風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

永田萌  絵本「やくそくするね」

2022-12-20 18:58:32 | 絵画

永田萌さんは、いわさきちひろさんの次の人、、、、という思いをずっと持っていました。

画風は、違いますが、こどもたちへの思いは同じ。

「詩とメルヘン」(1973年~2003年)を、本屋さんで手に取った時から、

そう思っていました。

 

今日の関西のニュースで、絵本「やくそくするね」を紹介していて、

私は初めて、永田萌さんご本人を見ました(会いました)。

思っていたとおりの優しさのあふれる人でした。

クリスチャンらしいのは、イエスさま・キリスト教関連の絵本も出しておられるから。

「詩とメルヘン」を創刊された、やなせたかしさんも、クリスチャンですから。

 

加西市出身・京都市在住の永田萌さんが、阪神淡路大震災のあと、絵が描けなくなった時、

西宮の避難所にいる女性から手紙がきた。

「以前からあなたの絵のファンでした。友人があなたの絵葉書を何枚か持ってきてくれて、

変わらないあなたの絵に、慰められました」と。

その手紙に励まされて、絵をまた描くようになった。

描いていて、いいのだと思ったと、涙ぐまれていました。

杉本深由起さんからこの本を依頼されたとき、それまでの画風こどもの天使の絵とは違うものを描くことに

戸惑いを覚えたが、杉本さんの熱意に打たれ、二人でこの絵本を作った。

 (私は、まったくこの絵本は知りませんでしたが、もう20年も前から愛されている絵本なのに)

 

2011年の東日本大震災のあとに描いたという

三人の天使(愛、夢、希望という名の)が、ぶなの森の中を飛ぶ絵。

これは、自然に描けたそうです。

 

辛い経験をしたときほど、上を向いて、希望の光を見つめて進みたい。

 「時は、とまらない、前へ進むだけ」という不可思議wonderboyの言葉のように。

 「やくそくするね」 杉本深由起 作  永田萌 絵 (絵本ナビさんからお借りしました)

   NHKで放送されたから、きっと在庫はないでしょう。

   図書館へ予約してみます。