オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

夏の終りのレースに

2014-08-25 18:36:18 | 日記

 ここ4~5年、夏の終りは沼津のレースに参加している。 その名も知られた「青雲グループ」SG本兄弟のチームだ。
 弟のSG本っちゃんとは遠い昔のNORCレース委員会、Qtonワールド、いやもっと昔かもしれない長い付き合い。
 兄上の快適な42ftで一杯呑んで、翌日は隣に舫ってある弟のトンがった25ftでレースに参加するという楽しいプログラム。
 兄上は不思議な方で、船にゼネレータやバウスラスター、スターンにテンダーをブラ下げる(何ていったっけ)リフトなど全部自分で取付けたり、スプレー避けのドジャーまで自作してしまう。 エンジンや電気関係にも精通していて、目からウロコの話ばかりだ。 船内はIH調理、電子レンジも整然として何のストレスもなく生活できるし、クラシックからジャズまで楽しんでいて、快適ヨット生活の教祖さまのような方だ。


 レースの方は25ft、オーナーが舵、私はメインシート、ダイゴロー選手とSN田父娘の3人がトラピーズに乗る、ここ2~3年決まったメンバーで楽しく真剣に和気あいあい。
 NO.1トラピーズのMIHOちゃんは、高校時代にFJ級でイタリアに遠征、優勝している実力の持主で、父上の船の船底掃除に潜るなど、潮っ気溢れる20代の美人で、私とのツーショットに納まってくれました。
 今回は私とダイゴロー選手、オーナーの3人、前夜の呑みすぎがたたってかクラス2位の成績でした。

 沼津は、駿河湾の大瀬崎を回りこんで突き当たりの多比(たび)という小さな漁港の横に洒落た多比ヨットクラブがあり、クラブハウスでは仲間が楽しそうに呑んでいる。 ここはきっとヘミングウェイも「ワンダフル」と言うに違いない。

 「今年の夏も終ったな」と話ながらダイゴロー選手と車で帰った。

 

江の島でセーリング

2014-08-18 12:49:07 | 日記

 お盆休みが終わり、今年の夏も終盤に入った。 茅ヶ崎の海岸には赤とんぼの姿も。
 残念ながら、今年の我がチームの西伊豆クルージングには参加できず、17日(日)この夏最後の江の島へ行った。

 この日はゲストにIM井さんのご家族を迎え、相模湾でのセーリングを楽しんだ。 IM井さんは元帆船「海星」の事務局長をされていた方で、ヨセフの広報部時代からの友人でもある。 
 午前11時前出港、めずらしく穏やかな海ですぐにメイン・ゼノアをアップし葉山方向へ向かう。
 我がチームからは、M原副会長、ヨセフ総務部長、のび太くん、バトラーの私。マウプティからはM中女子が参加してくれた。
 2時間ほどセーリングの後、エンジンの早さを体験してもらうためセールダウン、2600rpm、7,4kt、IM井さんもビックリでした。


 江の島入港後、テントを張ってデッキでランチ、ビールから始まりワインへと進んでいく。 ここではM中女子がいつものウデをふるって美味しいランチに。帆船の話、我がチームの生い立ち、船の整備など、海の話は尽きることがない。


 
 5時にはお開きとなり、みんな笑顔で帰っていった。 今年の夏の江の島はこれでおしまい、来週は沼津でレースだ。

鶴見線、その2と「風の塔」

2014-08-15 17:00:48 | 日記

 前回、鶴見線を掲載したらお二人の方からコメントをいただきビックリした。 調子に乗ってその2と、それだけでは面白くないので「風の塔」「海ほたる」もあわせて載せてみました。



 鶴見線は浅野駅で二手に別れ、右の川崎運河方向に二つ駅がある。 「新芝浦」と「海芝浦」、どちらも大手企業T芝の工場の
中にあり、乗降客はT芝社員がほとんどと思われる。 おまけに駅のホームが運河の上にせり出している。
 どのような歴史をたどってこういう形になったのか興味がわいてくる。 お国のための大切な仕事をしていたのではないか、そんな風に考えられる。 地図で見ると工場の敷地内に縦横に線路が敷かれているのがわかる。

 東京湾の川崎と木更津の中央に「風の塔」という人口の島がある。 アクアラインのトンネル部分の空気孔でヨットをイメージしたデザインになっている。 その木更津側に「海ほたる」があるが、毎日これらを見ながら船の運転をしている、という訳です。


鶴見線

2014-08-09 16:07:14 | 日記

 神奈川県は、藤沢・横浜、現在の茅ヶ崎と人生の大半をすごしてきたが、鶴見線という電車には縁がなかった。
 今回、仕事の都合で初めて乗ることになったが、横浜近辺にこんな味のある路線が残っていたのか、と嬉しくなってしまった。


 昭和30~40年代のたたずまいのままで、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気が漂う。
 沿線には大手企業の工場がたくさんあって、朝夕は結構混雑している。 魚釣にでかける人も時々見かける。
 しばらくはこの電車で通勤するのかと思うとちょっとうれしい。

 今回の仕事は、東京湾の航路の測量、その船の運転を担当することになった。 京浜運河沿いの小さな船着場に船を泊めさせてもらっているため、ほぼ毎日こちらにお世話になることに。

 面白い駅がたくさんあるので、また紹介することにしよう。