オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

第18回ケンノスケカップ@三崎港 

2013-05-19 10:59:49 | 日記
新しいチャンネル

 5月18日(土)、18回目を迎えた「ケンノスケカップレース」に行ってきました。 今回は「あ・うん」に乗ってコミッティーのお手伝いです。 林賢之輔さんの設計による艇とその思想にホレ込んだ人たちが毎年開催しているもので、賢之輔さんはヒナ壇に祀られ、手馴れたスタッフにより手際よく進められます。 今回、仙台から3日間帆走って参加した艇、アリランレース終了後このレースに直行した艇など14艇が三崎港に集結しました。西伊豆からも3艇、主を亡くした60ftの姿は見られませんでしたが、盛大な会になりました。 レースは、小網代~南西ブイ往復の10.4マイル、210°の風7~8メートルと絶好のコンディション。
1回のゼネリコのあと10時40分、きれいにスタートして行き午後2時すぎには最終艇フィニッシュ、待ちに待ったパーティの始まりです。  乾杯のあと、賢之輔さんのあいさつ、「あ・うん」のK里さんの講評、表彰と進み、お楽しみ抽選会やケンノスケさんとのジャンケン大会など、いろいろ楽しませてくれます。 賢之輔さん設計の艇は質実剛健、派手さはなく長距離航海に徹した艇で、最近のレース艇や輸入プロダクション艇とは一線を画していて、その人柄も含めて根強い人気がありますね。 今回もいろいろな出会い・再会がありました。 会社をリタイアして、ちょっと太平洋横断した、という方の飛び入りスピーチ、1975~1978の世界選手権日本開催まで一世を風靡したQトンで「AIA」に乗っていたFK田さんとの再会、などなど、楽しいひとときをいただきました。 パーティ終了後も停泊した船内あちこちで酒盛りが繰り広げられ、私も「あ・うん」の船内でご一緒させていただきました。 参加艇の名前・レティシアから、映画「冒険者たち」の話になり、アラン・ドロン、リノ・バンチェラ、レティシァを演じた女優の名前が出てこない・・・ほらほら、誰かが「ジョアンナ・シムカス」っと叫び、またまた話が弾みました。みんな見ていたんですね、あの映画を。  写真の赤いウェアの先輩は毎年、焼酎・伊佐美をさりげなく12本も寄贈されている方、仙台から参加した兄弟は、参加の理由を「賢之輔さんが好きだから」と・・・。 強くつよく記憶に残る一日になりました。
 
 18回を数えるこのレースでゼネリコは初めてだとか、アイツが初めてゼネリコをやった、と記録に残ってしまいました。また、アンカーロープ150メーターを上げるのはチトしんどかったけれども、今日という日に感謝です。