ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

スマートな電車とは…

2012-10-10 23:08:18 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は、昨日からの案件を引き続きやっておりましたが
かなり“自分の頭で考え”ながら検証することができ
勉強になった1日でした


さて、本日の日経産業新聞から、13面の機械欄からこの記事をピックアップ
『近畿車両
 HVの試作車完成
 非電化路線向け』

近畿車両が、リチウムイオン電池とディーゼルエンジンを
組み合わせたハイブリッド車両「Smart BEST」の試作車が
完成したと発表した
という記事

これは、大容量のバッテリー電源で駆動走行し
バッテリーが放電した分だけを小型のエンジン発電機に
より効率的に充電するというもの

端的に言えば、もの凄いデカいリチウムイオン充電池を
充放電しながらで電車が走行するというものでしょうか

とはいえ、あくまで非電化路線向けであったとしても
画期的な車両なのではないでしょうか

1両あたりのエンジン出力は従来の気動車の340~400kWから
1/3から1/4程度の約90kW程度にすることが可能だそうです

ということから、エンジンの容積を小さくすることができ
振動や騒音も大幅に軽減し、燃費効率も向上するそうです

年内にもJR西日本と共同で走行試験を行い
実用化に向けて動いているそうです

このような技術ですので、国内だけでなく
電車の普及を急いでいる新興国にも売り込んでいきたいようです


このブログにおいて、リチウムイオン電池の進化に関する記事は
度々取り上げております
また、ナトリウムイオン電池についても取り上げております
電池の技術が進化すれば、電車の技術も進化していくことになるわけです
電池から電車へと重厚長大な日本の技術力が
どこまで世界に貢献できるのか今後も注目ですね