ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

米国らしいIT企業の戦略…

2012-10-24 21:14:27 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は是か非かマシン室内での
案件は免れ、同様のことを
デスクでやっておりました
集中すれば、ドコでも構いませんよね


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『米レッドハット
 脱サーバーOS依存
 製品を多角化
 クラウド向け一括提供』

Linuxの開発大手、米レッドハットが
サーバーOSに依存する事業モデルからの
脱却を進めているという記事

ソースコードを無償公開するオープンソースOS
Linuxの販売・サポート事業を強化しながらも
仮想化やストレージ管理等の品揃えを多角化し
クラウド事業者が必要とする製品を一通り
提供していこうというビジネス

これは、まさにアメリカのIT企業らしいビジネスの戦略ですね
マイクロソフトやシスコ、オラクルなんかがそうで
いい製品やサービスがあれば、買収等を実施し
自社の製品・サービスのブランドにしていくというもの


これらの製品・サービスは、米国内では
ある程度のシェアは獲得でき成功しているのでしょう

しかし、日本国内での現状はいかがなものでしょうか
旧態依然とした古くからのIT企業の経営陣の中には
実績重視・古くからのベンダーとの関係から
なかなか新しいモノが受け入れられない空気が
未だに残っているところは無きにしも非ず…


とはいえ、レッドハットがこのように
事業領域を拡大させているのは興味深いことです
日本国内のサーバーOSといえば
Windows系かLinux/UNIX系が多くをシェアしているでしょう

IDCジャパンの調査によれば
今後4年内で年率5.3%でリナックスのシェアが
成長すると予測されているそうです
クラウドの普及がさらにシェアを押し上げているわけですね

成長している事業に依存するだけでなく
その周辺に関連したサービス・製品を
いかに拡充してさらなるシェア拡大をさせていくか
米国らしいビジネスが日本ではどこまで成功するか
日々Linux関係に触れている分、さらに
注目するべきコトと云えますね