『てのひらの虹』~とても私的な(いわさきちひろ)論~を
図書館から借りてきました。
思ったとおり、永田萌さんは、いわさきちひろさんに(あこがれ)ておられました。
第一章 あのひとのようになりたいの書き出しは、
「自分を何かにむかってかきたてる感情は、いろいろあるけれど、
一番素直で健康的で持続力のあるものは、『あこがれ』ではないかと思っている。
わたしは中学生のころ、ひそかに『童画家のいわさきちひろさんのような人になりたい』と願っていた。」
という文章で始まります。
やっぱりね!とわたしは思いました。
でも、彼女がその夢を叶えたのは、社会人になって会社に勤めてからのこと。
同世代の永田萌さんの(あこがれ)は、わたしと同じ。
ただ、彼女は童画の絵描きさんになったけれど、わたしはそうではない。
でも、いまも(いわさきちひろ)さんの絵が、大好きです。
わたしも、いわさきちひろさんの評伝のようなのを、何冊か読んでるし、
猛さんにも、1度だけお会いして、ひとことふたこと話しました。
なので、この本は、思いが重なるところが多いです。(僭越ですが・・・)
ああ、この本は、手元に置いておきたい。
そう思ってアマゾンを見たら、古い本なので、めちゃくちゃ安価。
まだ、届いていいないので、図書館の本を読みながら、
ますます、永田萌さんを、”同志”と思う今日この頃であります。
(勝手に共感している わたしです)
「やくそくするね」 杉本深由起 作 永田萌 絵
(ネットの案内からお借りしました)
図書館から借りて、涙ながらに読みました。
切ないお話でした。震災で同じような経験をなさった方が、どんなに多いことか。
鎮魂の気持ちを込めて描かれたのだと思います。