goo blog サービス終了のお知らせ 

生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

Małgorzata Walewska - Mezzo-soprano Małgorzata Zalewska - Harp

2014-09-27 19:04:10 | 見いつけた
 「君管」動画サイトを彷徨っていたところ、素敵な姉妹?の音源を見つけました。若いというよりはベテランと言うべきかも知れません。Mezzoの女性は金髪でややふくよかな感じ、Harpの女性は黒髪?で細面に見えます。横顔は似ているようにも思われます。同じ舞台同じ衣装で十数以上の曲がアップされています。どれも二桁からやっと三桁ぐらいの再生回数です。キャプションを読むと、2013年10月のポーランド国立オペラでのコンサートとのことです。

 私の好きなフランス歌曲が多いようで、アーン、マスネー、ベルリオーズ、サン=サーンス、等の歌曲をグランドハープの伴奏で歌っています。他にもシューベルトや見たことの無いスペルの作曲家の歌がアップされたりしていますが、ポーランドの作曲家でしょうか?

 キャプションを見ると録音エンジニアの名前も記載されているので、声と伴奏のバランスをいじっていると思います。そう思って画像を見ると、歌手の正面2~3mのところに狭い間隔でやや両側に角度をつけて広げてセッティングした2本のモノラルマイクで声とハープの音を狙い、さらに床から数十cmの低い高さで歌手の側から真横の位置でハープの音を録っています。少なくともステージ全体と客席の前のほうを写した絵もありましたが、その3本以外には録音用のマイクは確認できませんでした。この配置だと正面の2本で基本の音作りをして、ハープのレベルが低いときに直接ハープを狙ったマイクからの音を足すという考え方だと思いますが、ハープ専用のマイクはとりあえず録っておいて必要が無ければ正面の2本だけで特にいじらないと言うことも考えられると思います。おそらく動画サイトにアップするときに音源の解像度を下げていると思いますが、聞いた限りでは可も無く不可もないという動画サイトの音源としては極普通のクオリティだと思います。声とハープのバランスとしては、複数ある動画のいずれも聞いた限りでは声が中心でハープは控えめと言う感じです。

 合唱団の一員としてオーケストラと歌った曲の中にはハープを使用したものもあるので、生でハープの音を聞いたことはあります。しかし、生でハープのみの伴奏の歌を聞いた記憶はありません。あるいはハープを含む小編成の器楽伴奏でも生で歌を聞いた記憶はあるようなないような。いずれにしても私のもっているイメージでは、グランドハープの音量は決して小さくはありません。ところがこのお二人の音源を聞く限りではハープはかなり控えめな音量の様に思えます。まあハープ奏者が音量を控えて演奏したと言うことだと思います。それにしても同じステージで十数曲もハープを弾き続けても指先は痛くならないものでしょうか? ハーピストの指先は弦ダコが出来ているとか、皮が厚くなって硬くなっているとか、ご存知の方がいらっしゃったらご教示下さい。