リスペクトコラムです。
当ブログでかなりネガティブに書いた先のルヴァン杯決勝ですが、一昨日またニュースが流れました。まさに曰くつきのの大会になってしまいました。観客から感染者が出たのです。まぁ26,000人でも3,000人でも出る時は出るので人数には関係無いですが。今回は具体的に席番号が情報開示されましたね。
【ルヴァン杯決勝の来場者1名に陽性判定】
「Jリーグは10日、今月4日に開催されたルヴァンカップ決勝で、来場者1名が新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたことを発表した。保健所によると、当該試合での濃厚接触の指定はないという。FC東京が制したルヴァン杯決勝は1月4日の午後2時35分に国立競技場で開催。来場者は24219人で、該当者の観戦エリアはバックスタンド一層目南側のカテゴリー2の126ブロックだという。
Jリーグ公式サイトでは、今回の発覚経緯を報告。該当者はスタジアム入場時の検温で異常はなく、スタジアム内でもマスクを着用しており、会話や発声はなかった。観戦ののちに発熱と体調不良で医療機関を受診し、陽性判定を受けた。該当者がクラブの問い合わせフォームを通じてJリーグに連絡したという。」
引用:ゲキサカ
【ルヴァン杯決勝の来場者1名から新型コロナ陽性反応…濃厚接触の指定はなし】
「これを受けたJリーグは、同じ観戦エリアのチケットを購入した来場者へ、JリーグIDに登録されているメールアドレスにメールで連絡することも報告している。」
引用:サッカーキング、J1柏公式HP、J1・F東京公式HP、Jリーグ公式HP
ポイントはまず入場時の検温では異常が無かった事。やはり、検温は有症状感染者の入場防止はできても、無症状感染者の入場は全く防げていない事になります。また、サイレント・アシストという言葉を思い出してしまいました。次のポイントは該当者が連絡してきた事。この方は申告されましたが、逆に見れば正直に申告しない人が今までどれくらいいたのかという事。すごい数になる事でしょう。
日経新聞によると、東京都は、感染者の感染経路や濃厚接触者を調査する「積極的疫学調査」を、高齢者が多数いる場所など重症化リスクの高い対象に絞る方針だそうです。つまり、今後は感染した可能性がある濃厚接触者の追跡・特定をあきらめ、重症化リスクの高い対象だけにするとか。これは市中感染にお手上げになった事を意味します。つまり、街中でもどこでも無症状も含めて入り混じる状態になってしまったという事。
スタジアムで言うと、スタンドに無症状感染者がうじゃうじゃいる事を意味すると思います。少しでも感染を防止しようとすれば、ソーシャルディスタンスしかありません。でも、今の段階は5千人が上限ですが、50%の1席空け。選手や審判にはPCR検査を等しくやるから○×がはっきりしますが、観客は全くわかりません。感染を申告してもらえば、まだ状況がわかりますが、ほとんどの人はスルーしているのかもしれません。
最近の報道を観ていて思うのは、今後は大規模イベントに更に規制が強くなるのではないかと。政府は非常事態宣言という最後の一手は打ちましたが、評論家の話では何か月も状況は変化しないだろうという予想。アンケートでも1回目の緊急事態宣言と比べて緩い評価されているようです。それでは感染者が全く減らなかったら、次の手は何なのかとマスコミとともに方策を世論が探すでしょう。飲食店の営業時間の短縮から休業要請へ世論が傾き、大規模イベントではもっと入場規制を強めるべきという声が高まるのではないでしょうか。
比較対象は1回目の緊急事態宣言。あの時は無観客試合でもなく、開催中止要請でしたから。今回は中止までには行きにくいかもしれませんが、もっと観客数を減らせ、もしくは無観客開催へと流れが向かうかもしれません。
当ブログでは何度も言うように3席空けであれば多少観客が入るのはいいのではないかと思っています。それにしても、ここ最近ではスポーツ界の感染広がりが目立ちますね。トップリーグしかり、大相撲しかり。Vリーグは開催再開しましたが、開催中止から一転1席空けまで緩めるのはどうなのかと思います。頼むから「開催ありき」ではなく、クラブ経営も、ファン・サポーターの命があってこそという価値観に早く立ち戻って欲しいです。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers