ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

運転してたら、どこからともなく音楽が…

2012-10-26 22:05:04 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日担当する予定だった案件が
不可抗力によって、逆に着手できない状況に…
とはいえ、こういう時に整理をするのがイイのです


さて、本日の日経産業新聞から、17面の中小・ベンチャー欄からこの記事をピックアップ
『【北海道・キラ星】
 篠田興業 音楽を奏でる道路 全国に
 ご当地ソング、路面の溝で』

車を走らせているとカーラジオをつけていないのに
突然、どこからともなく音楽が聞こえてくる道路が
全国各地に増えているそうです

建設業の篠田興業が開発した
メロディーロード」というのがあるそうです

道路に横方向に深さ数ミリの細い溝を多数切り込んで
タイヤが通過する際の摩擦や振動で音楽のように
聞こえるのだそうです
溝同士の間隔が狭いほど高い音、広いほど低い音が
出る仕組みになっているそうです
溝の間隔によって音階をつくることができるのですね

では、この道路の目的とは一体!?

これは、スピードを出し過ぎると何の曲か分からず
特定の即で走行した場合にきれいに聞こえるそうです

このことから、スピード違反や居眠り運転を
防止する効果を期待しているそうです


そもそも、この仕組みを考案したのは
この会社の社長の篠田さん自身とのこと
道路を舗装後、重機で傷付いた道を走ると
様々な音が響くことが気になっていたそうです
普通なら音を鳴らさないように修繕するところを
この音を何かに活用できないかなと
逆転の発想をひらめいたのはスゴイですね

今や、地方のゼネコンは、公共事業削減の影響を受け
負債を抱え会社を清算するかどうか悩んでいるところもあります
そんな中でこのメロディーロードが全国に少しずつ
普及して結果を出してきたようです
カンヌ国際広告祭でアウトドア部門金賞を受賞するなど
高く評価されたそうです

社長による逆転の発想が、会社を立て直すきっかけとなり
地方にとどまらず、国内から世界に進出することができる
日本の地方はまだまだ成長できることを
感じさせてくれるまさにキラ星記事と云えますね