がんばろう！ベガルタ仙台１２ 【J特】

　目下、Ｊ１首位を一人旅中のＪ１仙台ですが、いろいろといい事例があります。少しまとめて紹介したいと思います。よく順位がどうのという話が出ますが、仙台さんは名実ともに今の順位（今年で言えば）にふさわしいクラブだと思います。
　　　
　まずは、オリジナルドリルの話。選手会長である渡辺選手が２３日、仙台・木町通小学校を訪問し「ベガルタ仙台算数ドリル」を子どもたちに配布したそうです。算数ドリルは小学６年を対象に算数に親しんでもらう目的で作成され、選手や監督が「先生」として各ページに登場。「分数の計算」「円の面積」など７つの単元を教えるという設定。サッカーにちなんだ問題がてんこ盛りだとか。
　チームに親しみを感じ、楽しんで勉強してもらう目的で企画。学習塾などの協力を得て編集し、カラーの14ページ。先生役は赤嶺、梁、菅井ら６選手と手倉森監督で、スーツ姿で例題の解き方などを解説。
　23日に仙台市木町通小学校で贈呈式を開催。渡辺選手が、６年生82人分のドリルを児童に進呈し、体育の授業にも参加。子ども達の組体操を見て驚き、質問コーナーなどで交流を深めたとか。今後は教育委員会などを通じて、仙台市内125校の全小学６年生9,161人に配布される予定。

　Ｊ１川崎に続いてこの仙台さんの算数ドリル、いいですね。例えば、教育委員会で話を進めて、Ｊ１クラブでどんどんこういう算数ドリルを作っちゃうというのはいかがでしょうか。どちらのクラブにしても、元々積極的に選手の学校訪問をやっているクラブなので、更にもう一歩進んだ事例ですね。ユメセンなど選手の学校訪問がほとんどできていないクラブは、こういう企画の前にまず学校訪問をやる事から考えないといけませんね。
木町通小公式ＨＰ該当ページ：http://www.sendai-c.ed.jp/~kimachi/pp_blog/index.php?UID=1335152973

　次は「芝生化」の話。Ｊ１仙台では、「第５次中期経営計画」に基づき、県民参加型のプロジェクト設立と実践を通じたコミュニティの活性化の一環として「芝生化推進フォーラム」を開催。芝生化の理解や推進に役立てる事を目的に、「塩竈方式」による芝生化を推進し、維持管理や芝生文化についての基調講演を実施。
日　時：　５月11日（金）
会　場：　ユアテックスタジアム仙台　インタビュールーム
対　象：　宮城県内に在住で芝生化に興味がある人、宮城県内の幼稚園、保育所、スポーツ関係団体等
内　容：　基調講演　（社）宮城県サッカー協会　小幡会長

　こういう活動は、地元サッカー協会ばかりが行う傾向にありますが、仙台さんは自ら先頭に立って、Ｊリーグ百年構想を推進されています。これからも頑張って欲しいと思います。
Ｊ１仙台公式ＨＰ該当ページ：http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2012/04/post-814.html
Ｊリーグ百年構想公式ＨＰ該当ページ：http://www.j-league.or.jp/100year/lawn/

　　　
　こちらのクラブは、ボランティア組織もしっかりされ、活発のようです。ブログの更新はそれほど多くはないようですが、多くのメンバーが集い、皆さんの表情が生き生きしているところを見れば、いい組織である事がよく伝わってきます。注目は、後援会の存在。後援会は普通はどのクラブにも置かれている組織ですが、マンパワーの供給でも支援を担っている事がよくわかります。ボランティア研修会の様子を観ると、避難訓練や消火器訓練など活動も充実している様子。納会ではこちらの組織も選手が参加し、交流されています。
　こういう事例を見ると、活動内容が具体的にわかるブログの運営（いい活動記録です）、選手との交流などが、多くの参加者につながっているのではないかと個人的に思わせます。あの「クリスマスチャリティサッカー」も運営されたのですね。まさに、来場者へも地域へもホスピタリティに溢れた№１のＪリーグボランティア組織だと思います。
Ｊ１仙台ボランティアブログ：http://www.vegalta.co.jp/volunteer/

　全然違う話ですが、先日のＡＣＬで黄色いニーヤン選手が、ILOVEYOU（奥さん）Ｔシャツを披露しましたが、明日のホーム戦での選手チャリティーオークションに出品されるそうです。確かにレア物かもしれないが・・・微妙？