしっかりと通して、命を確保してから、私にお電話をください。。。。


日本伝統鍼灸漢方