地域活性化・街づくり６８

　紹介コラムです。
　ファジの法人化前の「岡山からＪリーグを」運動時代に、大変お世話になった方がおられます。元日本政策投資銀行岡山事務所長で、現在は（財）日本経済研究所の専務理事をされている、傍士Ｊリーグ理事さんです。ドイツ在勤時代にヨーロッパ型の総合スポーツクラブを学ばれ、Ｊリーグ百年構想が生まれ、主なものでは「ご当地ナンバー」（倉敷ナンバー、柏ナンバーなど）も傍士さんの提唱だそうです。岡山時代には、サポーター数名と訪問した事もあり、一木会（2006年頃）でお話を聞かせていただいた事もあり、当ブログにとって今も「師匠」的存在です。お忙しい方ですが、今後も少しでも情報交換ができたらと思っています。地域振興について２つ事例があるので、紹介します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　まずは日経新聞の「フットボールの熱源」。「ご当地プレートとＪクラブ」として、バイクのご当地プレートの話です。国交省管轄の自動車プレートとは違い、1,250cc以下のバイクのプレートは、地元市町村が自由に製作できるもの。その「ご当地プレート」は、この１年で120まで急増。
　傍士理事のコメント
「ご当地プレートは、シティセールスの道具だけでなく、プレートを作ることによって、住民がアイデンティティを確認できる。自分達の町を色や形や絵で表すとどうなるのか。その答えがご当地プレート」
　と、これだけの数が登場しながら、Ｊリーグ関連のプレートは、ＦＣ東京の練習場がある小平市のみ。東京ドロンパが入ったカッコいいデザインです。他には、新しく、鎌ヶ谷市の「ファイターズタウン」のプレートが登場していますね。他の町はゆるキャラだったり、特産品だったりで、どこも同じような印象です。確かに、Ｊクラブのマスコットが登場してもいいですね。ファジ丸もいいと思いますが、他にもレイくんやガンズ君などもいいかも。こういう形が「地域に根を張る」事なのかもしれません。この記事をご覧になっている他のクラブ関係があれば、地元行政に提案されてみてはいかが。
　　　
　次は山陽新聞「内政・総合」ページ（4/22）に「岡山の可能性をカタチに」にというタイトルで、西川緑道のカフェテラス化の記事です。西川緑道で、「カフェテラスの席数が日本一多い街」を具現化したらどうかという提案で、５年前に「西川緑道公園から始める人間的まちづくり」という提言書を委員長を務められた市民懇談会で高谷市長に提出されています。
 先見の明がある岡崎市長（当時）が、街中に水路を作り、両側を車の通らない広い歩行者空間にしようとした構想でスタートしましたが、住民の反対を調整した結果、両側１車線ずつ車道を残した現在の姿になっています。
　記事では、「市民が集い、親しむ賑わい空間になるはずだったのに」「街中で唯一の緑陰や水辺の良好な自然環境をまちづくりに生かせるはずだったのに」「周辺の建物は西川緑道に見合う街並みを形成すべきだったのに」と、未だに実現できていない事を惜しまれています。
　桃太郎通りとあくら通りの500mの空間にカフェテラスが溢れる景色、市内の街路樹をつなげて、緑陰のプロムナードを作ろう、手始めは後楽園の森までつなげてはどうかと、ドイツのフライブルクをモデルとして出されています。様々な地域資源に恵まれながら、潜在力を生かせていないと言われる岡山。その可能性を結実させるにはどうすべきか、シリーズで寄稿してもらうと結ばれています。また、ご覧になって下さい。

　傍士理事は、２年前から岡山県の「おかやま晴れの国大使」に就かれています。「大使」とは、県外（全国）に在住し、さまざまな分野で活躍中の岡山県ゆかりの人で、県のＰＲ、意見や提言、イメージアップや魅力ある岡山県づくりを支援する人材です。名簿を拝見しました。有名メーカーの役員やマスコミ関係者など蒼々たるメンバーです。今後も来岡される機会もあるでしょう。日程が合えば、カンスタにも足を運ばれる事でしょう。また、お会いしてご意見をお伺いしたいものです。
傍士理事コラム：http://www.j-league.or.jp/document/hoji/
（財）日本経済研究所「ご当地プレート」ページ：http://www.jeri.or.jp/center/myplate/
岡山県公式ＨＰ「おかやま晴れの国大使」ページ：http://www.pref.okayama.jp/page/detail-3269.html

　カンスタで開催されたファジのホーム岐阜戦に行ってきました。その模様は明日。テンションが低い状態で帰宅しました。ゼロ封もですが、５失点もねぇ・・・