コロナぐらいでおたおたするんじゃね~のっ!
この元暴れん坊ボクサーっぽい人は、ラウー氏です。
Colmaの巨大墓地の入り口で花屋さんを営むオーナーさんです。年末ということで、何年振りかにこのお店にお花を買いに行きました。
「ようっ!ラウー、、だったよな!」
「オー!ドクター!覚えてるぜ。コモエスタ!!」
始めは双方とも、きちんとマスクをして手袋もして、ソーシャルディスタンスを保って、旧交をお温めておりました。。話をするうちに、お互いにラウー氏も職業柄、法事や葬儀に出向くことが多いし、こちらも弱っていたり、コロナを極端に怖がっている患者さんがいるので、常識的な消毒処置と距離は保っているというお話になりました。お互いプロですからね。。
しかし、話し込むうちに、どちらもCovid に関しては同じ意見だということがわかり、お互いに「ったく!やってらんね~や!マスクも取っちまおうぜ!」ということになり、写真のように楽しく歓談いたしました。
「わしらラティーノは兄弟も親戚もアミーゴもめちゃくちゃたくさんいるんだが、誰も死んでね~んだよ!なんか、親戚の別れた元カノのボーイフレンドだかが交通事故で死んで、内臓が飛び出して即死だったのに、死因はCovidということになっていやがったんだぜ。マジだぜ。おかしいだろう!」
「わしも3月から毎日、実際に会ったことのある人で、どなたかお亡くなりになった人はいますか??と聞きまくっているんだが、誰もコロナで死んでないんだよ。」
「それに、こんなに大きな墓地でも、葬儀の数が去年と比べてまったく増えてないんだよ。全米で22万人以上も死んでるんだったら、もっと忙しくなるはずなんだ。みんな、遠くの方でたくさん死んでるというんだが、わしはそうは思わないね。。」
「うん、私のニューヨークやニュージャージーあたりの東側の患者さんもそう言ってるよ。こちらでは死者があまりいないようで、たぶんそちらの西海岸の方ではたくさん死んでるんですよねえ。。。と聞かれるんだ。。みんな、遠くでたくさん死んでるから、そのうち自分にもそういう波が来ると思い込んでるね。。」
しばらく話し込んでいると、ギチギチにマスクをした肥満体のロシア系の老婦人が30代のお孫さんと入ってきました。私たちは同時に、「おっとっと。。マスクマスク。。。」とマスクを着用いたしました。
すると、その老婦人、「ハッハ~!ズドラーストヴィチェ!あたしは高齢者だからねえ。周りが勝手に心配するからマスクをつけてやってるだけなのよ。大丈夫大丈夫!」と勇ましいものでした。
アメリカンドリームを実現すべく、大きな志を抱いて渡米してきた私たち移民の方が、こういったことの是非といいますか、体感的に真偽を見分ける力が強いのかもしれません。
最後は、ラウー氏と「失われたアメリカの良き習慣を取り戻そうぜ!」と本当に久しぶりに、硬くハグをして、しっかりと握手をして、ハイファイブ(ハイタッチ)をしてお店を後にいたしました。
また、フォロワーさんが減りそうだなあ。。
骨のある漢(おとこ)の花屋、Torres Flowers
ラウー氏は、ゴツいわりに、いい感じの花束をこさえてくれました。
新型コロナウィルスでは死にません。
マスクが体を壊します。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。
漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/