風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

『てのひらの虹』 永田萌 著

2022-12-28 17:17:43 | 

『てのひらの虹』~とても私的な(いわさきちひろ)論~を

図書館から借りてきました。

思ったとおり、永田萌さんは、いわさきちひろさんに(あこがれ)ておられました。

 

第一章 あのひとのようになりたいの書き出しは、

「自分を何かにむかってかきたてる感情は、いろいろあるけれど、

一番素直で健康的で持続力のあるものは、『あこがれ』ではないかと思っている。

わたしは中学生のころ、ひそかに『童画家のいわさきちひろさんのような人になりたい』と願っていた。」

 という文章で始まります。

 やっぱりね!とわたしは思いました。

 

でも、彼女がその夢を叶えたのは、社会人になって会社に勤めてからのこと。

 

同世代の永田萌さんの(あこがれ)は、わたしと同じ。

ただ、彼女は童画の絵描きさんになったけれど、わたしはそうではない。

でも、いまも(いわさきちひろ)さんの絵が、大好きです。

 

わたしも、いわさきちひろさんの評伝のようなのを、何冊か読んでるし、

猛さんにも、1度だけお会いして、ひとことふたこと話しました。

 

なので、この本は、思いが重なるところが多いです。(僭越ですが・・・)

 

ああ、この本は、手元に置いておきたい。

そう思ってアマゾンを見たら、古い本なので、めちゃくちゃ安価。

まだ、届いていいないので、図書館の本を読みながら、

ますます、永田萌さんを、”同志”と思う今日この頃であります。

 (勝手に共感している わたしです)

 

 「やくそくするね」 杉本深由起 作  永田萌 絵

   (ネットの案内からお借りしました)

  図書館から借りて、涙ながらに読みました。

  切ないお話でした。震災で同じような経験をなさった方が、どんなに多いことか。

  鎮魂の気持ちを込めて描かれたのだと思います。