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あいうえおの話

2010年02月20日 | Weblog
 ずっとさがしていた雑誌の中の読み物がありました。しかし、どこにやったかわからなくなっていました。以前、パネルシアターを使いながら子どもたちに読み聞かせをしたことがあります。


 違う本を探しているときに、その雑誌が見つかったのです。おもしろいので、ちょっと文章を変えながら紹介しますね。


 たぶん本屋にもインターネットにも出ていないと思います。貴重な話のネタになると思います。何かあったら使って下さい。出典はわかりません。









 むかしむかしある国に、(あいうえ王)〈アイウエオ〉という王様と王子様がいました。



 とても平和な国でしたが、ある時、
(かきくけ侯)〈カキクケコ〉という侯爵と(さしすせ僧)〈サシスセソ〉という僧侶がぐるになって反乱をおこし、王様は〈たちつて塔〉〈タチツテト〉という塔で殺されてしまいました。





 王様の死で、かなしみの中で王子軍と反乱軍の戦争が(なにぬね野)〈ナニヌネノ〉という野原ではじまりました。




 はじめは、反乱軍の勢いがつよく、王子軍は負けそうになりました。それでは、王様にもうしわけないとがんばりました。そこで王子は、城からひみつへいきの(はひふへ砲)〈ハヒフヘホ〉とうたいほうをつかいました。あっというまに王子軍はかちすすんでいきました。




 このままではまけてしまうとおもった反乱軍はとなりの国に応援をたのもうと思い、あんごうで書いた(まみむメモ)〈マミムメモ〉を家来にもたせました。





 ところが家来は、とちゅうで王子軍につかまってしまいました。つかまった家来は、王子軍から、
「このメモはなんだ。はくじょうしろ。(やい、ゆえよ。)〈ヤイユエヨ〉」とおどされました。



「このメモは、となりの国におうえんをたのもうとしたものです。」と家来ははくじょうしました。こうして反乱軍はおうえん軍が来ることもなくまけてしまいました。







 侯爵と僧侶はお城の地下の(らりるれ牢)〈ラリルレロ〉にとじこめられました。国には平和がもどり、王子は、(わいうえ王)〈ワイウエオ〉となってみんながなかよくくらせる国をつくったとさ。



 はなしはわかりましたか?
(ん!)〈ン〉


 おしまい。
 なんとなくおもしろい話でしょう。『あ』から『ん』までしっかり使った話でした。



 

懐かしい話の雑誌が見つかってラッキーでした。