お盆休みで計画年休と言う建前で会社に無理やり年休を取らされて家にいます。家人がいると歌の練習も出来ず、パソコンの前に座って動画サイトで色々と音源を漁っています。いつしか懐かしい日本の合唱曲に行き着いていました。
1975年のNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲です(詩:岩間芳樹)。齢がばれますが、私が高校に入学して合唱を始めたのが1976年です。私自身は仕上げた形としてはこの曲を歌ったことは無いが、何かにつけて先輩達が歌うものだから直ぐに憶えました。旋律だけなら今でも楽譜無しで歌えます。最近は歌詞を覚えるのに四苦八苦しているのに、昔覚えた歌詞は忘れないものですね。
Nコンの課題曲だから、混声合唱版だけでなく、女声合唱版、男声合唱版ももちろんあります。Nコン課題曲としての楽譜にはギターのコードも振ってあったと記憶していますが、その後合唱組曲「海の詩」として出版された楽譜にはギターコードは記されていない様です(74年の課題曲「灯火を高くかかげて」にもギターコードが振られていたので、この頃はNHKの方針としてギター伴奏を前提にするようにしていたのでしょうか)。それ以外にも「・・・自由な羽ばたきを望んでいたはずだった」という歌詞の「望んでいた」の部分が、Nコン課題曲楽譜では「のぞんーでいた」が、後の組曲版では「のぞんでーいた」に譜割が変っていたはずです。渋谷のYAMAHAの楽譜売り場で「海の詩」の楽譜を広げながら譜割が変っている等と合唱部の友人と話していたら、見かけないオジサンが近づいてきて、いきなり「廣瀬です。」と言われたのには驚きました。その時の風貌を今でも思い出しますが、お召し物はきちんとしたスーツ姿でしたがなかなか個性的なご尊顔でした。
曲想は高校生の感性のスィートスポットにはまるもので、公害・環境破壊に対する抗議がテーマになっている様に思います。「海はなかった」は動画サイトにも複数アップされていますし、「海の詩」の楽譜もCDも現在でも入手できます。が、廣瀬良平氏がその後に発表した合唱組曲「海鳥の詩」の方が有名で演奏機会も多いようです。特に「海はなかった」以外の「海の詩」の収録曲はほとんど演奏されていないのではないでしょうか。それでも動画サイトで検索すると「海の詩」の全ての曲を聞くことが出来ます。「海の詩」が「海鳥の詩」ほど歌われない最大の理由は2曲目の「シーラカンス」でしょうね。「海の詩」の楽譜を広げた時に、「シーラカンス」はどうやって演奏するんだろうと?????となった記憶がかすかにあります。4曲目の「海の匂い」のモチーフが「海鳥の詩」にも使われていて、いつの間にか「海の詩」の4曲目の「海の匂い」と「海鳥の詩」がゴッチャになっていました。
「海はなかった」が単独で収録されている混声合唱名曲集という楽譜集は購入しているので、機会があれば歌ってみたいと思っていますが、「海の詩」の楽譜を購入して「海の匂い」も歌ってみたいと思っている自分に気がつきました。
あの頃歌った合唱曲で、今でも歌ってみたい曲は多数ありますが、色々探して見ても音源も楽譜も見当たらないのが、大中恩の合唱組曲「遥かなものを」です。特に終曲の「山頂」、出だしの歌詞はたしか「足をはり 手を伸ばし そがれた岩の端に立てば」だったと思いますが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番1楽章のピアノの出だしのような前奏で始まるダイナミックでスケールの大きい曲です。何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非是非お知らせ下さい。
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さて、宣伝です。
来る8月24日(日) 大人の学芸会サマー・フェスティバル で
レイナルド・アーンの歌曲;「クロリス」、「夜に」、+もう1曲ぐらい
歌わせて頂きます。 @門前仲町徒歩10分 Symphony Salon
13:00-18:00 私の出番は後半になりそうです。
このブログを見て興味を持っていただいた方は、宜しかったらお聞きにいらして
下さいませ。なおサマー・フェスティバルは器楽アンサンブルが中心で声楽は
少数派ではあります。
1975年のNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲です(詩:岩間芳樹)。齢がばれますが、私が高校に入学して合唱を始めたのが1976年です。私自身は仕上げた形としてはこの曲を歌ったことは無いが、何かにつけて先輩達が歌うものだから直ぐに憶えました。旋律だけなら今でも楽譜無しで歌えます。最近は歌詞を覚えるのに四苦八苦しているのに、昔覚えた歌詞は忘れないものですね。
Nコンの課題曲だから、混声合唱版だけでなく、女声合唱版、男声合唱版ももちろんあります。Nコン課題曲としての楽譜にはギターのコードも振ってあったと記憶していますが、その後合唱組曲「海の詩」として出版された楽譜にはギターコードは記されていない様です(74年の課題曲「灯火を高くかかげて」にもギターコードが振られていたので、この頃はNHKの方針としてギター伴奏を前提にするようにしていたのでしょうか)。それ以外にも「・・・自由な羽ばたきを望んでいたはずだった」という歌詞の「望んでいた」の部分が、Nコン課題曲楽譜では「のぞんーでいた」が、後の組曲版では「のぞんでーいた」に譜割が変っていたはずです。渋谷のYAMAHAの楽譜売り場で「海の詩」の楽譜を広げながら譜割が変っている等と合唱部の友人と話していたら、見かけないオジサンが近づいてきて、いきなり「廣瀬です。」と言われたのには驚きました。その時の風貌を今でも思い出しますが、お召し物はきちんとしたスーツ姿でしたがなかなか個性的なご尊顔でした。
曲想は高校生の感性のスィートスポットにはまるもので、公害・環境破壊に対する抗議がテーマになっている様に思います。「海はなかった」は動画サイトにも複数アップされていますし、「海の詩」の楽譜もCDも現在でも入手できます。が、廣瀬良平氏がその後に発表した合唱組曲「海鳥の詩」の方が有名で演奏機会も多いようです。特に「海はなかった」以外の「海の詩」の収録曲はほとんど演奏されていないのではないでしょうか。それでも動画サイトで検索すると「海の詩」の全ての曲を聞くことが出来ます。「海の詩」が「海鳥の詩」ほど歌われない最大の理由は2曲目の「シーラカンス」でしょうね。「海の詩」の楽譜を広げた時に、「シーラカンス」はどうやって演奏するんだろうと?????となった記憶がかすかにあります。4曲目の「海の匂い」のモチーフが「海鳥の詩」にも使われていて、いつの間にか「海の詩」の4曲目の「海の匂い」と「海鳥の詩」がゴッチャになっていました。
「海はなかった」が単独で収録されている混声合唱名曲集という楽譜集は購入しているので、機会があれば歌ってみたいと思っていますが、「海の詩」の楽譜を購入して「海の匂い」も歌ってみたいと思っている自分に気がつきました。
あの頃歌った合唱曲で、今でも歌ってみたい曲は多数ありますが、色々探して見ても音源も楽譜も見当たらないのが、大中恩の合唱組曲「遥かなものを」です。特に終曲の「山頂」、出だしの歌詞はたしか「足をはり 手を伸ばし そがれた岩の端に立てば」だったと思いますが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番1楽章のピアノの出だしのような前奏で始まるダイナミックでスケールの大きい曲です。何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非是非お知らせ下さい。
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さて、宣伝です。
来る8月24日(日) 大人の学芸会サマー・フェスティバル で
レイナルド・アーンの歌曲;「クロリス」、「夜に」、+もう1曲ぐらい
歌わせて頂きます。 @門前仲町徒歩10分 Symphony Salon
13:00-18:00 私の出番は後半になりそうです。
このブログを見て興味を持っていただいた方は、宜しかったらお聞きにいらして
下さいませ。なおサマー・フェスティバルは器楽アンサンブルが中心で声楽は
少数派ではあります。
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