goo blog サービス終了のお知らせ 

生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

オーブンレンジド チーズ鱈

2016-08-28 23:11:37 | グルメ

 ネットを見ていたら、よくあるツマミのチーズ鱈をオーブンレンジでさっと焼いて冷ましたものが、ワインに非常に良く合う、との記事が目に止まりました。ちょうど16時頃です。さっそく歩いて10分ほどのスーパーにチーズ鱈を買いに行こうかと、玄関のドアを開けてみると霧雨が降っていました。そこでスーパーは止めにして歩いて3分程のコンビニに済ませることにして、普通のチーズ鱈に、こってり何とかのチーズ鱈と、こだわりチーズを使ったチーズ鱈だか何だかの、3手類を購入してきました。ネット情報によると、アルミホイルを一回丸めてから伸ばし、シワシワにすることでチーズが溶けてもアルミホイルから剥がしやすくなるとのこと。

 さっそくオーブンレンジで焼いてみました。焼き時間はレンジによって変わるので様子を見ながら先ずは2~3分程で調整するようにとのことでした。2分では短いようで美味しそうな焦げ目は付きませんがチーズの方は結構溶けてきている様。プラス1分にしてアルミホイルごと箸で皿の上に取り出すと、結構早く冷めて行きます。細長い形状のチーズ鱈の方がチーズが溶け出しやすい様なので、次回からは調達の際に出来るだけ太短いチーズ鱈にしようと思っています。正方形とか円形があればその方がベターです。

 チーズが溶けるので間を開けて並べる必要があるので、一度に多くは焼けません。そこで1回目が焼き終わった後、間をおかずに2回目を仕込みましたが、2回目はレンジ自体が予熱されているので焼き時間を短めにしないとアルミホイルにくっついて剥がし難くなります。まあ、何事も自分で試して塩梅をつかむのが何よりです。

 とりあえず口に入れてみると、普通にチーズ鱈です。多少香ばしさが立っているかなというぐらいで、これはネット情報が少々大げさだったかなと思いました。しかしワインと一緒に食すると絶妙なコンビネーションです。あっという間に一日の規定量を飲んでしまうので、間が持たないという大きなデメリットがあります。しかしそのデメリットを上回る魅力がありますね。これは暫くの間、飽きるまでワインと一緒に楽しむしか無さそうです


台風9号のおかげで変わり種ラーメンを楽しんで来ました   ”オマール海老ラーメン”

2016-08-22 22:58:43 | グルメ

 台風9号、凄かったですね。出社時は家人に最寄りの駅まで車で送ってもらいましたが、車に乗るまでに濡れて、僅か数mの下車から駅の屋根の下に入るまでに再び濡れました。しかしおかげで傘は使わずに済みました。通勤電車の中で濡れた傘はなかなか扱いに困るので、傘が濡れるよりは身体が濡れる方が全くありがたいです。

 職場はビルの21階で、周囲のビルの合間をぬって東京湾が僅かに見えます。久しぶりの大嵐でしたね。時折窓の外の視界もなくなりました。午前中からあちこちの鉄道路線が止まっているという口コミが職場を通過して行きます。昼過ぎには私の利用している路線も止まりました。代謝時刻頃には台風9号は北に遠ざかって鉄道路線も動き出すだろう、と思っていましたが、運休便も多く、大幅な遅れで混乱・混雑が予想されました。退社時刻前には運行を再会したという情報が入りましたが、おそらくしばらくは大混雑だろうと思い、覚悟の上でいつも通りに退社するか、残業して運行状況が多少改善してから退社しようか考えました。

 結論は定時にダッシュで先週末に開店した、焼き鳥のプロとラーメンのプロがコラボしたという麺屋武一に駆け込みました。メニューを見ると鳥の出しと合わせた”オマール海老ラーメン”というラインナップがあり、迷わずトッピング全載せを注文しました。美味しかったです。実際のところ期待していたのはもっとこってりとオマール海老の味がこれでもかと来てくれないかなと思っていましたが、私が期待した味は倍以上の値段を出さないと無理だと思います。それでもしっかりと香ばしいオマール海老の味が口の中に広がります。一口味わった瞬間に美味しいと思う味付けは、経験上最後にはくどくなるかしょっぱすぎることが多いのですが、麺や具を完食した後に残ったスープだけを味わうと、やはり少々しょっぱ目に感じました。そうでなければスープも間違いなく完食したと思いますが、どんなにおいしくてもやはりラーメンのスープは残すほうが塩分の摂り過ぎにならずにすみます。

 場所柄からオシャレな店の構えで、女性同士でも、女性一人で入店してもおかしくないと思います。ボリュームもガッツリというよりは上品目に設定されています。はっきり言ってガッツリ食べたい男性には単品では物足りないと思いますが、ご飯物も様々な小丼が用意されていて、次回はなんたらこだわりの卵かけご飯を食べて見たいと思っています。その時の主菜は鳥系のラーメンですね。

 その後職場に戻って1時間ほど残業をしてから退社しましたが、電車の中は普段の倍ぐらいの混雑で何ともストレスフルではありました。が、”オマール海老ラーメン”の余韻を思い出すことで何とか混雑を楽しみつつ帰宅することができました。

 毎回食べたいとまでは思いません。年に2~3回で良いところでしょうか。しかし家族や親しい友人などには、一度は食べて見る価値があると思うということで、紹介したいと思っています。あまり売れずにメニューから無くなってしまうのは非常に淋しいと思います。


ボンゴレ・ビアンコ それとも あさりのワイン蒸しパスタ

2016-01-06 22:35:15 | グルメ
 正月三が日、ツマミに合わせて白ワインを開けましたが、通常飲む価格帯の白ワインで残念ながらあまり美味しいものではありませんでした。そこで料理に使うということで無理に飲み干すことはしませんでした。その残った白ワインをどう料理に活用するかですが、真っ先に思い浮かんで且つ実際にやってみたのがあさりのワイン蒸しです。此処で私自身は独立したあさりのワイン蒸しという料理で完結していたのですが、家人にとっては独立したあさりのワイン蒸しという料理は頭のなかに存在していなかったようで、パスタに絡めたボンゴレ・ビアンコが登場しました。ちなみに我が家ではこれまでも主菜としてボンゴレ・ビアンコは度々食してはいますが、殆どの場合缶詰のあさりを使っています。

 さて、その様な流れで私としては独立したあさりのワイン蒸しがアペタイザーとして出てくるものと思い込んでいたところ、いきなりボンゴレ・ビアンコが出てきたという次第です。あさりのワイン蒸しとパスタとを会えるという作業は初めてのことで、手際が良くなかったためパスタの湯で時間は指定された時間より1分短くしていたとのことですが、アルデンテを遥かに通り越してコシが殆ど失われる状態になってはいました。ところがです。生きたあさりを買ってきて砂出しも不十分なところであさりのワイン蒸しを作り、それと平行して茹で上げたパスタとを絡めることで作ったボンゴレ・ビアンコは、従来缶詰のあさりで作っていた我が家の過去の全てのボンゴレ・ビアンコだけでなく、外食時に試した本職によるボンゴレ・ビアンコに比べても美味しゅう御座いました。実際に料理した家人も手際が悪かったことは認識していて、次はもっと手際よく調理すると言っていますし、クルマならスープの冷めない距離に済んでいる義母にも作って食べさせたいと行っています。

 今年の正月のエピソードとして、さほど美味しくはなかった白ワインの存在があったからこそ、生きているあさりであさりのワイン蒸し(バターも投入しています)を作ってパスタと絡めてボンゴレ・ビアンコにする。思わず笑みがこぼれる美味しい話です。あさりのワイン蒸しは誰にでも極めて簡単に作れる料理ですし、ボンゴレ・ビアンコにする相棒のパスタも買ってきて茹でるだけです。最初の内は手際が判らずパスタの湯で具合が行き過ぎだったり足りなかったりするかもしれませんが、そんなことお構いなしに美味しいパスタソースが簡単に手に入ります。2~3回失敗すればどのようにすれば美味しく作れるか十分に体得できると思います。美味しいです。本当に美味しかったです。また食べたいです。家人に作ってもらわずとも自分で作ってしまおうかとも思っています。そのためにはさほど美味しくない白ワインを常備するようにしないと。美味しい白ワインだと全て飲んでしまってあさりのワイン蒸しに使うワインが無くなってしまいます。

藤沢に美味しい天婦羅屋さんがあります。その名は「藤由」

2015-12-30 23:55:30 | グルメ
 我が家にとって定番の外食先が何箇所かありますが、最もかけがえの無い店が藤沢の天婦羅店「藤由」です。私が今の勤め先に就職したのが平成元年で、翌年に大学院の同期が同じ企業に就職してきました。彼の引っ越しを手伝ってレンタカーを返しに行ったのが藤沢で、夕食を奢らせる約束だったので店を探したのですが中々良い店が見つからず、消去法で入ったのが「藤由」という天婦羅屋さんでした。いやぁ~、天婦羅がこんなに美味しいものだったとは知りませんでした。それ以来年に数回、季節が変わる毎に大事な友人や家族と食べに行っています。今日も一年の締めくくりということで家族で行って来ました。

 全国各地から直送の水産物、何処産かは全て失念しておりますが、白魚のかき揚げ、カニの甲羅揚げ、定番のクルマエビ。飲み物は生ビールに厳選された日本酒、焼酎、ワイン。ご亭主セレクトのワインは天婦羅や刺し身とも喧嘩しません。メニューにはいくつかのコースが載っていますが私はカウンターに座ってご亭主に「おまかせ」で、と言って出されるものを楽しんで、足りないところを追加するパターンです。最初の内はメニューに有るコースを選んで、他のお客さんが美味しそうなものを食べていたら、それを追加して食べるのが宜しいのでは無いでしょうか。少々判り難いところにありますが、藤沢駅から徒歩5分程度と近いので藤沢を訪れた際には是非ご賞味頂きく。

 3月ごろは山菜が、梅雨の頃は鱧が、秋には松茸、冬は何を食べても魚は脂がのって美味しゅう御座います。そうそう4月5月ころは江戸前のギンポウ(←天婦羅ネタ以外では殆ど食べられていない魚です)。その他稚鮎、はまぐり、穴子、キス←この辺りはもう天婦羅の定番ですね。

カマンベール風チーズ、カマンベールチーズとブリーチーズ

2015-10-30 22:38:28 | グルメ
 明日、ちょっとした本番があるので昨日から禁酒モードに入っていたはずでしたが、今日の夕食のメインがパスタだったため結局赤ワインのボトルを開けてしまいました。Chateau Roc de Minvielle 2012。シャート-とあることからもお分かりのようにボルドーワインです。抜栓後の香りが素晴らしく、味も悪くありませんが、味の良さよりも香りの良さが秀逸な、フルボディのしっかりした1本でした。

 さて、ワインボトルを開けると必ずチーズも食べるわけですが、日本製のアルミフォイルで個包装されたチーズを良く利用しています。ハーブチーズとかペッパーチーズとか、種々ヴァリエーションがありますが、今日はカマンベール(風)とブラックペッパーチーズを楽しみました。カマンベールといえばクリーミーな白カビのチーズですが、実はブリーという1000年以上も歴史のあるチーズの製法をフランス革命の最中にイギリスに亡命しようとしていたブリー出身の貴族からその製法を教わったのがカマンベールチーズが誕生したきっかけだったという説があるそうです。

 ブリーチーズもカマンベールチーズも、デパートのチーズ売り場に行けばフランスから輸入された原産地保証のあるオリジナルのチーズを購入することが出来ます。どちらも白カビタイプのクリーミーなチーズで、非常によく似た味だと私には思えます。正直言って歌ヴェルネ・ソーヴィニヨンとメルローの赤ワインを区別できないように、目を閉じて同じ大きさのブリーチーズとカマンベールチーズを食べさせられたら、どちらがブリーでどちらがカマンベールか言い当てる自信は全くありません。

 ところで2007年の1月に、勤務先の短期語学研修制度でニューヨークの語学学校に1ヶ月留学させてもらったことがあります。その時に同じクラス(と言っても定員2名)で一緒になったのがフランスからの留学生で、彼にブリーチーズとカマンベールチーズの違いを区別できないと言ったことがあります。そうしたらその彼に大笑いされてしまいました。フランス人であれば食べなくても見ただけでブリーチーズとカマンベールチーズは区別出来るのだそうです。チーズに限らずワインなどでも同じですが、フランス(に限らずイタリアやドイツでも?)の原産地呼称制度とか原産地統制制度とか言われる制度(法律)では厳密に製造方法が決まっていて、その製造方法から少しでも外れるとその原産地製であることを表示することができなくなります。それでブリーチーズは直径30cmくらいの大きな塊で製造するのに対し、カマンベールチーズはその半分ぐらいの大きさで製造されます。なので大きさを見た瞬間にブリーチーズかカマンベールチーズか判別出来る、という訳です。ちなみに日本では原産地呼称制度に則ったブリーチーズもカマンベールチーズも入手出来ますが、原産地呼称制度に則っていないカマンベール風チーズの方が大量に流通していますね。そもそもカマンベール地方で製造されなければカマンベールチーズとは呼べないわけです。シャンパーニュ地方以外で製造されるスパークリングワインはシャンパンとは呼べないということと全く同じです。