オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

トランスパックとボルボオーシャン世界一周レース

2014-12-07 12:42:53 | 日記

 舵誌12月号にボルボオーシャン世界一周レースが掲載されはじめた。 
 出場艇は7艇、今回から艇は65ftワンデザインに変更になった、女性だけのチームが・・・・と話題は多いが、トルコ・アメリカの合同チームのスキッパー「チャーリー・エンライト・30歳」とあった。 この名前、この顔に見覚えがある。
 そうだ、トランスパックのドキュメンタリー映画「モーニングライト」に登場したチャーリーだ。

 映画「モーニングライト」はロイ・ディズニーがアメリカの大学生にトランスパックレースをプレゼントした2007年のドキュメンタリーだ。 アメリカ中の大学生の中から一般公募で選抜し、15人に絞込み、2年近くトレーニングをして、学生たちだけでレースに参加したもの。 日本でも公開されたが世間一般の話題にはならなかった。 私はこの映画のDVDを手に入れ、50回以上観ていて、今も時々観ている。


 1992年、私たちの艇、44ftは、社員公募でクルーを募り、92~96年と3回にわたって「ハワイ・ケンウッドカップ」にチャレンジした。  公募でクルーを集めて選抜して2年間トレーニングしたこと、同じハワイが舞台ということもあり、映画「モーニングライト」にはとても興味があったし、いまでも関心がある。
 
 TP-52でトランスパックに乗ったのは15人のうちの11人、その中の一人チャーリーが7年後の世界一周レースのスキッパーだ。 更に驚いたのは、当時18歳で最年少、現在25歳の「マーク・タウィル」がゼネラルマネジャーだという。
 ロサンゼルス~ハワイの大型艇レースに初めて乗った大学生が、たった7年で過酷な世界一周レースのスキッパーとゼネラルマネジャーだ。これはたまげた驚いた、である。 アメリカという国、アメリカ人のエネルギー・バイタリティーには感服する次第であります。

 そしてそして、ロングレース前の最初のインショアレースでは、多くのメダリストたちを押さえてトップを取ったそうだ。
 う~ん、これからのボルボオーシャンから目が離せなくなった。
 前回同様にNHKのBS放送で放映してくれるといいのだが、 また解説はあのTY崎さんで。