リスペクトコラムです。
県スポ協さん(旧県体協さん)の去年の4月の情報でずっとキープしていて、なかなかリスペクトできなかったのですが、1年経ってしまったので出してみたいと思います。トップアスリートを地元の企業等で雇ってもらう制度のようですが、トップ選手が県外に流出するのを少しでも食い止められるので、いい制度だと思います。
【アスリート就職支援制度創設へ 岡山県スポ協 経済団体に協力要請】
「岡山県スポーツ協会は高い競技力を持つ学生の県内企業への就職を促進するため『おかやまアスリートサポート制度』を本年度創設する。雇用に積極的な企業や団体の情報を取りまとめ、卒業後も競技の継続を希望する選手に提供する。
国際大会出場や日本選手権、全国高校総体などで8強以上の実績を持つアスリートを対象とし、岡山の競技力向上につなげる狙い。協賛企業の掘り起こしを進め、業種や募集職種とともに遠征費の援助、短時間勤務といった具体的に可能な支援内容を申告してもらう。リストは岡山にゆかりのない選手のIターンも視野に、ホームページなどで広く発信する予定。
創設に当たり同協会は13日、県内経済6団体向けの説明会を岡山市で開き、協力を要請。越宗孝昌会長(山陽新聞社相談役)が『岡山で競技と仕事を両立できる受け皿を整備し、持続的な制度にしたい』と呼びかけた。」
「1 目 的
岡山県スポーツ協会(以下『本会』という。)では、アスリートが社会人になっても競技を続けられる環境整備を進めるため、率先してアスリート雇用に取り組む意思を有する企業・団体等を会員とする『おかやまアスリートサポート制度』(略称OAS)を創設し、県内外の学生アスリート等に会員情報を提供することにより、県内への就職を促進する。
2 申込み
本制度の趣旨に賛同し、会員登録しようとする企業・団体等は、会員登録申込書により申し込むものとする。
3 会員登録
本会は、申込みのあった企業・団体等を『おかやまアスリートサポート』会員として登録し、会員の名称等について、本会のホームページ等に掲載する。なお、会費は無料とする。
4 情報提供
本会は、県内での就職を希望する県内外の学生アスリート等に対し、会員に係る登録情報を発信・提供する。
5 会員の責務
会員は、本協会が情報を提供した学生アスリート等から連絡があった場合には、就職に向けた面談等を実施する。」
「対象となるアスリート
次の1、2いずれにも該当する者
1 次の各号のすべてに該当する者であること。
(1)雇用されることにより、岡山県内に居住する者
(2)岡山県内で5年以上は競技を継続し、国民体育大会正式競技に出場し上位入賞を目指す者
(3)将来は岡山県内で指導者を目指す者
2 次の各号に掲げる競技実績のいずれかに該当する者であること。
(1)次のいずれかの国際大会への出場(雇用の開始日前4年以内に限る。)
①オリンピック競技大会 ②アジア競技大会 ③ユニバ-シア-ド競技大会
(2)次のいずれかの全国規模の大会におけるベスト8以上の成績(雇用の開始日前3年以内に限る。)
①国民体育大会 ②日本選手権大会 ③全日本実業団選手権大会 ④全日本学生選手権大会 ⑤全国高等学校総合体育大会
『おかやまアスリートサポート』会員として登録いただいた企業・団体等は、本会ホームページで随時公開いたしますので、岡山県の企業・団体への就職をお考えの方は、リスト記載の連絡先まで面談等の申し込みを行ってくださるようお願いします。」
選手の条件は結構厳しいかもしれませんね。就職で岡山県内に居住し、県内で5年以上競技を継続し、国体出場に向けて練習し、将来は県内で指導者を目指す人。オリンピック、アジア大会、ユニバ-大会に出場歴があり、国内の国体等でベスト8以上の成績がある人。両方の条件を満たす選手だそうですが、かなり限られそうです。
しかも、雇用する企業等には、県スポ協から特に助成が出るようでもないようなので、会員登録はしたが、余り実績は無いようなイメージがあります。実際どうなのか、採用事例を知りたいですね。
会員企業・団体(28社)
一社)岡山県総合協力事業団、学)加計学園、㈱山下体育社、公財)岡山県スポーツ協会、山陽新聞販売㈱、.成通グループ、両備ホールディングス㈱、菅公学生服㈱、シーアール物流㈱、岡山ネットワーク㈱、㈱ワールドスポーツ、岡山ガス㈱、内海プラント㈱、新生電機㈱、山陽レジン工業㈱、㈱田口青果、FLAP㈱、栄光テクノ㈱、㈱松永創作事務所、水島港国際物流センター㈱、NPO法人岡山県水泳連盟(児島マリンプール)、㈱アトム、水島信用金庫、㈱キャリオン、丸五ゴム工業㈱、鶴山運送㈱、㈱生興運送、㈱英田エンジニアリング
この制度は選手のセカンドキャリアの面でもいいのではないでしょうか。何となく椋原さんの事を思い出してしまいました。あと、県体協さんと言えば、トップアスリート派遣事業ですね。県内トップチームもいずれも貴重な強化資金として活用しており、県内広く選手達がスクールに行っております。
本当にいい制度ですが、個人的にはJ2岡山の姿勢には昔から首をかしげていました。制度では「トップアスリート」の派遣であり、コーチが主体ではないと思います。でもJ2岡山では「普及コーチではダメですか?」というやり取りがあったとか、選手を出したがらないイメージを昔から思っていました。一昔前の話なので、今はどうなのかな。
リベッツで白神監督が行くのはしょうがないと思います。選手は普段岡山におらず、東京等で練習をしているから。シーガルズは昔から神田コーチとともに選手がきちんと派遣されていますね。トライフープもしかり。選手が行って、練習を通して、「いつかこういう選手になりたい」と子ども達に夢を与え、練習後はサイン会というパターンが理想なのではないでしょうか。J2岡山ももっともっと地域を大事にして欲しいと思います。
#がんばろう石川 #がんばろう能登