1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

菊水山 & 秋の気配

2008-09-06 19:39:23 | 日記
 今日は、散歩がてらに菊水山に登ってきました。神戸に住んでよかったなぁと
思うのは、六甲山系を気軽に歩くことができることです。

  

       菊水山上です。

       

       すすき、秋の気配を感じました。

       

 はやいなぁ、もう9月なのですね。

米失業率 6.1%に悪化

2008-09-06 09:34:22 | 経済指標メモ
 アメリカの8月の失業率、6.1%に悪化したのですね。先月は5.7%。8月2日の
ブログで予想したとおりの数字になってしまいました。雇用者数も、84,000人の
減少。失業者数は、59万人ふえて940万人になりました。今年に入ってから、
605,000人も雇用者数が減少しました。
 20歳から24歳までのの失業率は10.5%、16歳から19歳までは18.9%。若年層での
失業率の悪化が目立っているそうです。アメリカ社会の荒んだ姿が、見えるような
気がします。
 住宅関連の木材製造で7000人減、家具製造でも7000人減。自動車・部品メーカー
で39,000人の減。自動車・部品販売部門で14,000人減。銀行・証券・航空・運輸
でのリストラばかりでなく、製造・消費部門でのリストラも激しくなっているよう
です。
 住宅価格の下落-消費の低迷-リストラによる雇用減少-賃金下落-消費の低迷
-リストラという、負の連関が加速していくのでしょうね。
 他人事じゃなく、とても不安になります。

ブラジルのトヨタとホンダでストライキ

2008-09-05 08:32:27 | 経済指標メモ
 日経の記事ですが、ブラジルのトヨタとホンダで、工場で働いている人たちが
賃上げを要求して24時間のストライキをするそうです。詳しいことは、わからない
けれどメモメモです。

 アメリカボーイングの最大の労働組合である国際機械工労組(IAM)、組合員
の3分の2以上の賛成でスト権を可決しました。スト権を背景に、会社側との交渉を
行うとのこと。これもメモ。

「イカの哲学」(中沢新一・波多野一郎)

2008-09-04 20:38:01 | 
 「イカの哲学」(中沢新一・波多野一郎)を読みました。波多野一郎は、初めて名
前を聞く哲学者です。特攻隊の生き残りで、シベリア抑留を経験し、帰国後アメリカ
に渡ってスタンフォード大学で哲学の勉強をされたそうです。留学中に、学費を稼ぐ
ために水産加工場で働き、1日数千匹のイカを水槽に移す仕事をされたそうです。
 「イカの哲学」は、波多野一郎の遺著で、特攻隊での極限状況を回想しながら、
「イカの実存」を共感することで、平和を実現するための思想的な土台をつくろう
とした論文です。この論文は、この本に収録されています。
 波多野一郎さんは、人間は自然の中で特権的な存在であり、自然を対象物として
扱うことができるというヒューマニズム(人間中心主義)を否定しています。それは、
戦争や大量虐殺を阻止する力にはなりませんでした。
 人間は自然と対立する存在ではなく、世界の一部として、自然と深く関わりなが
ら生きていること。動物も植物も、生命を持った存在として、人間とともにこの世界
を形作っていると言うこと。「イカの実存」を知るとは、そのような人間のあり方
を知ることなのです。
 この前読んだ「科学の扉をノックする」で、天文学や鉱物学、遺伝子や遺体科学
の科学者の方が、同じようなことを語っておられました。「イカの哲学」は、1965
年に書かれた論文ですが、時代の先端を進んでいたのかも知れません。
 中沢新一は、「イカの哲学」を、新しい平和学とエコロジーの基礎になる思想で
あると高く評価しています。近代の「主ー客」図式や資本主義の物象化を超えてい
く視点としては、確かにおもしろい思想であると思いました。
 しかし、戦争や自然破壊を具体的に生み出す経済の分析と、「イカの哲学」がど
のようにリンクしていくのか、一歩踏み込んだ考察がほしいとも思いました。

中間報告

2008-09-03 15:26:17 | 日記
昨日、今日と広島出張。
昨日の夜は、最近毎日していたWii Fit ができなくて、なんか身体がむずむず
していました。というわけで、ブログをオープンしてからはじめたいろんなことの
中間報告です。

去年の11月から、電気の使用量を2割削減することを目的に、省エネナビを頼りに
はじめた省エネ。

前月の電気使用量は278kwh 、 前年同月は461kwhなので40%の省エネ達成。
累計の電気使用量は2,323kwh、前年の同期間では3641kwhなので37%の省エネ達成。
二酸化炭素の排出量は、2,021kgkら1,289kgへ、732kg削減しました。
まずまずかな。

Wii Fit
この35日間、1日30分、ほとんど毎日やっています。
1.5kgほど体重が減って、BMIが24.0前後から23.5前後になりました。
標準体重、維持。これもまずまずかな。

ハングル講座
これも継続中。NHKのラジオとテレビ講座。インターネットでKBS放送を聴いて
会社の行き帰りは、ipodで語学テープを聴いてます。
これも順調。韓国の企業に電話して、日本語がしゃべれる担当者を呼び出すところ
まで、できるようになりました。まぁ、ヨボセヨから始まるワンパターンやけど。

トマトとシシトウ
この夏は、十分に楽しませてもらいました。
わりとたくさん採れたように思います。
一本は枯れてしまって、残りの一本もできるトマトは小粒になりました。
季節の変化を実感しています。
次は、ジャガイモに挑戦したいなぁ。

というわけで、どれもぼちぼち続けていきますわ。

「科学の扉をノックする」(小川洋子)

2008-09-01 23:11:41 | 
 「科学の扉をノックする」(小川洋子)を読みました。読んだ後で、とってもほん
わかとした気持ちのなりました。天文学、鉱物学、遺伝子、粘菌、遺体科学など、
小川洋子の7人の科学者へのインタビュー集です。
 自分が掘り当てたトパーズを結婚指輪として奥さんに送った鉱物学者の先生。カノ
ープスという星が見えるところにわが家を買った天文学者の先生。結婚式の前日夜
おそくまでパンダの遺体と一緒に過ごし、どうしてパンダが竹を握ることがでくる
のかを明らかにした遺体科学の先生など。どの科学者の方からも、夢とロマンが伝
わってきました。
 私たちの身体の窒素と炭素は、何十億年も前に宇宙のどこかで爆発した星の一欠片
であるという話。僕が死んで、地球の命の一欠片となって、何十億年かさきには、遠い
宇宙の星の一欠片になっているのかも知れない。ということは、「死んで星になる」という
話も、あながち嘘ではないわけで・・・。
 ヒトをつくるのに必要な最小限の遺伝情報のセットであるヒトゲノム。4種類の塩基、
30億でできているそうです。4種類の塩基が30億ならぶ可能性は、4の30億乗もあるの
ですが、その中から選ばれたたった一つの組み合わせがヒトを人間たらしめているヒト
ゲノムなのです。4の30億乗分の1・・・すごい数字です。人間がこの地球に存在すること
自体に、荘厳な奇跡を感じてしまいます。
 80パーセントの仲間を生かすために、犠牲となる20パーセントの粘菌達。誰よりも早く
土を掘るツチブタの手の美しさなどなど。
 宇宙も地球も、そこで生きるすべてのいのちや鉱物も、大きな命(サムシンググレート)
の循環のなかで共生しているのだということを、じんわりと実感させてくれる一冊でした。