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日本代表のこと・・・587

2024-04-12 00:01:19 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 この約1週間でなでしこジャパンの国際試合がありました。アメリカで開催されたシービリーブスカップ(シーブリーズカップと勘違いしていました)です。アメリカ、ブラジル、カナダと4ケ国によるトーナメント大会でした。TV中継でもあればしっかりリスペクトできたのですが、そういうのは無いものと思っていました。
 ところが、アメリカ戦当日に日本協会のYouTubeチャンネル「JFA TV」で生配信されている事を知り、慌てて観ました。もっと宣伝していたら良かったのにと思ってみたり。以下、日本協会のレポです。

【Match Report】なでしこジャパン 試合開始直後に先制するも、アメリカに2ゴールを許し敗戦 2024 SheBelieves Cup

【Match Report】なでしこジャパン 試合開始直後に先制するも、アメリカに2ゴールを許し敗戦 2024 SheBelieves Cup

https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/news/00033825/

 

【なでしこジャパン 試合開始直後に先制するも、アメリカに2ゴールを許し敗戦 2024 SheBelieves Cup】
「2024 SheBelieves Cupが4月6日に開幕し、開催・アメリカと対戦したなでしこジャパン(日本女子代表)は1-2で敗れました。アメリカを相手に池田太監督は4バックを採用し試合に臨みました。」
「走り出していた清家選手の前方に谷川選手がダイレクトでパスを送ると、そのボールをドリブルで持ち込んだ清家選手が右足でシュートを放ちます。左ポストを直撃したボールはその後ゴールネットを揺らし、先制点を奪います。」
「アメリカの攻撃は続き、守護神・山下杏也加選手をはじめ、守備陣が身体を張って跳ね返しますが、21分にパスカットされたボールをつながれ、Jaedyn Shaw選手に同点弾を決められます。
 1-1で前半を折り返した日本は、後半から古賀塔子選手、杉田妃和選手、浜野まいか選手を投入し5バックに切り替えます。すると57分、古賀選手から前線へ絶妙なスルーパスが入り、これに上手く抜け出した植木選手でしたが惜しくもオフサイドの判定。何とかアメリカゴールをこじ開けたい日本ですが、76分にアメリカにペナルティキックを与えると、これを決められて逆転を許します。」

「チームはGKから短いパスをつなぐ狙いを共有し、立ち上がりに清家が先制するなどいい形で試合を進めていた。しかし、身体能力に優れる米国は徐々にプレスの強度の高め、日本のボール回しに狂いが生じる一瞬の隙を狙っていた。リスクを避けるために、無理につながずロングボールを活用する戦い方に切り替える手もあった。」
出典:山陽新聞

 途中から中継を観ました。でも解説無しでした。まぁ、生観戦と同じスタイルだと思い直して観る。中継が無いよりはいいかと。試合を観ると、昔のイメージのような完敗イメージではなく、上手くやれば勝機はある印象でした。でも結果は敗戦。アメリカのホームでもあり、なかなかアメリカから白星を上げるのは難しかったかな。
 それにしてもアメリカとの実戦はなかなか無いので、貴重な試合を観た気がします。それにしても高い壁だと思います。日本の女子サッカー界が理想とするアメリカの女子サッカー界(でも春秋制なんですよね)。構造的な違いがあり、まだまだ遠い存在だと思います。そして、3決のブラジル戦です。

【Match Report】なでしこジャパン 3位決定戦はPK戦の末に敗れて4位で大会を終える 2024 SheBelieves Cup

【Match Report】なでしこジャパン 3位決定戦はPK戦の末に敗れて4位で大会を終える 2024 SheBelieves Cup

https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/news/00033833/

 

【なでしこジャパン 3位決定戦はPK戦の末に敗れて4位で大会を終える 2024 SheBelieves Cup】
「3位決定戦で、なでしこジャパン(日本女子代表)はパリオリンピックでも同じC組に入る強国を相手にPK戦にまでもつれ込む接戦を演じ、(ブラジルに)敗れました。3日前に行われたアメリカ戦から5名を入れ替えて臨んだ日本。」
「マンツーマンでついてくる相手を振り切りながら攻撃を組み立てていく日本は35分、「(田中)美南さんしか見てなかった」という浜野選手のクロスをワンタッチでコントロールした田中選手がしっかりと決めて、先制点を奪います。」
「追加点が欲しい日本にビッグチャンスが訪れます。64分、CKの流れから仕切り直そうとした林選手が倒され、PKを獲得。それを田中選手が蹴りますが、GKのセーブに遭い、得点ならず。逆にこのセーブでブラジルの攻撃に勢いが増すなか、71分、セットプレーから日本は失点を喫します。
 このまま均衡は崩れず、勝負はPK戦へ。1人目から3人が連続して成功したブラジルに対し、日本はすべてのPKをセーブされ、悔しい敗戦となりました。」

【なでしこ4位】
〔要所で詰め甘く後味の悪い敗戦〕
「日本は攻守とも要所で詰めの甘さを露呈し、3大会ぶりのメダル獲得を目指すパリ五輪へ不安を残した。」
「マンマーク気味に守ってくる相手をボールに食い付かせ、背後を突く-。前半35分、狙っていたで長谷川が浜野へ縦パスを通し、折り返しを受けた田中が決めて先制した。だが、その後は好機をつくっても追加点が遠かった。」
出典:山陽新聞

 この試合は電車の中で後半から観ました。うーむ、日本弱かったですね。確かに先制していますが、ブラジルに当たり負けしているというか、勝てそうな感じではなかったですね。何とか同点で前後半を終わり、延長戦かと思ったらPK戦でした。勝って欲しかったですが、実際は0-3の完敗。0-3のPKを観たのは長いサッカー観戦歴の中で初めてかもしれません。最後の長谷川選手の斜め上のシュートを止められてビックリ。よっぽど読まれていたのかなと。脳裏をよぎったのが、男子A代表のカタールW杯でのクロアチア戦。PK1-3で負けており、PK戦の弱さが浮き彫りになりました。おいおい女子もかよと思いました。男女問わず、日本はPK戦は弱い。元ガンバの遠藤氏など、特別PKコーチを招聘してたたき込んだらいいのでは。代表合宿でちょっとPK戦の練習しとこかでは全然足りないでしょう。そしていいコラムを発見しました。

パリ五輪でなくて良かった。最終ラインの組み立てのスキル、最前線でボールを収める技術は絶望的で、これでは長谷川という極上のタレントがいても...【コラム】 | サッカーダイジェストWeb

パリ五輪でなくて良かった。最終ラインの組み立てのスキル、最前線でボールを収める技術は絶望的で、これでは長谷川という極上のタレントがいても...【コラム】 | サッカーダイジェストWeb

 

 

【パリ五輪でなくて良かった。最終ラインの組み立てのスキル、最前線でボールを収める技術は絶望的で、これでは長谷川という極上のタレントがいても...】
〔現実を突きつけられたなでしこジャパン〕
「これがパリ五輪でなくて良かった。なでしこジャパンが4位に終わったSheBelieves Cupを受けての率直な感想だ。アメリカ戦では個の戦いで明らかに劣勢を強いられ、ブラジル戦もイージーなミスが散見。」
「アメリカ戦での清家の先制弾、ブラジル戦での長谷川のチャンスメイクなど、ポジティブな要素もあった。しかし、アメリカ、ブラジルとの連戦でより目に付いたのはネガティブな部分。中でも、最終ラインの組み立てのスキルは、最前線でボールを収める技術は絶望的なレベルだった。
 熊谷、南、杉田らはアメリカのハイプレスに対応できず、清水、石川などはブラジルの激しいプレッシャーにあまり打開策を見出せなかった。CFを任された植木や田中はなかなかタメを作れず、攻撃の基準点になれなかった。
 最前線と最終ラインがバタバタしている状況では、中盤に長谷川という極上のタレントがいてもチームは安定しない。やはり遠藤の負傷離脱は痛手だが、彼女の不在を今更嘆いても意味はないだろう。ブラジル戦で左ウイングバックを担った北川のパフォーマンスは決して悪くなかったものの、突出したレベルではなかったのも事実。こんな状態で本当にパリ五輪でメダルを狙えるのか、それがSheBelieves Cupで突きつけられた現実だろう。
 本番まで残り約3か月。池田監督はどんな戦略を練ってパリ五輪に臨むのか。現状、3バックシステムである程度引いて守りつつ、カウンターを狙う戦い方がもっとも現実的か、そう、昨夏の女子ワールドカップと同じスタイルである。
 ディフェンスラインからの組み立てを期待できない以上、手数をかけずにフィニッシュに持ち込む必要がある。そういう攻撃を成立させるには少なくとも、まだ本調子ではない宮澤の完全復活が不可欠か。いずれにしても、長谷川のチャンスメイクに反応できるアタッカーの出来が重要になりそうだ。」

 「個」で負けている、明らかに劣勢だったと。最終ラインの組み立てのスキルは、最前線でボールを収める技術は絶望的なレベルだったとも書かれましたね。アメリカのハイプレスに対応できず、ブラジルの激しいプレスに対応できず。中盤に上手い選手がいても、最前線と最終ラインが不安定でダメと。
 3バックシステムである程度引いて守りつつ、カウンターを狙う戦い方がもっとも現実的とありますが、カタールW杯でたまたま成功した「弱者の戦い」でその場しのぎの未来が見えない戦術。とてもメダルを狙えるやり方ではないと思います。もうすぐパリ五輪が来ますが、今大会を見れば、16強か8強止まりになるようなイメージを持ちます。でも男子のように弱者のサッカーでまぐれで4強まで行ってしまうのかと思ってみたり。
#がんばろう石川 #がんばろう能登

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