お正月や、連休、夏休みなどに
不定期で放送される
ヤマザキマリ・ラジオ
もう9回目。
今回のゲストは、
漫画家 萩尾望都(はぎお もと)さん
漫画をほとんど読まない私でも
「ポー一族」という作品の題は、聞いたことがあります。
漫画界の大御所とヤマザキマリさんが語りつくす。
以前からのお知り合いらしいのですが、
創作の手法や、ルーツ・原点が似ておられます。
40年ぶりに、夢枕獏さんのたっての願いから
「ポー一族」を再開。
ヤマザキマリさんも「テルマエ。ロマエ」を再開。
長年眠らせていたキャラクターたちが
語る!!
なぜ、そうなるのかを追求する萩尾望都さん。
子どものころ「グリム童話」に刺激された。
ヤマザキマリさんは、ビオラ母さんが
姉妹を自分の演奏会にいつも連れ出して、
前列の目の届くところに座らせた。
マリさんは、そこで妄想をふくらませていた。
妄想は愛!
創造の源泉にあるものとは。
グリム童話は、話に展開があり、お姫様は王子様と会う、など。
そこには”救い”がある。
キリスト教国の文化圏
日本の昔話は、元に戻る。
民間宗教観。
その土地・風土・歴史の違い。
イタリアでは、漫画家は、画家の延長線上にある。
だから、契約書が、しっかりしている。
原作者の権利を守るのは、当然。
しかし、日本ではそこが、曖昧。
はっきり主張するヤマザキマリさんは、攻撃されたこともあるという。
萩尾望都さんは昭和24年生まれ。
75歳、福岡県大牟田市出身。
なので、ヤマザキマリさんは、「先生」と呼ぶ。
手塚治虫さんの「鉄腕アトム」の精神を受け継いでいる。
漫画の登場人物が、作者の中で生きている・・・
これは創作者にしか味わえない実感なのだと
羨望を覚えました。
異次元の世界に連れて行ってくれる。
空想・妄想の翼を広げて、飛びたい。
ヤマザキマリ ラジオ (無料画像をお借りしました)
イタリアで学び、イタリア人と結婚
文筆家であるという須賀敦子さんとの共通項。
おしゃべりが止まらない。横溢している。
すっきり共感します。