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監督、GMの力量9

2006-10-10 00:03:12 | サッカー(日本代表、W杯等)

 J1千葉の祖母井GMが任期切れでチームを去りそうです。
 祖母井氏とは・・・J1千葉統括本部長(GM)として1997年に就任。指揮官をクラブOB路線から欧州路線に切り替え、ベルデニック監督や、ベングロシュ監督ら大物監督を次々と招聘。同時に優秀スカウト陣を招いて、優秀な選手の獲得にも成功。ベルデニック監督で2001年に年間3位へと躍進させ、2003年にオシム監督を招聘した辣腕の持ち主です。
 コーチとしてドイツ留学経験があり、奥さんもドイツ人とか。ドイツ語が堪能で欧州に豊富な人脈も持つ。千葉との契約は今季いっぱいで、グルノーブルから、GMの就任要請が来ており、迷われているそうです。
          
 「オシムの言葉」によると・・・「他のアジアの国からオファーがあったら行ったのか?」という記者の質問に。「行っていないと思う。ユーゴ代表時代、イタリアW杯にウバガイが来ていた。その人間から誘われたというのはやはり大きかった。お互いが理解し合っている方がいいだろうとその時決めたのだ。ヨーロッパやサラエボからは遠いが、自分が挑戦したいという気持ちには勝てなかったということだ」との返答。
 世界中からオファーが舞い込む中、極東Jリーグの最低予算チームのジェフに決めたのは、乳母井GMの熱意だったとか。オシムは伊W杯の時に大阪体大を指導していた乳母井とその学生達が自分を訪ねて来た事を覚えていたそうです。ポストベングロッシュを探していた祖母井氏は、オシムの代理人からの「オシム監督が日本に興味を持っている」というFAXを手に取ると、他の候補者を削除した。このシーンは、結局どっちの売り込みが先だったのか不明。どっちでもいいけど。
 祖母井氏は猛アタック。1カ月間、毎日電話をかけて口説き落としたとか。なかなかYESと言わないオシムに対して、2002年暮れに直接欧州へ飛び、自らグラーツの自宅に足しげく通うなどして口説き落とし、この誠意が決定打となったとか。「直接会いに来たのは君だけだ」と。祖母井氏が来た時は、すでに独自ルートから入手した情報で、ジェフの全選手の名前と顔は把握してそうです。すごいー
 祖母井氏はその間、苦労も経験されています。2000年のシーズン終了直前の試合にはサポーターが、チーム低迷の戦犯としてベルデニック監督と祖母井GMの辞任を求めてスタジアムに立て篭もる騒ぎがあったとか。クラブはその後サポーターと話し合いの場を設け、これが現在まで続くサポーター・コミュニケーション・デーの元となったとか。苦労もされているんだ・・・
    
 祖母井氏の名言『日本人監督にも優秀な人材が出てきているが、市原はヨーロッパ・サッカー界が持っている100年間の叡智が欲しいんだ』
「祖母井」でググったら、「祖母井さんから見たオシム論」という資料が出てきました。
http://chibashi-fa.com/060410.doc ・・・千葉市協会の講習会の資料でしょうか。

 千葉はしんどいですね。確かアマル監督も来年までの契約じゃなかったかな。こういうGMの手腕というのは頼りになりますからね。GMか・・・

コメント (6)
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