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Jリーグの話題188

2020-06-17 00:01:40 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日、「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」に参加してきました。この日のテーマは「地域」で、シャレンの話も出るらしいという事で、ちょっと期待して行ってみました。どうやら理事が登板でMCのように運営していくようですが、この日の担当理事はアンディ秦氏。ONE Chanpionshipという格闘技団体の代表だそうです。調べてみると、シンガポールの総合格闘技団体でアジアを中心に活動しているとか。 この日の前半はこの「ONE」についての説明会でした。まぁ、このアンディ理事が代表なので、こういう流れになるのはしょうがないのでしょう。この団体がアジアで頑張っているという事はよくわかりました。あと、播戸理事の誘いで、J1鳥栖の池田強化担当と、J2水戸の松井選手が登場。この時が一番面白かったですね。以下、この日のポイント(当ブログでアンテナに引っ掛かった部分)です。
   
・アジアはスポーツが空洞化している。格闘技がいいのではないか。
・ヒーローとストーリー作りがこれからは大事。
・J2松本はまさに「フィールドオブドリームス」。何も無い所にスタジアムを作ると人は集まる。
・「アジア」と「地域」。関係ありそうで関係ないかもしれない話。
・地方の方がメディアの露出も多く、ローカルヒーローになれる。
・J1札幌はこのコロナ時期に野々村社長中心に抜群に頑張っており、地域のために汗を流し、地域に愛されている。
・J2水戸は選手と地域住民の距離が近く、選手がスポンサーを連れてくる事がある。
・J2水戸では「メイクバリュープロジェクト」で毎週選手向けのセミナーを行い、スキルアップを図っている。
・Jリーグの100クラブ構想をやった方がいいかもしれない。
・同時にアジアともう少し(ACLの他に)試合を増やした方がいいかもしれない。
   
 という感じかな。「Jリーグの持っている地域価値」という話で、もう一つ個人的にインパクトを感じる話が出なかったので、途中で「どこまで地域の公共財になれるかじゃないですか」とチャット入れておきました。またちょっと表現がわかりにくかったかな。藤沢理事から、このミーティングもあと1回くらいで終了すると話が出ました。藤沢烈理事が今までの内容をレポートにまとめてお開きだそうです。個人的な感想としては、やはり毎回入れ替わる担当理事の得意分野でまず話が進んでいくので、途中正直「何か遠くに行っちゃったぞ」と思う事が何度もありました。

 よく、チャットやコメントで、場違いな書き込みがあって、登壇者を戸惑わせるシーンがあるでしょうが、参加者側から見ると、登壇者のトークがあっちやこっち、遠くの方に行ったりするシーンもお互い様ではないかと思っています。シャンシャン総会のように、波風絶たずに無難に終わってしまうのは、実はそれはミーティングではなく、報告会だと思っています。違う意見がぶつかり、切磋琢磨して最後に充実感を覚えるのが本当のミーティングだと思います。

 Jクラブ関係のミーティングといえば、「ファンミーティング」や「サポカン」。本当の主役であるファン・サポーター不在のミーティングはやはり物足りないし、消化不良に終わる事もあるでしょう。湘南さんしかり、山雅さんしかり、立派なJクラブほどしっかりファン・サポーターと対話しています。Jリーグの理事さん達もぜひ、そういう「現場」に立ち会ってみたらと思います(今年はどこもリモートだし)。それでこそJリーグを語れるのではないかと思います。

 当ブログからの提案ですが、あと1回で終わってしまうのではなく、例えば藤沢理事が改めてMCとなって、形を変えた「非公式勝手ミーティング」をやってはいかがでしょうか。「ぜひファン・サポーターを交えて欲しい」とアンケート回答した事もありますが、ぜひそういう「本当の」ミーティングをやって欲しいですね。ドキッとする発言があってもいいじゃないですか。そういうシーンにこそ真実が見えると思います。遠いところからのアイディアよりも、現場で生み出た要望の方が絶対に付加価値は高いと思います。当ブログもいろいろ勉強をさせてもらいました。ぜひ次のステージを期待しています。藤沢理事が無理なら、米田前理事(明日また参加します)でも。(最後の画像は前回のものですね)

 で、いい機会なので、この「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」のメンバーであるJリーグの理事さん達をリスペクトしたくなりました。まずはJリーグ公式HPから役員名簿を引っ張り出してみる。
・チェアマン(常勤):村井 満:公社)日本プロサッカーリーグ
・副理事長(常勤):原 博実  〃         ・専務理事(常勤):木村 正明 〃
・理 事(常勤)  :窪田 慎二 〃           ・理 事(常勤)  :佐伯 夕利子 〃
・理 事(非常勤):野々村 芳和:㈱コンサドーレ 代表取締役社長CEO
・理 事(非常勤):沼田 邦郎:㈱フットボールクラブ 水戸ホーリーホック 代表取締役社長
・理 事(非常勤):大金 直樹:東京フットボールクラブ㈱ 代表取締役社長
・理 事(非常勤):下川 浩之:㈱ゼルビア 代表取締役会長
・理 事(非常勤):藁科 義:㈱川崎フロンターレ 代表取締役社長
・理 事(非常勤):塚野 真樹:㈱SC鳥取 代表取締役
・理 事(非常勤):榎 徹:㈱大分フットボールクラブ 代表取締役
・理 事(非常勤):立石 敬之:STVV NV CEO(取締役社長)
・理 事(非常勤):為末 大:DEPORTARE PARTNERS 代表
・理 事(非常勤):藤沢 久美:シンクタンク・ソフィアバンク 代表
・理 事(非常勤):藤沢 烈:一社)RCF 代表理事・NPO法人新公益連盟 理事・事務局長
・理 事(非常勤):馬場 渉:パナソニック㈱ 参与 コーポレートイノベーション担当
・理 事(非常勤):須原 清貴:公財)日本サッカー協会 専務理事
・理 事(非常勤):反町 康治:公財)日本サッカー協会 技術委員会委員長
・理 事(非常勤):黛 俊行:公財)日本サッカー協会 審判委員会委員長
・監 事(非常勤):大塚 則子:大塚則子公認会計士事務所 代表
・監 事(非常勤):山﨑 忠史:㈱PROPERTY INNOVATION CONSULTING 代表取締役
・特任理事(非常勤):小西 孝生:㈱Jリーグ 代表取締役社長
・特任理事(非常勤):外山 晋吾:㈱ビーネックステクノロジーズ 執行役員 欧州事業担当
・特任理事(非常勤):秦 英之:ONE CHAMPIONSHIP㈱ 代表取締役社長
・特任理事(非常勤):播戸 竜二:㈱MR12所属 サッカー解説者

 という顔ぶれ。青字が「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」のメンバー。こうして見ると、Jリーグの役員のうち、Jリーグ、Jクラブ、日本協会以外の面々になります。村井チェアマンがヘッドハントしたメンバーというイメージがありますね。それでは順番にリスペクトしていきましょう。主にウィキペディアで調べてみました。

・立石 敬之氏:STVV NV CEO(取締役社長)
 元サッカー選手。'07年から'17年にかけてJ1・FC東京のGM(鈴木GMの後任)等強化部で活躍。'17年よりDMMが買収したベルギー1部のシント・トロイデンのCEOに就任
・為末 大氏:DEPORTARE PARTNERS 代表
 元陸上選手。'12年に引退後、'17年J2長崎のフィジカルアドバイザーに就任。現在はスポーツコメンテイター、タレント、指導者で活動中。㈱R.project取締役。㈱侍の代表取締役。(DEPORTARE・・・というのが出てこないんですけど)
・藤沢 久美氏:シンクタンク・ソフィアバンク 代表
 実業家、経済評論家、キャスター。ソフィアバンク代表。大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、'96年に日本初の投資信託評価会社を起業。'07年には、ダボス会議を主宰する世界経済フォーラムより「ヤング・グローバル・リーダー」に選出。一財)投資信託協会理事、一社)日本証券業協会理事、㈱静岡銀行取締役、豊田通商㈱取締役の他に公職も多い。
・藤沢 烈氏:一社)RCF 代表理事・NPO法人新公益連盟 理事・事務局長
 社会起業家、経営コンサルタント。一社)RCF代表理事、新公益連盟事務局長。内閣官房参事官補佐、文部科学省教育復興支援員、復興庁政策調査官等を歴任。東日本大震災発生後、社会事業コーディネーターとして社会課題解決事業に携わり、約50のプロジェクトを手掛ける。
・馬場 渉氏:パナソニック㈱ 参与 コーポレートイノベーション担当
 '17年まで基幹系業務ソフトウエア世界最大手、独SAP本社や米シリコンバレー拠点の幹部を歴任。パナソニックの米国法人副社長も兼務し、「イノベーションの量産化」を、シリコンバレーの研究所から指揮。(確かアメリカ在住でしたね。個人的にはアメリカでどこまで日本のJリーグをリスペクトされているのかとも思います)
・大塚 則子氏:大塚則子公認会計士事務所 代表
 '98年に監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所。'01年に公認会計士登録。'14年に大塚則子公認会計士事務所独立開業。
・山﨑 忠史氏:㈱PROPERTY INNOVATION CONSULTING 代表取締役
 ㈱ブリヂストン 開発部門に9年間在籍し、その後ブリヂストン及び京セラ㈱の知的財産部門マネージャーを歴任。知的財産マネージメント・システム開発のプロジェクトリーダー、及び知的財産戦略の企画・立案、グローバルな知財ポートフォリオ・マネージメント実務を数多く経験し、'07年よりアーンスト・アンド・ヤング、新日本有限責任監査法人を歴任。
・外山 晋吾氏:㈱ビーネックステクノロジーズ 執行役員 欧州事業担当
 特任理事としてDAZNとのパートナーシップを、プロジェクトベースでサポート。ロンドン在住とあります。(それ以上の情報は出てこなかったです)
・秦 英之氏:ONE CHAMPIONSHIP㈱ 代表取締役社長
 元アメフト選手。’99年に引退。勤務していたソニーでFIFAとのトップパートナーシップ等グローバル戦略の構築を担当。’13年にニールセンスポーツ日本代表した後に’19年にONE Championship Japan社長に就任。
・播戸 竜二氏:㈱MR12所属 サッカー解説者
 元Jリーガー(日本代表)。G大阪から札幌、神戸、C大阪、鳥栖、大宮、琉球に所属。’19年に現役引退。FCイバンイーナ以外にもアスリート向けのマネジメント会社(㈱MR12)を設立。

 という感じでした。蒼々たる顔ぶれですね。何となくリスペクトできた気がしますが、あと1回で終了になれば意味合いが薄れるのかもしれません。個人的には播戸理事に期待です。Jリーグチェアマンを目指していると公言されているようですが、いつか実現するかもしれませんね。その域に達するためには、まだまだいろいろと経験をしないといけないでしょうが。元選手、元日本代表というのは現場を知っているという点で大きいと思います。上の面々のような方々と現場のつなぎ役にピッタリなのではないでしょうか。
 播戸選手と言えば、忘れもしない2009年。国立の天皇杯決勝で某黄色いチームの相手。当時はJ1最強でACLでくたくたのはずなのに、播戸選手にやられたのを今でもしっかり覚えています。余談でした。
Jリーグ非公式勝手未来ミーティング第7回関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200613
 〃                     第6回関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200606
 〃                     第5回関連:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200530
 〃                     
第4回関連https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200526
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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