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Jリーグの話題187

2020-06-13 00:46:48 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日、「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」に参加してきました。どうしても、内容が少ない場合はどう合わせ技にしようかと思いながら、観に行く癖がついております。今のJリーグ理事の面々をリスペクトするために、理事がどんな方か調べて紹介すれば一つの記事になるなぁ、内容がもう一つだったらそれと合わせ技もいいなと思いながらZOOMに入る。
  
 今回は山崎監事がMC役で、ゲストに2006年にコンサルで「世界の有力コンサルタント25人」(日本人初)に選ばれたという内田和成氏が登場。今回は堅苦しい内容になるなと思っていたら、総合司会役の藤沢理事の前段のトークの中で、早々に当ブログの質問を紹介していただけました。「視聴者の方から『理事の中に同じ藤沢さんがいますが、ご主人なんですか?』という質問がありましたが、全く赤の他人です!」と。これで単独記事に決定。まぁ、アーカイブにも「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」の項目を先日設けたので、単発記事ではなくなり、アーカイブにずっと残る事になっています。なので、ずっとこれをやって欲しいですね。シーズン再開しても(第2波ですぐに中断になるかもしれないし)。山崎監事は結構語られていましたね。主なポイントは以下のとおりです。

・この日の次第予定は、①トピックス ②Jの現状 ③Jの戦略 ④Jの取り得る戦略
・人事考課が低い社員は独断専行型が多く、自分の判断でどんどん進める人。危機のリーダーはこうあるべき。
・無観客試合は早く行った方が良い。優先順位がはっきりしないが、今は(コロナで戦時)なのですぐやること。
・スポンサーは後回しでいいかも。誰を大事にするのか。ファン・サポーターではないか。
・無観客のスタジアムは5GなどICTの実験場にしたらいい。
・ビジネス的にリスクを持ってやる。ゼロからでは遅い。シーチケだけ入れてもいいのではないか。
・グローバルの中でポジションが不明確。欧州を目指すよりは独自のポジションを目指すべき。
・南米のような育成リーグ化では面白くない。欧州が真似できないもの。アジアの中で頂点を極めたらどうか。
・正直、吹田スタジアムはマツダスタジアムに圧倒的に負けている。
・リーダーが見えない。平時の左脳タイプか、戦時の右脳タイプかのリーダー論になる。

 内田氏の大胆な発言で、参加者でビックリした人もいるかもしれませんが、まぁコンサルさんは皆さんこんな感じです。普通の平凡な意見ではコンサルの価値が無いので。大所高所から誰も思わないようなアイディアを「まぁ実現は難しいだろうな」と思いながら発する。そこまでは達しなくても、少しでも近づいてくれたら一つ役に立てるだろう、それでコンサルの助言になるだろう、とまぁそんなイメージを昔から個人的に持っていました。
 当ブログも辛口だし、遠回しに批判したり、インパクトの強い提案を出したりしていますが、見方を変えたらコンサルさんのような気持ちで記事を書いているのかもしれません。もちろん、素人の一個人ですから説得力はありませんが、情報の蓄積だけは負けません。2005年秋から毎日更新で読者の皆さんとリスペクトし続けているブログですから。Jリーグの情報でも大体拾っていると思いますよ。

 注目したのが無観客再開と通常再開の観戦者調査(早稲田大)。NPBとJリーグそれぞれで賛成、反対、どちらでも無いの三択で、1週間ごとでデータを取っていました。大体以下の結果(JリーグNPB)でした。
・無観客再開:賛成:42~55%45~57%、反対:12~21%12~19%、どちらでも無い:33~37%31~35%
・通常再開 :賛成:13~17%15~18%、反対:57~62%56~62%、どちらでも無い:25~27%24~26%
  これはいいデータですね。当ブログでも最近の一番の懸念が「7月に通常再開していいのか」という部分。世界でどこもやっていないもの(一部途上国は除く)。データでは6割の人が反対しています。スタジアムがクラスターになって、何十人の感染者を出したら多くの競技関係者に迷惑かけるし、当ブログとしては無観客試合はまぁいいが、通常再開は反対です。いくらステップ3になっても、すぐに第2波は来ます。その時の最大のクラスターがJの試合会場だったというニュースは観たくないです。

 話の流れで、Jリーグの戦略がテーマなのに、これはというインパクトのあるものが余り出てこない。いつものように最後の辺で一つチャットを入れるかなと思い、終了前に「ちょっと話がずれますが、WEリーグに象徴されるように、日本協会が秋春制を導入したがっているようですが、Jリーグの今後取り得る戦略として秋春制はどう映っていますか?」と書きました。(私は反対論者です)と入れても良かったのですが。「このコロナで教育関係でも秋入学の話が出ましたね」とか、「ヨーロッパは秋開幕で日本は春開幕でずれているんですよね、合わせれば海外移籍もしやすくなるし」とポジティブに反応するか、シーンとするか、「夏休みに試合できない事に反対するJクラブが多いでしょうね」とネガティブに反応するか、どっちかだなぁと思ってみていました。一瞬の反応で今のJリーグの中の空気をいくらか読み取れるかもしれないと思ってしまう。

 結果は「前に何か一度話が出ましたっけ・・・」(理事会で田嶋会長がPRしたのか)という反応くらいで、基本的にはシーンという空気。個人的には「ネガティブで良かった。相変わらず秋春制はJリーグの中ではタブーかもしれないな」と、自分で勝手に認識してしまいました。(ひょっとしたら実際は違うかもしれませんが)
 秋春制というキーワードは全く出ず、もっぱらWEリーグの事ばかり話が出る。「WEリーグじゃなくて秋春制なんですけど・・・」と思うが、質問の書き方が少しわかりにくかったのかなとも。内田先生が「グローバルで見ると、女子の方が男子より強い。でもプロ化できるだけの観客動員数はない。そこのギャップが大きい」言われていましたが、核心をついていました。まさにそこ。今の地味な感じでプロ化に見合うものが得られるのかと。

 今回は藤沢理事がこまめに質問やチャット内容を拾って紹介していましたね。何でもこの「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」は藤沢理事が始められたそうです。なので、読者の皆さんもぜひ参加ください。Jリーグの理事の皆さんが、きちんと質問や意見に反応してくれるので。また、次も何かインパクトのある質問か意見を出したいな。「「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」次回は日を置かずに15日(月)20時からです。「地域」をテーマにシャレンやアジア戦略の話が出るそうです。前日にはシャレンのロッカールームトーク鳥取編を観に行きました。次はオオトリの川崎編です。川崎さんが地元行政などとどう絡んでいっているのか楽しみです。
Jリーグ非公式勝手未来ミーティング第6回関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200606
 〃                     第5回関連:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200530
 〃                     
第4回関連https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200526
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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