ほんとうに偶然なんだけれど、机の上に置いてある茨木のり子の「おんなのことば」という詩集を開いたら、「6月」という詩が出てきました。
六月
どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる
この詩を読んで、もう6月なのかとあらためて認識。あっという間に、時は過ぎていきます。
最後のパラグラフ。「美しい人と人との力はないか、同時代をともに生きる、したしさとおかしさとそうして怒りが、鋭い力となって、たちあらわれる」を読みながら、チェジュで海軍基地建設に反対して闘う住民の皆さんのことを考えていました。
六月
どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる
この詩を読んで、もう6月なのかとあらためて認識。あっという間に、時は過ぎていきます。
最後のパラグラフ。「美しい人と人との力はないか、同時代をともに生きる、したしさとおかしさとそうして怒りが、鋭い力となって、たちあらわれる」を読みながら、チェジュで海軍基地建設に反対して闘う住民の皆さんのことを考えていました。