かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

鉄道とバスのお世話になり日向から肥後、そして、豊後へ

2019-04-02 00:21:42 | 日記
輪行、すなわち自転車を鉄道やバスを利用しながら長距離を旅する、という旅行。
 
沖縄県石垣島から東北までの何キロだかは知らんが計画した輪行、これまで、飛行機、フェリー、鉄道、バス、のお世話になり琉球、薩摩、日向、肥後を通過し、旅立ちから10日にして、さしたるトラブルもなく九州北部の豊後まで辿り着いた。

折りたたみ自転車アカンマとの輪行、一日50キロ程度の走行として、登りは緩い勾配であっても潔く歩き、平地と下りはサドルに尻を乗せる。そのリズムに慣れてきた。ハンドルに少しの体重を乗せて早足で歩くのも、新しいジャンルの有酸素運動としていいのかも。漕ぐのがつらくなった時点で歩くのは、なんとも気持ちいい。歩いてしか見えない風景も存在する。道端の花や梢の鳥たちにも五感が届く。



4月になって九州の桜は満開であるが、石垣仕様と化していた体質に空気の冷たさは格別である。昨朝の奥阿蘇の気温はマイナス1度、テントからオシッコに這い出て、満天の星空だったが、星を愛でるなんてゆとりなく、逃げるようにテントにしけ込む。

昨日、その低温にカチカチになって弱音を吐きそうになったオイラに、笑みを浮かべさせてくれたのは、九州の名峰たち。阿蘇、九重、祖母、いずれも20年前に歩いた懐かしの面々。

竹田の城址の一角に腰掛け、これら山塊を一望にしたとき、思わず眼が熱くなった。

九州も、あと1日となった。十島、甑島、天草、五島、対馬、松浦、まだまだ踏み入れたい土地も残っている。またの機会と心残りで明日の豊後道をアカンマと旅したい。


高森からの阿蘇


祖母山

九重の山並



阿蘇があんなに小さい。今日一日でかくも旅してきたとの感慨深し。



 

コメント    この記事についてブログを書く
« 平成31年3月31日 | トップ | 平成の九州の旅を終える »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿