☆山登なでしこの修験道☆

熊野古道・大峯奥駈道… そして北アルプスに魅せられた 山登なでしこの珍道中~♪な山行記録です(^m^)

春山は、晴れれば天国♪荒れれば地獄…(__)

2014-05-18 06:21:28 | 四方山話
今年のGW前に関西の山仲間のbp-hiroさんのブログで【一つでも遭難を無くそう!】という記事を読みました☆ヽ(▽⌒*)

山登りをする私にとって遭難や滑落は決して他人事ではございません!!

遭難や滑落事故のニュースを見る度に、明日は我が身にならぬように…(-人-)

いつ何処で、自分の身に何が起こるのか、一寸先は闇…。


今年のGWは全国の山で遭難・滑落等の事故があり、過去最多の件数だったと警察庁のまとめで明らかになりました。




↓詳しくはこちら↓
GW中の山岳遭難事故と遭難者、過去最多に…

■4月26日~5月6日の間に全国で起きた山での遭難事故の数は155件!

■遭難者数が201人・滑落して死亡された方が22人

■ケガをされた方が72人の他、8人が行方不明のまま…

山岳での遭難事故の多くはいつの時代も【天候に対する判断の甘さ】や、【装備が不十分】な上に【体力的に無理な登山計画】を立てた為に起きている事が多いとされています。


山登なでしこは登山歴5年目で、雪山を始めてまだ3年目のひよっこです(*^^*)




可愛く山スカを履いていた時期もありましたが、ただ流行りで登山を始めた山ガールではございません!

常に万全な装備を心がけ、日帰りでも最低10~12キロのザックはいつも担いでいます(^^)v

最近は…ちと歳を感じるよ~になったので、強行な計画は立てずにのんびり景色や山ごはんも楽しんで~♪




もともとピークにはあまり拘らない質なので、特に雪山の場合は悪天候の日や雲行きが怪しい日には登らず、テントの中で宴会派です(^^)/▽☆▽\(^^)




登山は私の生き甲斐ですが、綺麗な景色も見れないのに登っても危ないだけだし、寒いだけ~(´ψ`)

一緒に登る仲間達も皆、危険を犯して命がけで登るようなガツガツ派ではございません!

山登なでしこは去年のGWに涸沢で念願の雪上テン泊デビュ~☆彡




去年も穂高では滑落事故が頻繁にあり、朝から救助ヘリが何機も北穂や奥穂・涸沢岳へ…




今年も残念な事に遭難や滑落事故が多発しておりました( ̄ロ ̄;)

5月5日のこどもの日は冬型の気圧配置で暴風雪になり、1日で30センチの雪が積もり…




無人のテントが雪の重みで潰れていたり…w(°O°)w
持ち主は北穂か奥穂へ!?

翌朝の6日には1日中、救助ヘリが奥穂や前穂の吊り尾根付近を何度も旋回…w(°O°)w




他にも、ニュースにはなっておりませんが…

初心者のおば様2名を連れたベテランの男性が、おば様にせがまれ渋々?北穂へ!
事もあろうにそのベテランの男性が途中で滑落し、血だらけで涸沢のテン場まで自力で下山されていたりだとか…(--;)

私が上高地へ入った日は朝から群発地震があり、徳沢で様子をみながら1泊し…
翌朝、涸沢へ食材を荷上げ♪
ある千葉の山の会の方々と途中まで付かず離れず登っていたのですが…

その会の方々の行動があまりにもバラバラで、ベテランさんとそうでない方の体力差にビックリ~(οдО;)

しかもその会の方々はあの暴風雪の日!しかも全員で奥穂へ登って行かれ、これまたビックリ~( ̄ロ ̄;)

奥穂へ登頂できたのかは定かではありませんが…
無事に涸沢のテン場には戻って来られたから良かったものの~
いくらベテランさんでも、あのメンバーを連れての奥穂はあまりにもリスキーちゃいますか~(--;)

それも経験の1つ?
それがベテランさんが率いる山の会や山岳会というモノなのでしょうか?

私にはとても理解不可能でした(-ω-)


今年もGW中に起きた穂高岳での遭難救助を身近で見て、春山は晴れれば天国♪荒れればほんまに地獄になるのだと実感致しました。

山を、自然をナメたらあきません!!
無謀さや過信が命取りになる事を…
今回の事故や遭難を他人事と思わず肝に命じておかねばなりませんね(__)

自然相手ですから、常に謙虚に♪
状況を見極め・撤退する勇気を!

トラブルを最小限に抑えるリスクマネージメントができるかできないのか…
最悪の場合は命に関わります!

体力任せでもダメ!高性能のギアだけ揃えてもダメ!

それらを使いこなせる技量、そして経験によってのみ培われる知恵と判断力を身に付ける事がこれからの私の課題です☆彡


山は時には厳しく、時には優しく美しく…☆彡




山では常に自己責任だと言われますが…
山に限らず【人生全て自己責任】です!!

楽しく安全な登山を続ける為に…

知力(mind)・体力(physical)・技術(skill)の総合的なバランス力と、時間・お金・そして、気持ちや心の余裕を持つ事がとても大切な事だと思います☆ヽ(▽⌒*)


最後に…

今回、事故でお亡くなりになられた方々の御冥福を、心よりお祈りさせて頂きます…(-人-)



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10 コメント

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ゴールデンウィークだけでそんなに山で遭難や滑落、行方不明、死亡ってあったんですね。 (えれぇこった2号)
2014-05-18 23:53:10
最近怖くて足がすくむ事が多々(^^;;
前は怖さを知らなかったのか?

私の場合1号ととが、危険に関しては判断してくれるのでそれに従うのみなんですが
1号ととが危険と困難は違うってよく言ってます。

我々はピークハントじゃ無いから。。。。って(*^^*)

山はどんなにベテランさんでも何があるかわからないですよね。
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えれぇこった2号さんへ♪ (山登なでしこ)
2014-05-19 02:57:06
車の運転もそうだけど、少し慣れた頃やベテランさんの方が危ないのかも…(^^;

ほんまの怖さを知ると人間は謙虚になるので、怖さを知ったり見たりする事も大事な事かもしれませんね♪

【危険と困難は違う】って奥深い言葉ですゎ~☆彡

山は、特に雪山はリスキーなので…
ベテランさんになればなるほど危険と隣り合わせなのかも!?

何もしなかったら滑落も遭難もしないけど、する以上はもしも・万が一の時に備えて、如何にリスク回避できるかが大事かな?っと…。

何事も経験ですから~
楽しい筈のお山で死なない為にも、お互い謙虚に学んでゆきましょうo(^∇^o)(o^∇^)o

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Unknown (ひゅう)
2014-05-19 14:25:44
こんにちわ。救助ヘリはそんなに頻繁に飛んでいるのですね・・・。bp-hiroさんの記事も拝見しました。私の母は丁度その頃20代だったので、私はくどいほど「登山なんてとんでもない。他人様に迷惑をかけ、残った家族に苦労をかけるだけだ。」と育てられましたが、時代的な背景を少し理解できました。良かれ悪しかれ時代は変わりましたね。母には山ガールがどんな風に見えているのでしょうか。

四国遍路、巡礼、古道歩きの延長線上で大峯奥駈道に迷い込んでしまい、私たちも今思案しているところです。山は夏の低山ハイクだけが原則なのに、ちょっと険しいじゃないですか(笑)。とはいえ、ツアーに参加して知らない(おそらく危機意識が低いだろう)人とチームを組むなんて恐ろしい。まずは岩場鎖場講習からでも、ぼちぼち準備を始めようかと思っているところです。やっぱり、途中では止められませんよね(涙)。

今年はヒマラヤでもシェルパさんがたくさん亡くなる事故があったそうですね。こうなると最後は運でしょうか。できる準備はしっかりやって、後悔のない人生を送りたいですね。ご紹介ありがとうございました。
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ひゅうさんへ♪ (山登なでしこ)
2014-05-19 15:30:03
ひゅうさんこんにちは♪

積雪期に限らず北アルプスの穂高岳ではいつも救助ヘリが飛んでいます(´`)

西穂高では目の前で救助現場も見ましたし、後方で滑落した人の声と崩れる岩の音も聞きました(ノдヾ。)゜。
南岳から北穂へソロで縦走した時は遭難者のご遺体も発見されたり、落石で滑落されて指を切断されてしまった方が天候不良で救助されぬまま3日間もビバークされていたり…
実際に私も去年の夏は縦走中に落石に遭って顔にアザがぁ~( ̄ロ ̄;)

遭難・滑落だけじゃなくて落石の危険も日常茶飯事にあります(´`)
なのでヘルメットも必需品です☆彡

今は山岳保険やレスキュー保険もありますが、一昔前は遭難したら莫大な金額がかかって、残されたご家族の負担は想像を絶する程だったのではないかと…。

大峯奥駈道に少しでも足を踏み入れたらもう後戻りはできませんょ~(≧▼≦)
それほど魅力と魔力のある場所ですから☆彡

私もまた奥駈病がウズウズと…(笑)
私もそうでしたが、縦走される時は予備日も入れて!
エスケープルートがあっても交通アクセスが最悪ですから、とにかく安全に焦らず、楽しみながら歩いて下さいね♪

運も実力のうち~☆彡
できる準備や装備と覚悟を決めて、しっかりと頑張って下さいo(^^)o

日程が合えば私も大普賢岳→弥山の間か前鬼まで食料や水の荷上げ&応援に行きま~す☆ヽ(▽⌒*)

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Unknown (あるパパ)
2014-05-20 19:59:00
山に限らず【人生全て自己責任】です!!

名言ですね。感動しました。

ぼくもこの冬にソロで稲村ヶ岳にチャレンジしてかなりやばい状況で心底怖いなと感じソロはやめようと思ったところです。ま、それだけがリスクマネジメントではないんだろうけど…雪山のソロの危険性というのは格段に高いですもんね。

しかし、今年のGWの山岳遭難は異様ですね。ぼくも気をつけたいなと思いました。
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あるパパさんへ♪ (山登なでしこ)
2014-05-21 12:26:33
今年のGWはほんまに山岳遭難が多かったですね~
改めて数字で見てビックリしました(m'□'m)

【人生全て自己責任!】
この歳になるとつくづく思う今日この頃…(^^;

私も去年の暮れにソロで稲村ヶ岳に入山しましたが、小屋の手前でそそくさと撤退しちゃいました(≧▼≦)

関西の山は低山ですが、特に大峰山系は電波も入りませんし、奈落の底やトラバースばかりで…
北アルプスや八ヶ岳とはまた違う意味で怖さを感じます(●´mn`)

ソロの雪山はかなりリスキーですもんね…。
ソロで登るようになってから装備に関しても下調べも念入りにするようになりましたし、あまり無茶はしなくなったかも(^m^)

登山はみんなと登っていても基本的にはソロだと思うので、心構えと装備や準備はとても大事だと思います☆彡

自己責任とリスクマネージメント!!

登山って人生と同じくらい難しい~(≧▼≦)


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判断 (Ikajyu)
2014-05-25 10:52:12
自分の今の状況を客観的に判断して、天候などの
コンディションとあわせもって考える必要性があるようですね。ただ、貴重な休日をということでせっかくだから
と多少無理をしてしまうところが出てしまうかもしれませんね。
そこは勇気を持った撤退が必要になってくると思います。
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Ikajyuさんへ♪ (山登なでしこ)
2014-05-26 20:15:13
いつもコメント有難うございます(*^^*)

勇気ある撤退…。撤退する勇気!
お休みが限られている時の決断は難しいですね~(^^;

私は基本的にヘタレなので、大雨や視界の見えない大雪の時にはアタックは諦めますが、下山となると無理してでも行動しちゃうかも…(m'□'m)

事故は下山にも多いし~(汗)

全て結果論なので、難しいですね(´`)

とにかく私は長期縦走や雪山に関しては臆病になるようにしています!


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Unknown (caddis)
2014-06-29 01:22:33
1か月前の記事に申し訳ありません。
はじめまして。
以前に、立山のビーコン規制で検索した折に、このブログに来させていただいて以来、たま~にのぞかせていただいている者です。

私はたいした山行は行っていませんが、遭難に対しては、おっしゃるとおり「知力(mind)・体力(physical)・技術(skill)の総合的なバランス力」ももちろん必要ですが、そこそこ歳をとると、自分の体調や持病の状態(データや数値)の判断も必要になってきます。
私の場合それでいろいろご迷惑おかけした口なので・・・(笑)

積極的に行くにも、臆病になるにも、どちらにしても裏付けとなるものは必要ですね。
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caddisさんへ♪ (山登なでしこ)
2014-07-03 09:35:21
caddisさんはじめまして!コメント有難うございます☆ヽ(▽⌒*)

仕事がバタバタで最近はアップもままならず~
返信が遅くなりごめんなさい…<(_ _*)>

立山の入山の際にはビーコンのレンタルに関して詳しい記事が無かったのですが、少しはお役に立ちましたでしょうか?


今年のGWは立山と涸沢に行っていたのですが…
立て続けに起きた遭難事故を目の当たりにし、この記事を書きました(^^;

私はソロテン泊縦走が好きで毎年夏には1週間程山に入るのですが…
総合的なバランス力も去ることながら、その日の天候の見極めや体調等…
多少無理してでも行けるのか、止めるのかの判断が大切だなぁ~と思う山行が多々ありました(^^ゞ

わたしの場合はまだキャリアも短いですしソロが多いので、自由気ままにのんびりと~♪
予備日と食料&お水に余裕を持って行くように心掛けています☆彡

これから先、まだまだ色々な経験をすると思うので…
もしもの時に備えて冷静な対処や行動ができるように!
いざという時の覚悟も必要だと思う今日この頃…

そんな意味でも装備や心構え・総合的なバランス力・判断・行動力と気持ちや日程の余裕が大切だなぁ~と思っていますo(^^)o


願わくば遭難や滑落事故にならぬように(≧▼≦)


つたない山行の珍道中~なブログですが、またちょこちょこ覗いて下さいね(*^^*)

今後とも宜しくお願い致します☆彡

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