1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「考えがでる」と「考えが入る」

2012-11-11 07:30:04 | 韓国語
'생각이 나다 ' 「考えが出る」
'생각이 들다 ' 「考えが入る」

韓国語を勉強し始めて3年。ゆっくりしゃべってもらうと日常会話はついていけるように
なったから、中級程度なのだと思います。しかし最近、韓国語を勉強し始めたころに学んだ
基本的な単語の使い方がわからなくなっています。

'나다 ' (出る)と'들다 '(入る)も、その一つです。

'생각이 나다'は、辞書をみると「思い出す」という訳がでてきます。とすると、過去の事
ではなくて、何か新しい考えが思い浮かんだ時、'생각이 나다'は使えるのかという疑問が
わいてきます。

'생각이 들다'は、「気がする」という訳がでてきます。じゃこれは、過去の事をふと思い
だした時、使えるのかと悩んでしまうのです。

'생각이 나다'も'생각이 들다'も、日本語に翻訳しようとしないほうが、よくわかるような気がします。
「考え」が自分の中から「出る」のが'생각이 나다'、「考え」が「外から入ってくる」のが'생각이 들다'、
そう考えると少しイメージが湧いてくるのです。

今読んでいる'우리말,가슴을 울리다'に次の記述があります。

「곰곰이 생각했을 때나 잊어버리고 있었던 일들은 '생각이 나게'되는 것입니다. 」
「しっかり考えた時や忘れてしまっていたことは、‘考えが中から外へ出るように‘なるのです。」

「다른 사람의 말이나 행동을 보고 나서 느낌이 생기는 것은 생각이 드는 것입니다.」
「他の人の言葉や行動を見て、感情が生まれるのは、考えが入ってくるのです。」

なるほど!!

'좋은 생각이 났다.'(よい考えがでた)。これは、しっかり考えて、よい考えが自分の中から
でてきたということなのでしょう。

'왠지 그런 생각이 들어'(なぜかそんな考えが入ってきて)。こちらは、何か外部からの
影響を受けて、そのような考えになったということなのでしょうね。

'생각이 나다' と'생각이 들다' を見ていると、韓国語というのは、動作の方向性を明確に
表現する言語なのだと思うのです。(ちなみにこの思うは、'생각이 나다' かな'생각이 들다'かな?)