1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(若松孝二)

2009-08-22 11:27:00 | 映画
 「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(若松孝二)を見ました。重たかった。
ほんとうに。山岳アジトで命を失われた二十歳代の若者たちのご冥福を祈りたいと
思います。

 この映画をみながら、先日見た「大阪ハムレット」の、生活臭あふれるオカンの姿を
思いだしていました。

 世の中の不平等と搾取をなくすために革命を行うのだという観念に取りつかれた若
者たちと、昼は病院で働き夜はスナックでバイトをしながら子どもたちとの生活を
必死でやりくりしているオカンと。この映画には、生活の臭いがまったくないのです。

 映画は、リーダーであった森恒夫の「今僕に必要なものは真の勇気のみです。
跳躍のための」という言葉で終わります。

 どこへ向けた跳躍? 

必要だったものは、観念の極北から、ひたむきに生きるという行為=生活へ向けた
跳躍やったんやろな・・・きっと。




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