風の詩(kazenouta)2

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そのような日々を過ごしたい。

”魂のピアニスト、逝く  フジコ・ヘミングその壮絶な人生” 見ました

2024-05-27 13:44:20 | キリスト教会
魂のピアニストと呼ばれる人が、世界にどれほどいるでしょう。
私は、フジコ・ヘミングさんのほか、知りません。

1999年のNHKのドキュメンタリーを見て、私も
感激したひとりです。 
今回のは追悼番組でした。(NHKさんありがとうございます)

先日テレビで、美輪明宏さんが、フジコヘミングさんの自宅に招かれたことがあると、おっしゃっていました。
美輪さんも、フジコさんと、魂でつながっている人。
フジコさんと感性が似てて、おうちの雰囲気がとても素晴らしかったとおっしゃっていました。 
ショパンやモーツアルトのいた時代の音楽を聴かせてくれる。
美輪さんも、こんなふうに弾いてほしいと思う弾き方を
フジコさんはしてくれると。(私も同感です) 

フジコさんは、クリスチャンとは自分でおっしゃっておられませんが、
よく神さま、、という言葉を口にされます。
「天国も神様もありえないって言う人いるけどさ、そんなことないですよ。
何万、何億という星があるじゃない、
あの中のどこかにいるに違いないからね」

「天国へ行ったら、モーツアルトやショパンに会って、あれでよかったですかと聞いてみますよ」
「あれでよかった、素晴らしかったと言うでしょうよ」と笑顔で語る。 

「完成なんて人間にはありえないですよね。どんな人も、どんな芸術家も」

自分は自分がいいと思う(魂のうちで)ものを弾く。
人は機械じゃないんだからと。 

魂のこもっていない音楽は、音楽ではない。
これがフジコ・ヘミングさんの真髄、真骨頂。
だから世界中の人の魂ひ響くのでしょう。

2024年春から、「カンパネラの旅」をする予定を立てておられた。
すごいです。
訪問する予定だったパガニーニゆかりの教会で、
友人のヴァイオリニストがカンパネラを弾き、
そのあと、フジコさんの回復を祈りますと、祭壇の近くでひざまづいておられた姿が、目に焼き付いています。

永遠に前を向いて、顔を上げて生きた人。

フジコ。ヘミングさんの音楽は、
その厳しい、壮絶な人生の中から生み出されたものだと、
美輪明宏さんがおっしゃっていたことは、本当にそうだと思います。

フジコヘミングさんのピアノを聴き続けます。
 東京のおうちの猫ちゃんたち、元気にしているかな。



 ・・フジコ・ヘミングと猫・・(無料画像をお借りしました)
    
     猫に癒されています。わたしもです。