風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

日野原重明先生の新老人の会

2023-07-11 19:28:22 | 

NHKラジオアーカイブス 日野原重明先生の2回目

63歳の時に聖路加国際病院の院長になられました。

看護学校でのお話

「人の悲しみ、苦しみを感知する感性がなければ、看護師にならないほうがいい」

と言われたそうです。

ご自分が若い時に病気で苦しまれたから、病気の人の痛みがわかる。

 看護学校の向上、4年制にして、大学院も備えるようにした。

 

ご存じの方も多いと思いますが、2000年に「新老人の会」を立ち上げられました。

会員は、75歳以上の人で健康な人

 「明日に希望をつないでいくことができたら、あなたは健康です」

なので、入会を希望する人は、65歳からたばこをやめて、お酒も1日2合までにする。

運動をして、糖尿病などにかからないように気を付ける。

 (15年以上まえに、この新老人の会のことを聞いたときには、まったく自分には縁のない話としか思えませんでした。)

でもその趣旨は、

人生の後年は、自己を演出することができる時。

気持ちをしっかり持てば、第2の人生は明るい、とおっしゃる。

 ***新老人の会の3つのモットーと 1つの使命****

 1.愛し 愛されること

 2.創(はじ)めること

 3.耐えること

  子どもたちに平和と愛の大切さを伝えること

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日本に予防医学の考えを最初に持ったのも、日野原重明先生。

また、人間ドックの導入を実現させた医師グループの一人でもあった。

 

地下鉄サリン事件(1995年3月20日)が起きたとき、

いち早く被害者の受け入れを始めたのが、聖路加国際病院でした。

その陣頭指揮を日野原重明先生がなさった。

3年前にヨーロッパを視察して、災害時の救急医療対策を学び、

病院に 広い廊下と 酸素吸入できる設備も作る。

そういう備えをする先見の明があった。

 まさに御父上の教えのビジョンを持っておられたわけです。

通常の診察を止めて、650人以上の被害者を診療した。

 

亡くなったあとも、引き続き「新老人の会」は各地に存続。

 これも、「生活協同組合コープ」を残された、賀川豊彦先生と似ている。

尊敬するキリスト者の大先輩です。

 妙高の坪井さんのリンゴ園の写真 (坪井真弓さんからお借りしました)

      りんごの花も美しいですね。