中国で電力不足が深刻

　中国で電力不足が深刻であるという記事が、今朝の日経に出ていました。広東省
や、海南省などの中国南部では、毎週1日停電しているそうです。上海市でも、八
月末まで、平日の電力供給量や時間制限を行うとか。
　原因は、年10％を超える経済成長と、石炭価格高騰による電力会社の採算悪化と
送電能力の不足。

　今、インドとパキスタンの企業から、小型の風力発電の問い合わせがあります。
両国とも電力不足に悩まされていて、電力供給の制限が行われており、平日でも
いつ停電するかわからない状態だそうです。
　このような中で、大規模発電所と送電線を新たに建設するよりも、太陽光や風力、
燃料電池などの地域分散型の電力体系を構築したほうが経済的ではないかという
検討が、国家レベルで行われているそうです。

　近い将来、インターネットのように、地域や家庭に根ざした小規模分散型の発電
施設をネットワークする時代が来るのかもしれませんね。