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監督、GMの力量34

2019-04-19 00:01:32 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日、神戸さんのリージョ監督の契約が解除されました。そう伝え聞いた時も特に驚きはしなかったです。神戸さんでは、前からこういう現象はあるので、またかという印象です。結果が出なければ更迭されるのはプロとして当たり前でしょうし、日本を飛び越えて、バルサ化で世界進出を標ぼうしてる三木谷会長ならばよくある事でしょう。これだけ何十億円も補強しているのに、どうして神戸さんは勝てないのか、優勝争いに加われないのかですか。
   
【クラブが掲げる“バルサ化”が采配に影響した…担当記者が見るリージョ監督辞任劇】
「J1神戸は17日、昨年9月に就任したフアンマヌエル・リージョ監督(53)との契約を解除したことを発表した。クラブによると、リージョ氏からの意向を受けてのことで、シーズン中の監督交代は3季連続。後任は、昨季途中まで指揮を執った吉田孝行前監督(42)が復帰することに決まった。」
「指揮官が挙げた成績低下の要因は、5人の外国人枠にあるとみる。3月にバルセロナ出身MFサンペールを獲得すると先発に起用し、正守護神だった韓国代表GK金承奎をメンバーから外した。「ブスケツ2世」と称されたサンペールは中盤の底で攻撃の起点となる一方、運動量の少なさなどから守備面で不安を見せ、そこを突かれていた。初先発だった3月最後のG大阪戦は4―3と辛勝、4月に入って2連敗を喫した。」
「攻撃重視のバルサ化を掲げる神戸において「バルサ出身」というブランドへのクラブの異様な期待値の高さが、采配に影響したのではないか。」
引用:スポーツ報知

【バルサ化どこへ リージョ監督辞任【上】7人目補強、戦術に異変】
「三木谷会長が、期待とともにスペイン人指揮官を迎えたのが、昨年9月17日。そのわずか7カ月後、世界屈指の戦術家は失敗とは判断しづらいJ1通算5勝4分け4敗の成績を残し、クラブを去った。転機は3月7日、7人目の外国人となったMFサンペールの獲得だった。「欧州の超一流選手」。直接交渉に乗り出したとされる三木谷会長にそう紹介された元バルサ戦士の起用を巡り、チームのバランスは崩れた。第4節の清水戦。僅差のリードでは交代を嫌う指揮官が、1-0の後半35分、新鋭を投入した。一度も練習していない布陣に変えると、今季初めて流れの中から失点し、ドロー。以降、直近の広島戦までサンペール先発の3試合は9失点と、明らかに守備力が落ちた。起用にこだわった理由は明らかになっていない。」
引用:神戸新聞NEXT

 当ブログも素人なので、偉そうな事は言えないのですが、資金を潤沢に持っていて、大型積極補強を行うクラブは、往々にして同じような傾向が現れます。浦和さんもそうですね。ちょっと前のF東さんも? プロ野球で言えば巨人ですか。
 個人的に思い描くのは、点か線かそれとも面なのかという事です。いくら大枚を叩いて大型補強を繰り返しても、神戸さんは点ばかりで、面までは至っていないのかなと思います。最初はポドルスキ選手だけでしたが、イニエスタ選手などのMF、ダンクレー選手でホットラインを形成し、いくらか線になったのかなと思った矢先のニュース。いくらいい選手を獲ってきても、監督も含めてチーム、クラブの戦略が構築されていなければ、点が分散して置かれているだけで力は発揮されないのではないでしょうか。

 これはクラブ経営にも言えると思います。昔当ブログで「商業主義」というキーワードを多用していました。スポンサーばかり目を向けて、一般のファン・サポーター向け、後援会などの存在を軽視(無いところもありますが)すれば、その経営基盤は脆弱なものになり、下部への降格など何か起こればあっという間にスポンサーは去り、一気に経営危機を迎えます。根が張れていないとも言えます。山雅さんのように地域にしっかり根が張れていれば、びくともしない事でしょう。スポンサー偏重のクラブ経営は、「点」の経営。それを「線」にして、地域全体に根が張れる「面」になれば、J1にふさわしいクラブになれるのではないでしょうか。その一つの例が「後援会」の有無だと思います。読者の皆さんの地元クラブはいかがでしょうか。「点」ばかりのクラブになっていませんか?
 
 それに対してJリーグは「面」の経営をされていると思います。「シャレン」社会連携はまさに「面」です。ホームタウン地域に、社会連携を通して根を張ってく。それに対して、Jクラブがその地域にあって、週末にスポーツ興行を行って、数字ばかり口にするのは「点」がいくつか置かれているようなもの。いくら来場者数がどうのと言われてみても、試合の勝ち負け以外にクラブに馴染みが無いので、負けが込めば自然と足は遠のいていくのは当たり前の事。それに対して、試合が無い日もシャレンで地域と一体となって、ともに生きていくJリーグそのものの姿勢は「面」だと思います。ちょっと神戸さんの監督交代劇の話とは離れてしまいましたが、同じような印象を持ちました。
J1神戸関連⑳https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190310   
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