菅総理は社会保障費の財源に、消費税を10%に増税すると決めた。TVのニュースで与謝野経済財政担当大臣と笑顔で握手をする菅総理を、これまで以上にさめた気持でみていた。
この国の、税金の使われ方の不透明性をそのままに、簡単に増税に加担する菅さんは、故市川房枝さんと一緒に、市民運動をしていた菅さんとは思えない。なるほど、あれから30年以上のつき日が流れた・・。
がっかりするのはもうひとつ、今の閣僚にも、社会保障改革検討本部にも、ひとりも女性がいないことである。菅さんはそのことにも鈍感だ。
男女共同参画基本法ができてからは、女性閣僚のいない内閣ははじめてではないか。自民党政権時代には、なんだかんだとあったが、女性大臣がかならず存在した。小池さんや、野田聖子さん・・・
菅さんには、脱原発でがんばってほしいと思っていたが、増税という国民にとっては一番大切なときに、男性だけで決めてしまったことに非常に違和感を感じる。
2015年までに消費税10%となる・・国民が納得する、安心して年をとれる国になるだろうか・・。