久しぶりに録画していた TVクラシックを見ました。
坂東玉三郎の愛するクラシック
一番驚いたのは、ヨーヨー・マさんとの共演。
バッハの無伴奏チェロ組曲5番
各楽章に舞をつけ、その題名が素敵でした。
前奏曲・・・・・・・儀式
アルマンド・・・・・哀嘆
クーラント・・・・・否定
サラバンド・・・・・祈
ガヴォットⅠ/Ⅱ・・・夢
ジーグ・・・・・・・調和
映像も一部(祈)を見せてもらえました。
歌舞伎とチェロの音色の和合 そういう企画・思い付きが実現していることに驚きました。
ただ、不思議だったのは、映像が暗いからか、舞う玉三郎さんは、女形には見えなくて、男性の踊り手に見えたこと。
玉三郎さんの日本の舞踊に関する深い洞察にも、驚きました。
内向する日本的なものと、外向する西洋音楽。
地面についているのに、ついてない。
重力に入りきっているのに入ってない。
バレエは、重力から解放されている。
かのモーリス・ベジャールの演出による舞い
1994年の「リア王のコーデリアの死」も、10年がかりで実現していたのでした。
坂東玉三郎さん、女形歌舞伎役者の第一人者と言われるだけあると思いました。
スイートピー (野口勝利さんからお借りしました)