以前に車椅子プロバスケを紹介しましたが、今度は「マーダーボール」です。
先日、「王様のブランチ」だったと思いますが、TVで映画紹介されていて、こういうスポーツの世界があるんだ・・と感動した覚えがあります。
”殺し屋の球技”って物騒な名前ですが、実は車椅子ラグビーなのです。障害者スポーツと”マーダー”って不釣合いと感じますが、実は全然ハードなのです。10月7日に映画公開されていて、もっと早く紹介しようと思っていましたが、遅くなりました。と言ってもそういう映画があったこと自体知られていないのかな・・・
映画「マーダーボール」公式HP:http://www.klockworx.com/murderball/
戦車のようにカスタマナイズされた車イスで、相手をなぎ倒しす格闘技とも言える「ウィルチェアーラグビー」。世界ランキングは長くアメリカチームが常勝だったようです。映画ではそのアメリカにカナダチームが戦いを挑み、見事勝利。打ちひしがれたアメリカチームは2004年アテネ・パラリンピックに次の目標を定める。戦っていく各国チームの中に何と日本チームもありました。
この映画は今まで「障害者スポーツの祭典」のイメージが強かったパラリンピックを、ハードで激しい戦いの世界に塗り替えてくれました。 スポーツを通じて人生に意義を見出すお涙頂戴的なものから、ハンディキャップを越えたカッコいい存在として作り上げられたようですね。
ウィルチェアーラグビーは、四肢麻痺者等(頸髄損傷や四肢の切断、脳性麻痺等で四肢に障害を持つ者)が、チーム・スポーツをする機会を得るために1977年にカナダで考案され、欧米では広く普及している車いすによる国際的なスポーツです。日本では1996年にスタート。翌年に日本連盟が誕生。現在10チームが活動し、日本選手権もあるそうです。競技人口は約100人。現在日本の世界ランクは5位。岡山にもTEAM KAMIKAZEというチームが頑張って活動しているようです。
日本ウィルチェアーラグビー連盟公式HP:http://www17.ocn.ne.jp/~jwrugby/
10月11日現在、シネマ・クレール丸の内でも上映されているそうです。まあ私はDVD化したら、借りて家でじっくり鑑賞させていただこうと思います。
シネマ・クレール丸の内:http://www.cinemaclair.co.jp/