きょうになって、鳩山さんは、菅さんをペテン師だと言っている。退陣の時期について、思惑が食い違っているらしい。
私が変だとおもうのは、二人が密室で事前に交わした話の内容が、公に記名投票という政治家にとっては、非常に重い責任ある行動よりも優先されるがごときに、報道されるニュースの異常さである。
菅さんにしてみれば、不信任案は否決されたのだ。一国の総理だもの、退陣は自分で決めるだろう。不信任を野党と一緒になって可決する勇気もなく、密室の談合を優先せよとは、なんという政治感覚かと、思う。
政治家の決断のなんと軽いことよ。きのうは、否決した議員たちが、きょうはまた小沢さんの元に集まっているそうだ。親分に「自分で判断せよ」と言われ、自分の意思で否決を投じてもなお、親分の機嫌をうかがい、またしても、自分の意思をまげるのか・・。自分の意志などどうでもいいのか・・。
こんな政治、国民不在の政治をまねいているのは、負けを認めたくない小沢さんがいるからだと思う。鳩山さんの後、民主党の代表選で負けたことで、小沢さんはむきになっている。たしかに菅さんはゆるいなあと思う。しかし、今は政治家が一致団結して、この国の復興に取り組まなければいけない。被災者の身になってほしい。原発事故は深刻だ。
鳩山さん、つぎの総理はだれにするつもりだったんだろう。まさか小沢さん?まさかねえ・・
この国が、アメリカのオバマ大統領が就任してから、3人目の総理だってこと、恥ずかしくないのかしら。自分も1年ももたなかったってことなんとも思わないのかしら。