詩篇24番は3分半程の曲で、オーケストラと合唱による賑やかな作品です。オルフのカルミナ・ブラーナに良く似た雰囲気で、カルミナ・ブラーナの中に紛れ込ませて演奏しても知らない人は気が付かないだろうと思えるくらいです。ペトルッチ(IMSLP)サイトでフルスコアを入手出来ます。良く見るとオーケストラと言っても金管群とティンパニにハープとオルガンと言う編成で木管と弦が含まれていません。
詩篇129番は詩篇3作の中では不人気作品のようで私が入手したCDには収録されていません。動画サイトでも24番と130番に比べるとアップされている音源数も少なくて、複数あることはありますがどれも同一音源の様にも思われます。ペトルッチサイトではフルスコアは入手できず、ピアノ伴奏版が入手できます。その楽譜の表紙を見るとオーケストラとバリトンのための詩篇129番となっています。音源を聴くと独唱ではなく斉唱に聴こえます。7分半程の曲です。どうもこの曲には異なる版があるのか、オーケストラ版をピアノ版にリダクションする際に大幅に手を加えているのか、伴奏の構成はペトルッチで入手できるピアノ版の楽譜と、動画サイトで聴ける詩篇129番とでかなり違うようです。でもバリトン独唱の作品として高い品格をもった格調高い格好の良い作品です。これは歌いたいですね。詩篇だからラテン語かと思いきや古フランス語なのでしょうか、詩の読み方については研究が必要な様です。さらにオーケストラ作品をピアノにリダクションしたからか、ペトルッチ版のピアノ伴奏譜は通常の2段組の大譜表のところもありますが、3段組になっている箇所も多いです。同時に鳴る音を数えると最大8音の様なので両手の指の数で間に合うことは間に合いますが、どうやっても一人の人間で弾けるキィの分布ではありません。はい、連弾で弾いていただきましょう。大人の学芸会という集まりでは伴奏したいピアニストが余る傾向にありますし、フランス音楽大好き人間も多いので、声をかければ直ぐにこの指に止まってくれそうです。それまではパソコン音源で伴奏音源を作って歌える様にしておかないと、この手の楽譜でもパソコン音源は苦手としないので助かります。この楽譜をレッスンに持って行っていきなり声楽の先生に教えて下さいと言っても、ピアノが弾けない(どうやって弾くのか判らない)からと却下されそうです。
詩篇130番は前2曲に対して24分程の大曲となっています。バックボーンはロマン派の範疇に入っていると思います。宗教曲としての信仰心も間違いなく存在しています。ロマン派音楽から少しはみ出す程度の現代音楽的なスパイスが結構効いていると思います。ストラヴィンスキーの詩篇交響曲に比べれば余程普通のクラシック音楽愛好家の耳に馴染むと思います。4年後にはリリー・ブーランジェ没後100年のメモリアルイヤーがやってくるので、2018年には詩篇に限らずリリー・ブーランジェの作品が日本においても多数演奏されることを望みます。カンタータ「ファウストとエレーヌ」に詩篇の3曲、それに「ピエ・イエズ」と声楽作品でまとめたプログラムの演奏会を是非是非開催して欲しいですね。聴けるだけ聴きたいと思います。
様々な芸術の中で女性の進出が最も遅れているのはクラシック音楽の作曲の世界だそうです。クラシック音楽には関心がないけれどジェンダー問題には関心がある、と言う方には多少強引にでも聞かせてみたいと思いますが、無理強いは出来ませんね。
兎に角何年かかってもリリー・ブーランジェの詩篇129番は必ず歌います。どんな形にせよこの曲を自ら歌ってみるまでは絶対に死にたくない、言い換えればそれだけの生きる力を与えてくれる作品です。嗚呼リリー・ブーランジュ様、貴方に少しでも近づきたいと言う思いを抱えたオジが太平洋の西の端の島国に一人います。
詩篇129番は詩篇3作の中では不人気作品のようで私が入手したCDには収録されていません。動画サイトでも24番と130番に比べるとアップされている音源数も少なくて、複数あることはありますがどれも同一音源の様にも思われます。ペトルッチサイトではフルスコアは入手できず、ピアノ伴奏版が入手できます。その楽譜の表紙を見るとオーケストラとバリトンのための詩篇129番となっています。音源を聴くと独唱ではなく斉唱に聴こえます。7分半程の曲です。どうもこの曲には異なる版があるのか、オーケストラ版をピアノ版にリダクションする際に大幅に手を加えているのか、伴奏の構成はペトルッチで入手できるピアノ版の楽譜と、動画サイトで聴ける詩篇129番とでかなり違うようです。でもバリトン独唱の作品として高い品格をもった格調高い格好の良い作品です。これは歌いたいですね。詩篇だからラテン語かと思いきや古フランス語なのでしょうか、詩の読み方については研究が必要な様です。さらにオーケストラ作品をピアノにリダクションしたからか、ペトルッチ版のピアノ伴奏譜は通常の2段組の大譜表のところもありますが、3段組になっている箇所も多いです。同時に鳴る音を数えると最大8音の様なので両手の指の数で間に合うことは間に合いますが、どうやっても一人の人間で弾けるキィの分布ではありません。はい、連弾で弾いていただきましょう。大人の学芸会という集まりでは伴奏したいピアニストが余る傾向にありますし、フランス音楽大好き人間も多いので、声をかければ直ぐにこの指に止まってくれそうです。それまではパソコン音源で伴奏音源を作って歌える様にしておかないと、この手の楽譜でもパソコン音源は苦手としないので助かります。この楽譜をレッスンに持って行っていきなり声楽の先生に教えて下さいと言っても、ピアノが弾けない(どうやって弾くのか判らない)からと却下されそうです。
詩篇130番は前2曲に対して24分程の大曲となっています。バックボーンはロマン派の範疇に入っていると思います。宗教曲としての信仰心も間違いなく存在しています。ロマン派音楽から少しはみ出す程度の現代音楽的なスパイスが結構効いていると思います。ストラヴィンスキーの詩篇交響曲に比べれば余程普通のクラシック音楽愛好家の耳に馴染むと思います。4年後にはリリー・ブーランジェ没後100年のメモリアルイヤーがやってくるので、2018年には詩篇に限らずリリー・ブーランジェの作品が日本においても多数演奏されることを望みます。カンタータ「ファウストとエレーヌ」に詩篇の3曲、それに「ピエ・イエズ」と声楽作品でまとめたプログラムの演奏会を是非是非開催して欲しいですね。聴けるだけ聴きたいと思います。
様々な芸術の中で女性の進出が最も遅れているのはクラシック音楽の作曲の世界だそうです。クラシック音楽には関心がないけれどジェンダー問題には関心がある、と言う方には多少強引にでも聞かせてみたいと思いますが、無理強いは出来ませんね。
兎に角何年かかってもリリー・ブーランジェの詩篇129番は必ず歌います。どんな形にせよこの曲を自ら歌ってみるまでは絶対に死にたくない、言い換えればそれだけの生きる力を与えてくれる作品です。嗚呼リリー・ブーランジュ様、貴方に少しでも近づきたいと言う思いを抱えたオジが太平洋の西の端の島国に一人います。
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